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番外編 ⑨ (マルクロット国) 14歳

誤字・脱字がありましたら、申し訳ございません。

カルルーテスから【マルクロット国】まで約1年の航海を楽しんだ。


このマルクロット国では宝石や鉱石から作られている宝飾品や雑貨などが作られている。


スっと胸の前で手を差し伸べてきた。その行動にドキドキする鼓動。


「お手をどうぞ。愛しのルナ嬢」


行動にもドキドキしたが、ルーク様の言葉に高鳴る鼓動を体で感じながら、ルーク様の手をとった。


「ルーク様、ありがとうございます。


宜しくお願い致します」


顔がカーッと熱くなるのが分かる。きっと私の顔は真っ赤になっているのだろう。


ルーク様のお顔を覗き見すると、満面な笑みで送ってきた。もうね、イケメンの微笑みは眩しい! 眩しすぎでしょ!!


『ルナ、2年で美人に成長したのには驚いたよ。


他の男に掻っ攫われないように気をつけないとだねぇ、ルーク!』


横を見ると腕組みをして片方の眉をピクピク動かしているパパは威圧を発していた。その隣でパパの耳を引っ張り威圧を解いてくれたママは、パパを説教していた。


「い"だだだだだぁぁぁぉぁ!!


耳、耳がもげるからぁぁぁ!!」


「テオルが娘の恋愛を邪魔しようとしてるからでしょ!?


普通は威圧を出してルークを見るのは駄目! ルークは息子になる子なんだから、分かったの?」


「わ、悪かったよ。そうだよな、息子になるんだもんな。


娘と息子ができた俺達は幸運だよな」


「ふふふ。私ね、凄く幸せよ」


テオルの腕に抱きつくリビア。私のパパとママは今日もラブラブだ。マロンはパタパタとパパの方へ飛んで行き、肩の上へ止まり『ラブラブだね!』と、一言だった。


まず私達が訪れた場所は宿屋だった。4人部屋をチェックインし、長期の滞在の希望で朝食と夕食付き、4人で金貨6枚だったので金貨を渡し、部屋へと移動した。


私はベッドへダイブし、柔らかい布団が凄く気持ちが良くて瞼が重くなり、少し寝てしまった。



うっすらと目を開けると見たことない天井に驚いて飛び起きると、隣にはママとスオウが一緒に寝ていた。


(あのまま寝ちゃったんだわ)


まだ頭がボーっとする。あと少し……だけ…寝させて……。二度寝をしてしまった私だった。


夕食の時間になり、私達は食堂へ行き美味しい夕食を食べ部屋へ戻ると、ルーク様からデートのお誘いをされOKの返事をした私は、ママと一緒に明日の洋服を選んでいた。


「この白とピンクの洋服が良いんじゃないかしら?」


可愛い系の華ロリの洋服だ。


「うん! この可愛い洋服にする!


明日が楽しみだなぁ」


翌日になり。


髪を可愛く花のリボンと一緒に編み込まれていた。仕上げは少し化粧とピンクの紅をし、ママから声をかけられた。


「可愛くできたわよ!」


ゆっくりと目を開けて驚いた。鏡に映っているのが私なの?


「これが……私?」


ニッコリ笑うママ。


「そうよ。ルナは世界一可愛い女の子よ!


ナンパに気をつけるのよ?


まあ、ルークがいるのだから大丈夫ね」


ママと一緒に宿の食堂へ行くと、耳まで真っ赤にしたルーク様のお顔。パパは何に興奮しているのだろう?


「…………っ!


か、可愛い……」


「おいおいおいおい!!


おま、リビア! ルナをこんなに可愛くしてどうするんだ!


絶対に人さらいにあうじゃねぇか!?」


両腰に手を置いたママは論破した。


「テオル、女はデートするのに容姿を可愛くしたいと思うのは当たり前の感情よ。


私達の時だってそうでしょ?


ルークは騎士で強いわ。それに、ルナの愛しい婚約者なのだから守ってくれると私は信じてるわ」


頭に手をやるパパは、大きく頷いた。


「そうだな。俺達もそうだったな。


ルーク、ルナのことを頼むな!」


「はい、必ず守ります」


手を繋ぎ、可愛い宝飾品や雑貨を見て歩いていると、チラチラと男性が私を見ていたが、ルーク様の無言の威圧に恐縮していた。でもね、街を歩く女性がルーク様を見て瞳をハートにしていたが、私を見た女性は肩を落として去って行った。


私達は美味しいランチを食べ、雑貨を見て回ったあと、宿へと帰路についた。


私達はマルクロット国に1年近く過ごしたが、各領地を見て回ったが、領民に慕われていた。王族も偉ぶることなく民達のために国税の一部で助けていた。


「マルクロットっていい国だね」


『うむ、ワレの結界を張るに値するに相応しい。


明日の朝、次の国へ行くぞ?』


「うん。あと2ヶ所で終わるんだね」


『うむ、だが……最後の国は……覚悟しておくのだぞ?


今まで以上の衝撃があるからな』


意味深な言葉を残したスオウは、これ以上のことは教えてくれなかった。

数多の中から読んでいただきありがとうございます。


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