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ギルマス ⑤・ギルメン 視点

ルナが隣国へ行ってから何日経ったんだ?


あの鈴を転がしたように話したり笑ったりする声。花が咲いたように微笑んで笑う笑顔。あの可愛い顔を今すぐにでも見たい!


だが、俺にはやるべきことがある。


これをやりきらねぇと、ここを離れられない。ここの引き継ぎ者をエメルロ侯爵様が探してくれた。


ここには思い出が詰まった場所だったが、もう今は違う。俺が帰る場所は決まっている。アイツとあの子が待つ場所だ。


そこが俺の居場所だ。


んっ? ドルバルからの手紙?


「…………な…な、な、なんだとぉぉぉぉぉ!!!!


許さんぞっ!!」


奥からバタバタと走る複数の足音が聞こえてきた。勢いよく扉が開き。


「どうしたのよっ!?


何をそんな奇声をあげてるのよ!」


「そうよ! こっちは忙しいって時に!!」


ローランとライラは機嫌が悪いのか、俺は睨まれ怒られてしまったんだが。


「いや、ドルバルから手紙が届いたんだが……ルナの危機だ!!!!


悪い虫が付いたんだよっっ!!


くそっ、どこのどいつだ!


ルナは絶対に渡さん!!」


ローランとライラの後ろからレンまでも来やがった。


「恋をしたルナか。良いじゃないか、きっと初恋というやつだな!」


レンはローランを見て微笑んでいる。


この2人……まさか。ローランを見ると頬を赤らめてやがる。ライラはドルバルと恋仲なのは知ってるが、コイツらまでとは……。


ま、まさか、レイブンはドリアンと? ないない。それはねぇな、アイツが女に話しかける度胸はねぇ。絶対にねぇ!!


「あぁぁぁ、ルナァァァァァ!


会いたいぞぉぉぉ!!」


「ギルマス、うるさい!


会いたいのは私もよ! だから早く荷物整理してっ!!」

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