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ハンドメイダー異世界紀行⁈  作者: 河原 由虎
第一部 二章 そして事故?はおこった。
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034.本当に以下略アーティファクト







岩の出っ張った部分を打ち抜き、響き渡る発砲音は海に、砂浜に、吸収されて消えていくようだ。


だが耳は、痛くなるほどではないがビリビリする。

次出す機会があったら消音器(サイレンサー)かイヤマフも一緒に出してみよう。。


「・・・すげぇ・・・」


鳩が豆鉄砲食らったような顔でそう呟く大吉さん。


「まさか、のイメージ通りだったことにびっくりです。。。」


そうするとこの『手に丸い何かを持っている棒人間』は。。。。。。


「大吉さん───」


待てと、くちに人差し指を当ててこちらを見ている。

はっと私も周囲を警戒してみると。


大吉さんの後方、砂浜に1番近い近くの廃墟の方からキラリと輝く何かが確認できた。


「んーじゃぁそろそろ帰りますかー?」


「そうだな、あらかた試しは終わったしなー」


多分力の加減は可能と分かったし、後はなんとか喫茶店上の借りてる部屋で。。。


やったらダメかな???




中断されてしまった実験だが、分かったことがいくつかある。。。


これはかなり危ないものであると。。。。。






帰りはまたのんびり、自分のうろ覚えの街とこの街の違いを眺めて帰ることにした。


「廃墟が結構多いんですね。。。」


「ここらへんはそうだな。藍華は多分大丈夫だろうが、1人でこういうところを歩く時は気をつけるんだぞ?」


大丈夫っていうのはやっぱりコレか。踊る棒人間の指輪。


「そうですね、十分に気を付けます。」


チラッと大吉さんがこちらを見る。


「逃れる時は逃げ。

逃げれない時は思いっきりブチのめす。

ぶちのめした時は必ず証拠としてそいつのアーティファクトかレプリカを奪え。

警察にはソレの使用記録を見るためのアーティファクトがある。」


どこからか見られている気がするのは気のせいではないと、大吉さんの仕草からわかる。気がする。


「1個質問。羽は使いますか?」


クゥさんのアーティファクトを使用するかを聞いてみる。


「いや。必要は、ない」


やっぱりひとまず秘匿することに決めたのね。

了解。


「じゃぁ、私が使います。」


ジャラッと胸元からクゥさんのアーティファクトを元として作ったレプリカをだす。


「!!昨晩やってたのか。。。だが気を付けろ?基本は相手が使う前にぶちのめせ、だ。」


そんなこと言われても。。。

喧嘩自体したことないのに。

できるかしら。。。??


「頑張ってみます。」


私の作ったレプリカがどのくらいの力を持つのかは不明。とりあえず武器を出して対応してみようか。


大吉さんが歩を止めるのに合わせて私も止まる。


すると、前後を塞ぐようにガラの悪そうな連中が現れた。




次回は木曜か金曜あたりに。。。

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