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ハンドメイダー異世界紀行⁈  作者: 河原 由虎
第一部 二章 そして事故?はおこった。
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019. この世界にもあるんだどら焼き


「大吉さん・・・もう持てません。」


両手いっぱいの食べ物飲み物、袋に入れてくれたものもあって、かなりの量・・・


「そ・・・そだな。だけど悪ぃ、もう一軒だけ───」


そう言いながらまだきょろきょろと何かを探している。


「あ、」


何か、いや誰かを見つけたらしく一軒のテントの方へ向かう。


「おーぃ、やっちゃん!」


「大吉っちゃん!

久しぶりじゃねーか!!

元気してたか?」


やっちゃんと呼ばれた大吉さんと同じくらいの歳で、

外での仕事が多いのだろうか、白いTシャツがよく映える、いい色に焼けた肌をした長身の人。


首からはクリスタルがニョキニョキっと生えてきている感じのネックレスをしていた。クリスタルの中には雪の結晶、おそらく金属片タイプのものが入っていて、色は少し黄色く濁った感じがするけれど、底の方が夜空のようで綺麗だ。


店じまいも終わりらしく荷物をまとめていた。


「元気にやってるよ。お前んところはどうよ?」


「ぼちぼち、だな。

親父ものんびり畑仕事続けてるよ。」


「そっか、よかった!

ところでやっぱり売り切れかー。

お前んとこのどら焼き好きなのに。。。」


ぴく


「あぁ。。。ここしばらく砂糖が入ってこなくてなー。

ここしばらくどら焼きはやってねぇんだ。。」


どら焼き。。。?!!


「まじでか?!

うちのを回そうか。。。?」


「いや、悪いって。それに喫茶店に砂糖がなくなっても困るだろ。

お前んとこだってそんなに蓄えてはいねーだろうし。」


砂糖が手に入りにくいのかな?


話の内容からそんなことを考えていると、こちらを見て何か思いついたらしい。


「ぁあ・・・お前自身には甘〜ぃのがあるから店用のだけでいいってことか??」


「ふ・・・ふざけるな!

まだ会ったばっかりだっつぅの・・・・・・」


心なしか赤くなっている大吉さん。


つられて顔の温度が上がるわたし。


「冗談は置いといて、多分そのうち依頼がいくぞ。」


「砂糖のか?」


「いや、護衛だ。

ここのところ南の方の商隊が襲われててな。。

どこぞの盗賊がなんか強力なアーティファクトを手に入れたらしい。

警察では歯が立たなかったらしいから、

そこら辺覚悟しといたほうがいいぞ。。。?」


警察機関も残ってはいるのか。

あまり強そう?なイメージはわかないけれど。


「襲われた連中は無事なのか?」


「何人かやられたらしいとは聞いたが・・・無事な連中からも依頼がいくときに話は聞けるだろう。」


「そうか・・・・・・」


あれ。大吉さんは『何でも屋』みたいなこともやっているんだっけ??


「気を付けろよ?」


「あぁ、もちろん。」


「俺は毎週ここの市に出てっから。

ってか来週冷蔵庫の電源頼んでいいか?

そして隔週くらいで来い。どら焼きがなくてもなんか奢ってやるから!

お嬢ちゃんもな!」


そう言って器用にウィンクをする。


「ありがとうございます」


「おぅ!来週な。いくつ必要だ?」


「2つ。」


「じゃぁ料金は鶏2羽に卵1ダースで頼むわ」


「助かるよ」


金銭の感覚がわからない・・・

安すぎなような気もするけど。


助かると言っているから他のとこよりは安いのだろう。


「じゃぁまた来週な!」


そう言って市場を後にし、川沿いを少し行く。



食当たりしてしまって。

撃沈中。

おかしいところあったらごめんなさい。。。

(初稿up時)


美味しいものの話を書いてる時に食あたりしてたなんてww

軽く地獄だったのね自分wwww

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 018.初めての市場 と同じ内容ではないでしょうか。
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