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撥雲見天 第13章 分断される思想

 みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れ様です。

 アメリカ合衆国西側の、某州にある公園に、多くの人々が集まっていた。


 ヨーロッパ系アメリカ人だけでは無く、アフリカ系アメリカ人、アジア系アメリカ人等々、多くの人々が集まっていた。


 ここで開かれる集会は、反戦を主張し、大日本帝国とスペース・アグレッサーとの講和を実現させるというのを、市民から州議会、連邦議会へ提唱するための声を上げる・・・と、いうのを目的としている。


 反戦団体だけでは無く、反戦メディアも多数集結し、反戦団体の人に対し、取材を行っている。


「すみません。取材、よろしいですか?」


 反戦メディアの記者の1人が、反戦を主張する団体に属する、アフリカ系アメリカ人の壮年男性に、取材を申し込んだ。


「いいぞ。何を聞きたい?」


「貴方は、どうして反戦を、主張するのですか?」


「簡単だ。俺の息子2人は、ヨーロッパと南太平洋で、戦死した。陸軍省長官は、戦死した息子2人の無責任な戦死報告書を、送り付けてきただけだった・・・」


 感情的な物言いでは無いが、その表情から、静かな怒りを感じる。


「それは、どのような内容でしたか?差支えがなければ、教えて下さい」


 記者は、メモをとる。


「戦死報告書は、常に持っている。それを、ここで読んでやるよ」


「お願いします」


「『この度、南太平洋のオーストラリアで、スペース・アグレッサー軍と思われる爆撃機の爆撃により、大切なご子息様が亡くなられました。陸軍長官として、ご子息の死に、お悔やみを申し上げます』・・・たった、これだけだ」


 もう1つの戦死報告書にも、同じような事が書かれていた。


「俺を含めた息子2人は、ヨーロッパ系アメリカ人の差別や侮蔑に、ずっと耐えて来た。息子2人が陸軍に徴兵された時、『これまで、俺たちの事を見向きもしなかった政府のために、働く事が出来る。俺たちの働きで、政府のお偉方に俺たちの勇姿を見せつけてやるのだ。父さん、待っていてくれ、必ず、アフリカ系アメリカ人の、待遇改善に尽力するから・・・あの、英雄たちのように・・・』と言って、陸軍に行った。だが息子2人は、名誉の戦死を遂げたにもかかわらず、こんな簡単な戦死報告書を出しただけで終わり・・・だ。そんな事が、あっていいはずが無い!」


「2人のご子息の戦死について、まず、お悔やみを申し上げます。必ず、貴方と2人のご子息の意志を、記事にします。その前に、いくつか聞きたい事があります。いいですか?」


「いいぞ」


「では、最初に。あの英雄たち・・・と、いうのは南北戦争で北軍兵だった、アフリカ系アメリカ人たちの事ですか?」


「そうだ。北軍では、アフリカ系アメリカ人も、兵士として従軍した。歴史では、南軍の兵士たちによって、捕虜になっても正当に扱われる事が無かったが、実際は、北軍兵士たちからも差別や侮蔑を受け、同じ戦場で戦う戦友として扱われる事は無かった。だが、それでも差別や侮蔑に耐え、アフリカ系アメリカ人の待遇改善に尽力した」


「その話でしたら、自分も聞いた事があります。北軍は、人道的だったと伝えられていましたが、実際は逆だった。アフリカ系アメリカ人だけでは無く、他の人種たちにも、差別や侮蔑をしただけでは無く、南軍の仕業に見せかけて、アフリカ系アメリカ人や、それ以外の人種に対しても、虐待、暴行、殺害等を行ったと・・・」


「そうだ。負の歴史を、ヨーロッパ系アメリカ人は、伝えていない。自分たちが正義だと、思い込んでいる。だから、スペース・アグレッサー軍に、手酷い目に遭わされたのだ!」





 別の場所では、アンジェラ・バトラーが、フィルムカメラを持って、群衆を撮影していた。


「取材は、順調?」


 傍らから、声をかけられた。


「プラウトン氏」


 声をかけたのは、反戦団体の指導者であり先導者でもある、シンディー・プラウトンである。


「はい、順調です」


 バトラーは、カメラを下げた。


「ついに、ここまで来ましたね」


「ええ。すべては、貴女のお蔭よ」


「そんな、私は、何もしていません」


「そんな事は無いわ。貴女の撮った写真と記事が、アメリカ国民の反戦意識を高めてくれた」


「私は、私を救ってくれた老夫妻に、私に出来る事で、恩返しをしたいだけです」


 彼女は、記者としての初仕事で、大日本帝国に潜入し、スペース・アグレッサー軍の正体・・・(当時は、スペース・アグレッサー軍として、公式には認識されていなかった)正確には、大日本帝国の謎を、解明する事であった。


 そこで、警備が厳重である区域内に侵入し、区域内の中心にあった角張った建物を発見、その箱のような物から、無数のロケット弾が飛翔するところを見た。


 何枚かの写真を撮った時、スペース・アグレッサー軍の警備兵に発見され、同僚の先輩が拘束されてしまった。


 バトラーは逃走中に誤って崖から転落し、大怪我を負った。


 怪我により意識が朦朧とするなか、なんとか区域内から脱出する事に成功し、そのままふらつきながら歩き続けると、とある民家にたどりついた。


 民家の老夫妻がバトラーを発見し、警察に突き出す事も無く、家に匿ってくれた。


 怪我の手当をしてくれて、身体が治るまで、寝る場所と食事を用意してくれた。


 しかし、捜査機関も馬鹿では無い。


 捜査機関は、バトラーに懸賞金をかけ、情報提供を求めた。


 老夫妻は懸賞金によって、徴兵された息子を帰還させる事が出来る事に気付き(大日本帝国では、徴兵制度の一部が見直され、徴兵期間が満期を迎えていなくても、一定の金銭を支払う事で除隊が可能となる制度)、バトラーを、捜査機関に売った。


 だが、途中で考えが変わった老夫婦は、自分たちの行いを恥じ、色々な手を尽くして、彼女を逃がしたのだった。


 バトラーは、幸運にも大日本帝国の捜査機関からの追跡を逃れ、アメリカ本土に戻る事が出来た。


 彼女は、老夫妻から受けた温情に感動し、戦争をやめさせる方向に持っていこうと、考えた。


 そして父親に、その老夫妻から受けた恩義に付いて、包み隠さず語った。


 彼女の父親は、連邦議会の下院議員であり、主戦派であった。


 父親は、娘の話を聞いた後、2日間書斎に籠って出て来なかった。


 3日目の朝、書斎から出て来た父親は、バトラーには理由を告げなかったが、反戦活動家として活動しているシンディー・プラウトンの話をして、会うようにと薦めて来た。


 何故父が、そんな事を話したのか、その時は理解出来なかったが、連邦議会で父が突然、自分の持論であった主戦論を覆し、講和を主張した。


 バトラーは、それをラジオのニュースで聞いた。


 当然、主戦論を主張する他の議員や国民からは、激しい非難を受けたが、父は怯む事無く、講和を主張し続けている。


 父は、自分の心の内を、未だにバトラーに語っていない。


 父の気持ちは父にしか、わからない・・・しかし、バトラーは自分が正しいと思った事を貫こうとする父の姿勢を、誇りに思った事は言うまでもない。





 プラウトンは、開戦後まもなく、婚約者をスペース・アグレッサー軍と大日本帝国軍によって殺された。


 普通であれば、婚約者を殺した相手を憎んでも、仕方ない事だっただろうが・・・


 しかし、それはアメリカ政府と軍部の、南太平洋の防衛計画に不備であった事が原因で、それにより、婚約者を含む多くのアメリカ人が戦死したという事実を知った時に、彼女の悲しみと怒りの矛先は変わった。


 婚約者を含む、多くのアメリカ人の死の真相を隠して、大日本帝国との戦争に踏み切る連邦政府や軍上層部に、深い疑念を抱き、反戦活動に身を投じる事になった。


 そんな経歴を持つ女性である。


 バトラーはプラウトンに密着取材をし、彼女の主張と行動を撮り続け、アメリカ全土に伝えた。


 その結果、アメリカ全土で、反戦家たちが立ち上がり、反戦活動が本格化した。


 アメリカ政府も議会も、講和に傾きつつあり、反戦活動家の行動が、少しずつではあるが、実を結ぼうとしている。


「でも、まだ始まったばかりよ」


 プラウントンは、決意のある表情で、つぶやいた。


「はい。まだ、講和が確実に成立した訳ではありません。4ヵ国連合軍は、ハワイ会戦で敗退しました。アメリカ議会では、無条件降伏を主張する派と、講和を主張する派と、徹底抗戦を主張する派に分かれています。今でも、徹底抗戦を主張する主戦派が、議会の過半数を占めています。アメリカ国民の中にも、徹底抗戦を主張する主戦派が、過半数です。これからの道のりは長いです」


「そうよ。でも諦めない。亡くなった人たちのためにも・・・」





 公園の中央付近に設置された演説台に立ったプラウントンは、群衆たちの注目を浴びた。


 プラウトンは、深呼吸した。


「今日、ここに集まって下さった皆さんに、心から感謝の意を述べます。ありがとうございます」


 プラウトンは反戦団体の代表として、反戦団体に属する者たちに、お礼の言葉を述べた。


「今、この時も、世界では多くのアメリカ軍将兵が、スペース・アグレッサー軍と戦っています。そして、多くの犠牲者を出しています。彼らが、何故、この世界に来たのか?侵略し、自分たちの都合のいい世界を作るためでしょうか?それは違います。スペース・アグレッサーが、ここに来たのは、平和な世界を構築するためです。彼らの歴史では、今後、アメリカを含めて、この世界規模の大戦の戦勝国、敗戦国は、混沌の時代を迎えます。80年後・・・私たちの孫又は曾孫に当たる世代は、悲惨な時代を生きる事になります。彼らは、そんな混沌な時代を回避するために、この時代に来たのです」


 アメリカ合衆国のメディア業界は、スペース・アグレッサーの存在が確認された時から、非公式公式を問わず、持てる力を最大限に活用し、調査を行っていた。


 最初にイギリス政府とドイツ政府が、正式に彼らの存在を公式に認めてから、メディア業界は、彼らの目的を掴もうと躍起になった。


 彼らの取材が、スイスで出来るようになると、アメリカの大手、中小のメディア業界は記者たちを現地に派遣した。


 そして、スペース・アグレッサーから、この時代に来た目的を、知る事になった。


 バトラーが属する新聞社は、スイスに高等弁務官事務所を設置しているパシフィック・スペース・アグレッサーに取材を申し込み、取材をする事に成功した。


 プラウトンの脳裏に、記者が質問した内容に答える、スペース・アグレッサーの駐在武官の回答が過った。


『アメリカ合衆国の世論では、貴方がたが、この時代に来たのは、侵略であると主張していますが、貴方がたは侵略目的で来たのですか?』


『それは違います。我々は、侵略目的で、この時代にタイムスリップして来たのではありません』


『それでは、何のために?』


『我々がこの時代に派兵して来たのは、恒久的世界平和と核無き世界を、構築するためです』





 プラウトンは、彼らの言う世界平和への思いを、信じる事にした。


「主戦派は、彼らの唱える世界平和には、まったく耳を傾けず、侵略し、世界を蹂躙し、自分たちを奴隷にすると述べていますが、それは違います。その例として大日本帝国が、いい例だと思います。大日本帝国は、彼らの存在を受け入れ、スペース・アグレッサーの技術提供を受けました。大日本帝国は、新しい国家として、生まれ変わりつつあります。もしも、主戦派の言う通り、侵略が目的ならば、大日本帝国は侵略され、国土は蹂躙され、人々は奴隷にされていたでしょう。しかし、そうではありません。ここにいるバトラー氏が、証人です」


 プラウトンは、前席でメモをとっているバトラーを見た。


「彼女は、大日本帝国に潜入し、市民生活も見ています。市民の生活は、戦争中ではありますが、とても穏やかで、子供たちは野原で、遊んでいました。そのような生活を、蹂躙されていると言えるでしょうか?私は、はっきりと言います。言えません!」





 その時、軍用車が反戦団体のいる公園に、突入して来た。


 次々と現れた軍用トラックの荷台から完全武装した州兵たちが降りて来た。


 あっと言う間に、州兵たちは反戦団体を包囲した。


「この集会は、中止だ!!即刻解散しろ!!従わない者は、州法に則って拘束する!!」


 手にM1911を持って、指揮官らしい大佐が、居丈高な口調で叫ぶ。


「何が、目的ですか?」


 プラウトンは演説台から降り、大佐の前に立った。


「簡単な話ですよ。不愉快な反戦活動の集会を、解散させるためにですよ。ついでに代表者たちの拘束も目的ですが」


「それは、アメリカ合衆国憲法で保障されている集会の自由に反するのでは、この反戦活動に関しては、事前に州政府に許可をとっています」


「州知事が、その許可を取り消した。よって、アメリカ合衆国憲法には、一切触れる事は無い」


 プラウトンたちが行っている反戦活動の開催地の州は、主戦派が過半数を占めている州である。


 当然、州知事も主戦派である。


 何故、そんな場所で開催したかというと、主戦派の人々に違う空気を感じて欲しいという事もあって、主戦派の裏庭で反戦活動を行う事にしたのだ。


 当然、それに対する妨害を受ける事は、十分予想されている。


 そのために事前準備は、念入りにやった。


 役所に何度も足を運び、集会の趣旨の説明は十分にしたし、警察署にも、それらの説明をした上で、州政府からの許可を取ったのだ。


 もちろん何だかの理由で、州政府から集会中止の指示があった場合、それに従うつもりであったが、許可の取り消しの通達は、一切受けていないのだ。


「君たちは、州知事からの中止の指示を無視し、集会を強行した。この場合、どちらが法を破っていると、見なされるかね?」


「そんな通達は、受けていません!」


「それは、おかしいな。君たちとは別の公園で、主戦派の団体も集会を開く予定だったが、州知事の集会中止の通達を受けて、そちらの団体は集会を中止している。これから判断出来るのは、君たちが許可の取り消しの通達を、意図的に無視したという事実だけなのだが」


「そんな・・・」


 大佐の言葉に、プラウトンは絶句した。


 確かに、大佐の言っている事が事実なら、彼の主張は決して理不尽では無い。


 州知事や、州議会から見れば、中止要請を無視された事に危機感を感じて、州軍を動員したのは、連邦法や州法に則っての権利である。


「後は警察署で、ゆっくりと話を聞かせてもらおう。連れていけ!」


 大佐は、自分の後ろに控えている兵士に、プラウトンの拘束を命じた。


「ちょっと待て!!」


 群衆の最前列にいた記者が、声を上げる。


「中止要請が出たのが本当なら、うちの社にも、事前に連絡が入っているはずだ!場合によっては、中止命令が出る可能性がある集会であるからな。しかし今朝、私が社に確認の電話を掛けたが、そんな連絡は入っていないと言われた。プラウトン氏が、中止命令を無視しているというのは、そちらの言い掛かりでは無いのか!?」


「何だと!?」


 記者の言葉に大佐は、気色ばむ。


「もしも、何だかの不手際で、中止要請が届いていないとして、そちらの主張を通すなら、まずは、州政府の関係者か警察官が、出向いて来て、改めて中止を通達するのが筋だろう!!それを、いきなり武装した州軍が出動して来るなど横暴だ!!法を破っているのは、アンタたちだ!!」


 別の記者も、声を荒げる。


「「「そうだ!!そうだ!!」」」


「「「自由を侵害する輩の横暴を、許すな!!!」」」


「「「迫害者は、出て行け!!!」」」


「「「帰れ!!!帰れ!!!帰れ!!!」」」


 群衆から、『帰れ!!』の、大合唱が始まる。


「ぐぬぬぬ・・・」


 大佐の顔が、見る見るうちに、怒りで赤くなっていく。


 パン!


 大佐は、空に向かって、M1911の引き金を引く。


「「「・・・!!!」」」


 もちろん、これは警告のつもりではあるのだろう。


 シュプレヒコールを、上げていた群衆が、水を打ったように静まった。


「黙れ!!黙れ!!」


 大佐は、大声で叫ぶ。


「ここにいる者全員を、公務執行妨害と破壊活動及び騒乱罪で拘束しろ!!」


 命令を受けた州兵たちが、威嚇する様にM1ガーランドを構える。


「止めなさい!!!」


 プラウトンが、叫んだ。


「大佐!先ずは部隊を、この公園から出て行かせて下さい!!その上で、話し合いに応じます!!中止命令の件に関しては、私たちと貴方たちの間で、重大な誤解が生じています。私たちは、テロも暴動も起こす気はありません!ただ、平和を訴えたいだけなのです!」


「黙れ!!!」


 プラウトンの説得に耳を貸さず、大佐はプラウトンの腕を取って後ろ手に捩じる。


「・・・!・・・!」


 苦痛に、プラウトンは悲鳴を上げた。


「やめろ!!!」


 前列にいた青年が、プラウトンを助けようと、大佐に飛び掛かった。


「・・・!!・・・このぉ!!!」


 大佐は、M1911のグリップで青年を殴りつけるが、青年は怯まず大佐からプラウトンを引き剥がそうと、大佐の右腕に、しがみ付く。


「このぉ!!!」


「駄目ッ!!!」


 青年の腹部に膝を入れた大佐が、倒れかかった青年に銃口を向ける。


 パン!!


 1発の銃声が響き、群衆は静まり返った。


 プラウトンは、額から血を噴き出しながら、ゆっくりと地面に倒れる。


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


 数10秒間、重い沈黙が流れる。


 大佐も、発砲したのは警告を目的としていたのだろう。


 まさか、プラウトンが倒れた青年を庇いに割って入って来るとは思わなかったのか、地面に倒れたプラウトンを、呆然とした表情で眺めて固まっている。


「きゃあぁぁぁぁぁ!!!」


 女性の悲鳴が、沈黙を破った。


「き、貴様!!」


 1人の男が、大佐に殴り掛かった。


「この、人殺し!!!」


 その男の行動と共に、群衆たちの理性が完全にプツリと切れてしまい、一斉に州兵たちに襲い掛かった。


「暴徒の数が、多すぎます!!」


「これでは、対応出来ません!!」


 怒りに我を忘れた民衆を前にして、威嚇発砲程度で鎮めるのは、もはや不可能。


 州兵たちの報告に、部隊指揮官が苦渋の決断を行った。


「仕方ない。銃火器の使用を許可する!!」


 部隊指揮官の命令で、公園内に無数の銃声が響いた。

 撥雲見天 第13章をお読みいただきありがとうございます。

 誤字脱字があったと思いますが、ご了承ください。

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― 新着の感想 ―
[一言] プラウトンさん、青年を庇って射殺されてしまいましたか。本当に無念でしょう。それと、部隊指揮官は最悪な決断を下しましたか。主戦派と講和派の内戦のきっかけになるか。 銃を抜く覚悟があるなら、死も…
2021/05/10 14:32 退会済み
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