マレーの虎 第14章 梟廬一擲の任務
みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れさまです。
菊水総隊マレー方面司令部は、大日本帝国陸軍南方軍第25軍司令部庁舎に隣接する建物を借り、任務部隊司令部を置いた。
石垣達彦1佐を指揮官として、麾下に新世界連合軍連合陸軍、陸上自衛隊、多国籍特殊作戦軍等から選抜された、合同任務部隊が置かれている。
石垣は、指揮官である石垣1佐に呼ばれ、執務室に出向いた。
「失礼します」
執務室に入室した石垣は、兄である石垣1佐以外の将校や幹部たちと、顔を合わせた。
「石垣2尉。君には、ある任務を任せる」
兄が、単刀直入に言った。
「マレー半島攻略のために、ハリマオこと谷豊が率いる抵抗軍は、開戦以来、マレー半島各地のイギリス軍の施設や、インフラ設備に対し、攪乱工作及び破壊工作を行っていた。しかし、イギリス軍及びマレー半島の親英派義勇軍と民兵部隊からの、対ゲリラ戦や掃討戦等で、かなりの損害を出し、抵抗軍内部でも、我々に対する不信感が高まっている。そこで、石垣2尉には、ハリマオと、彼の配下の抵抗軍と接触し、ある程度の不信感を緩和する為に、交渉を行って欲しい」
「不信感・・・ですか?」
石垣は、首を傾げた。
「どうしてですか?彼らには、自己及び他人を守るための武器、弾薬だけでは無く、医薬品や日常品等の提供を行っています。どうして、不信感が・・・?」
「それが、人間だからだ」
弟の疑問に、兄は即答する。
「確かに、彼らは土地勘があり、盗賊出身という事もあって、我々以上に優秀だ。しかし、敵も我々と同じように、現地民に戦う技術を与えた。そうなれば、彼らをあぶり出す方法は、いくらでも思い付く。いかに強力な武器を提供しても、所詮は個人携行火器だ。戦車や戦闘爆撃機による空と陸からの攻撃を受ければ、どうする事もできない」
石垣1佐からの説明を受けても、石垣は、あまり理解できなかった。
「1佐。我々は、開戦前から彼らと接触し、最低限の生活保障と社会保障を与えました。それでも、駄目なのですか?」
「我々だけが、すると思うか?敵も同じ方法で、現地民を懐柔している。特に植民地支配に手慣れているイギリスは、これまでの待遇を見直し、待遇の改善等を、イギリス国王の名の下で、行っている」
「わかりました。謹んで任務を完遂します」
石垣が、任務を承諾すると、石垣1佐から付け加えられた。
「メリッサ・ケッツアーヘル少尉及び任春蘭中尉が率いていた旧部隊から、選抜された特殊部隊兵士たちで編成した1個混成小隊を同行させる。ただし、その任務は、石垣2尉の護衛だ。戦闘部隊では無い。いかなる状況下になろうと、武器の使用は禁ずる。あくまでも正当防衛叉は緊急避難の場合のみだ。交渉相手等に武器を使った実力行使は、厳に禁ずる」
石垣1佐が注意事項を伝えた後、石垣1佐の隣に立っている幕僚の2等陸佐が、付け加えた。
「今回の任務は、極めて困難である。交渉が失敗すれば、東南アジアの戦線は、縮小どころか完全な泥沼化となる。厚木航空基地の時と、同じようには行かない。あの時は、1名を除いては、石垣2尉と側瀬3尉以外は、台本が用意されていたが、今回は、台本は無い。よって、アドリブも無い。完全な一発勝負だ」
2佐からの注意事項を受けて、石垣は胃の痛みを感じた。
「大丈夫、大丈夫よ、たっちゃん。そんなに緊張しなくても、失敗する時は、必ず失敗するし、成功する時は成功する。何事も、当たって砕けろのポジティブ精神!イケイケゴーゴー!!」
芝が、石垣の背中を叩き、豪快な笑い声で告げた。
「いや、あの・・・全然、フォローになっていませんから!」
「辻中佐。今度は台本通りに、お願いする」
霧野が、後ろで控えている辻に、告げた。
「それでしたら、今度は、ちゃんと台本を渡してください。台本無しで、アドリブなんて聞いた事ありませんよ」
そもそも、厚木基地の1件で、唯一台本を渡されていなかった辻が、猛然と抗議をする。
「ほう~、作戦の神様と言われた名参謀から、そのような言葉を聞くとは思わなかった。白黒の映画で、ローマ市を舞台にした恋愛映画の、とあるシーンで、主人公が人の顔の石版の口に手を入れて、手を袖に隠して、手が無くなるというアドリブをして、大ヒットした作品が、あるだろう。中佐なら、あんな感じでやれるだろう?」
「無理!無理!無理!無理!無理でしょう!!第一、小官は軍人であって、俳優ではありません!!!」
霧野の無茶振りに、辻が叫ぶ。
「この任務を成功させるのは、その恋愛映画の主人公役の俳優と、ヒロイン役の女優でも不可能です!」
今回の任務に、その映画は・・・参考にならないと、思うが・・・
霧野の無茶振り云々より、辻が、その映画を知っているという事に、執務室にいる面々は、微妙な表情を浮かべていた。
あちらこちらで、微妙なコントが始まっているが、そのおかげで、石垣の胃が少し楽になった。
石垣が外に出ると、メリッサ、任、側瀬の3人が待っていた。
メリッサと任の背後に、6人の兵士たちがいる。
「まずは、紹介をするわ」
メリッサが、背後で整列しているOCPデジタル迷彩服姿の兵士に振り返った。
「彼が分隊先任下士官、ヘルナンデス曹長、分隊無線手兼狙撃手のリー1等軍曹と、分隊衛生兵兼爆発物取扱兵のグリーン1等軍曹」
メリッサが部下たちの紹介を終えると、任が自分の部下たちを紹介した。
「分隊先任士官の高三級軍士長(曹長クラス叉は1等軍曹相当)、分隊狙撃手兼偵察手の候上士、分隊機関銃手兼観測手の段上士だ」
任が部下の紹介を終えると、彼らは簡単に石垣と側瀬に挨拶した。
側瀬を加えた9人の分隊が、石垣を護衛する。
隊長は、メリッサ・ケッツアーヘル少尉で、副隊長は任春蘭中尉である。
「あの・・・1つ、聞いていいですか?」
「何かしら?」
「何だ?」
石垣の問いかけに、メリッサと任が、振り向く。
「階級では、任中尉が、先任ですけど?」
「階級だけで言うならそうだな。しかし、実質的に言えば、メリッサは元中尉だ。それに私よりも、こういった人心獲得術は、彼女の方が詳しい。だから、彼女を指揮官にした」
任が、説明した。
石垣も、彼女が元中尉で、ある任務の結果で、中尉から少尉に降格した事は、新世界連合軍連合陸軍参謀本部人事部からの身上書で知っている。
彼自身も詳しくは知らないが、中央アジア某国で発生した民族紛争が激化し、国内は内戦状態になった。
メリッサが率いる特殊部隊は、いち早く現地入りし、逃げ遅れた在留外国人の救出及び保護を行った。
その任務の途中で、とある医師団(外科医2名内科医2名、看護師6名)が、紛争地域のブラックゾーンで、医療活動を行っているという報告が入る。
すでに現地政府は壊滅し、無政府状態となり、警察も軍隊も自然消滅した状態だった。
彼女の部隊は、現地に派遣され医師団保護に成功・・・しかし、医師団は、戦火から逃れた患者たちも避難させる事を要求した。
NATO軍を中核とした国連軍は、在留外国人の救出は許可していたが、現地の難民の救出及び保護は、許可していなかった。
医師団たちが保護しているのは、2つの民族が始めた紛争に巻き込まれた、少数民族であった。
メリッサは、上層部と対立しながらも、医師団及び難民を保護し、隣国を目指した。
途中、国連軍から近接航空支援及び搬出用ヘリの派遣が中止され、メリッサと部下7人は、孤立無援の状態で、国連軍の前線拠点がある隣国に退避した。
この時、彼女は部下2名を戦死させ、2名の重傷者を出した。他の3人も軽傷だった。
・・・と、ここまでであったら、戦争映画等で、よくある話ではあるが・・・
現実は違う。
帰還後、メリッサには、一連の司令部の命令無視に対する、調査委員会が開かれ、その後の、査問委員会、懲罰委員会で、少尉への降格と勲章授与の見送りが決定された。
アメリカ軍内での査問委員会とは、日本の一般の裁判でいうところの、刑事事件等の一審と同じと考えれば、わかりやすい。
但し、一般の裁判と違い、弁護人は付かない。
ここで出た処分に不服だった場合、二審にあたる軍法会議(高等軍事裁判)に上申できる(この場合は、弁護士を立てることができる)。
在日米軍の軍人が起こした犯罪に対し、よく反米感情をもった政治家や団体やマスコミが、軍法会議にかけられていないと、批判をしているが、査問委員会等にかけられて、処分が決まった時点で、一審は終了しているという事になるのだが・・・
そして、民間人と同程度の犯罪だったとしても、処分は民間人より重い場合が多い(これは、軍人という特殊な職業故である)。
もちろん、批判や反対の意見を述べるのは、とても大切な事である。
ただし、その点も、きちんと伝えなければ、フェアでは無いし、意見の正当性が無くなると思えるのだが・・・
単純に考えれば、命懸けで民間人を守り切ったメリッサの行動は、褒められこそすれ、批判される事ではないはずである。
個人ならそうなのだが、これが、軍事に関わると、国やら、政治やら、外交やらという、面倒な柵が発生する事になる。
それだけではなく、メリッサの行動が、救助任務の断念の指示を出した、父親の顔に泥を塗ったに等しいとなっては、軍上層部としては、法的に懲戒処分は下さなかったが、すべてを不問にする処置が出来なかった、というのがある。
石垣が、知っているのは、ここまでであった。
メリッサと任が指揮する、それぞれの分隊を編成した小隊は、出動前の武器、装備点検を行った。
「失礼します。石垣2尉は、どちらですか?」
訛りのない日本語で、石垣たちの天幕に、連合支援軍陸軍に属するマレーシア陸軍の迷彩服を着た兵士が入ってきた。
「自分ですが、何か?」
89式5.56ミリ小銃を点検していた石垣は、手を止めた。
「新世界連合軍連合支援軍陸軍マレーシア旅団のアイダン・シティ・ビン・ハッタ特技軍曹です。石垣2尉の、専属通訳を命じられました」
ビン・ハッタ特技軍曹と名乗ったマレーシア旅団の下士官は、日本人である石垣が聞いても、違和感が無いレベルの日本語だった。
彼の手には、マレーシア陸軍空挺部隊叉は特殊部隊の一部が導入しているG36Cが、握られていた。
「君がそうか、話は聞いている。マレー語は、ほとんど話せないから助かるよ」
石垣は、そう言った後、ビン・ハッタにコーヒーを出した。
インスタントコーヒーの粉が入った瓶からスプーンを出して、インスタントコーヒーの粉を紙コップに淹れた。
天幕内には、ガスコンロとポットがあり、石垣は、インスタントコーヒーの粉が入った紙コップにお湯を淹れる。
「砂糖やミルクは、自分で淹れてくれないか、マレー人は甘党と聞くけど、それでも個人差があるからね」
「お気遣いに感謝します」
コーヒーが入った紙コップを受け取り、ビン・ハッタは、角砂糖とミルクをタップリ淹れたコーヒー(コピ)を、美味しそうに飲んでいる。
これに関して、石垣にそれとなく、情報を教えてくれたのは、指揮母艦[信濃]酒保店長の桐生であった。
後付けで色々改装された、戦艦[大和]と異なり、[信濃]は設計の段階から、こういった娯楽要素のある設備が組み込まれている。
[大和]の作戦室と喫煙室にあった、セルフコーヒー(無料)の機械も、[信濃]では、士官食堂や下士官以下が利用する食堂にも設置されている。
それ以外にも、酒保には専用の厨房があり、大日本帝国海軍では定番の、お汁粉やラムネに加えて、唐揚げやフライドポテト、ソフトクリームも提供できる。
桐生に、おでんや中華まんの機器も導入予定だと聞かされた時には、「やり過ぎでしょう!」と、突っ込みを入れたら、「軍隊は胃袋で動くと、ナポレオンも言っているでしょう」と、返された。
酒保には、エスプレッソマシーンもあり、カフェオレ等も提供できるが(こちらは、有料)、
石垣は、試飲要員として、様々なコーヒーフレーバーを、腹がタッポンタッポンになるまで飲まされたが、そんな中に、馬来風珈琲なる物があった。
石垣的には、甘過ぎて無理と言うのが感想だったが、マレーシアでは甘いコーヒーが一般的だと、桐生に聞かされていた。
ここで、この知識が役に立つとは思わなかったが・・・
石垣が、ビン・ハッタと個人的に、コピの話で親交を深めている頃、側瀬はもちろんの事、メリッサと任も、武器、装備の点検が終わり、その部下たちも、コーヒー等やカードゲームで時間を潰していた。
石垣は改めて、全員の銃火器を見回した。
側瀬とメリッサ、任の武器、装備は変わらないが、2人の婦人将校の部下たちの個人装備は・・・
ヘルナンデスは、M60E4汎用機関銃を携行する機関銃手だ。
背嚢には、個人携行対戦車弾であるAT-4を固定している。
リーは狙撃手であるため、対物狙撃銃であるM107を装備している。
近接戦闘に備えるためなのか、MP5A1もある。
グリーンは、SCAR-Hの6.8ミリ新小銃弾仕様を携行している。
任分隊は、03式自動歩槍を携行している。
石垣の通訳であるマレーシア陸軍のビン・ハッタは、G36Cを携行している。
出発時刻になると、目的地手前まで、汎用ヘリコプターである連合陸軍に属するアメリカ陸軍航空部隊のUH-60Aで空輸される。
時刻は夜間であるため、暗闇に乗じて、目的地まで潜入する事ができる。
安全地帯でも無ければ、危険地帯でも無い、グレーゾーンと呼称すべきエリアだ。
ハリマオ配下の抵抗軍もいれば、それに属さず、敵対的姿勢を見せる現地民兵や義勇軍もいる。
昼間に飛べば、即攻撃を受ける可能性が高い、危険な地区だ。
さらに、ジットラ・ライン要塞陣地の偽装飛行場から、たびたび戦闘機や戦闘爆撃機が離陸している。
そのための、夜間飛行だ。
「着陸まで、5分!」
機長の声が、ヘッドセットに響く。
「5分!暗視装置装着!」
メリッサが、叫ぶ。
彼女の部下たちは、AN/PSQ-20を起動する。
任の部下たちも、暗視装置を起動させる。
「目標上空で、ホバリングする」
UH-60Aが、ホバリングすると、ロープが投下された。
「降下!」
メリッサの指示で、4人が一斉に、ファストロープ降下した。
第1陣として、メリッサと彼女の部下たち3人が降下し、周囲を警戒する。
第2陣として任とその部下たちが降下し、同じく警戒配置に付く。
「クリア」
メリッサの合図で、石垣と側瀬、ビン・ハッタが、ファストロープ降下した。
「フレースヴェルグ、フレースヴェルグ。こちら、フレースヴェルグ実働隊。聞こえるか?」
メリッサが、分隊無線手兼狙撃手のリーから、受話器を受け取り、交信する。
この作戦期間中のコールサインである、フレースヴェルグとは、北欧神話に登場する鷲の巨人である。
世界で発生する風は、すべてフレースヴェルグが起こした物だと言われている。
「こちらフレースヴェルグ。実働隊どうぞ」
マレー半島上空のどこかで飛行する、対地版早期警戒管制機であるE-8C[ジョイントスターズ]が、無人偵察機の情報等を元に、作戦の指揮を行っているだろう。
「無事に降下完了。欠員者なし。火力支援部隊及び緊急対応部隊の状況は?」
「問題無い。火力支援部隊のAC-130J[ゴーストライダー]が到着した。これから実働隊の火力支援を行う。緊急対応部隊は、前線拠点で陸上自衛隊のAH-64D[アパッチ・ロングボア]2機と、連合陸軍第1空挺軍強襲作戦航空団SA330[ピューマ]2機と、それに分乗した緊急対応部隊が待機している」
緊急対応部隊は、第1コマンド落下傘旅団第1コマンド大隊から選抜された、15名のコマンド兵と、陸上自衛隊第12機動旅団第13普通科連隊から選抜された、山岳レンジャー15名の計30人で編成された、緊急対応部隊である。
「こちら実働隊。了解」
メリッサは手話で、前進する指示を出した。
石垣は、メリッサの背後に配置されているため、89式5.56ミリ小銃の銃口を下げた状態で前進する。
石垣は、個人用暗視装置であるJGVS-V8を、黒色の鉄帽に装着している。
因みに石垣と側瀬は、青色を基調としたデジタル迷彩服では無く、海上自衛隊陸警隊仕様の迷彩服2型を着用している(2人の陸警服は、官給品では無く中古品で購入した物だ)。
「木の上も、しっかり見ろ!」
後衛の指揮をする任が、無線で部下たちに注意する。
任の背後にいるのは、側瀬である。
石垣は、木の上も確認する。
暗視装置であるため、暗闇でも昼間と変わらないレベルで、視界を確保できる。
メリッサ分隊と任分隊は、夜明け前には現地協力者が待つポイントに移動した。
「協力者との接触は、2時間後。ここで、休憩をとる。見張は30分交替。休憩中に朝食をすませるように」
メリッサが腕時計を確認しながら、部下たちに伝えた。
石垣は、地面に腰掛けると、倒木に身体を預けた。
「さすがに、南方のジャングルは暑いな・・・」
水筒の蓋を開けて、水を少量飲む。
水を少量しか飲まないのは、水の節約である。
水筒には9リットルの飲料水が入るが、ジャングルでは、都合良く水を確保する事は、できない。
石垣たちは行軍中に、塩分を補給するため塩飴を舐める。
塩飴には、熱中症予防だけでは無く、疲労回復の効果も得られる。
大日本帝国陸海軍でも、塩飴は必需品であった。
これだけでは無く、氷砂糖も常に携帯し、行軍中及び戦闘中に舐めていた。
これは、集中力の向上と疲労回復だけでは無く、さまざまな病への予防処置の為である。
兵士は常に、健康第一である。
強い身体を維持するためには、あらゆる予防処置が大事である。
予防処置を行った上で、強い身体を維持できるのだ。
強い身体とは・・・逆に言えば弱点だらけ、という事だ。
例えるなら、機械も油を注さなければ、すぐに壊れるし、不純物が多い燃料を入れれば、すぐに使い物にならなくなる。
マレーの虎 第14章をお読みいただきありがとうございます。
誤字脱字があったと思いますがご了承ください。
次回より、ハリマオが登場します。
投稿日は10月2日を予定しています。




