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真紅の旗 其れは革命の色 第18章 奇策 前編

 みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れさまです。


[みょうこう]以下[ポートランド]、[ファイフ]の3隻のイージス艦は、北太平洋のアメリカ領と新ソ連領の境界線付近に、展開していた。


 統合幕僚本部及び新世界連合軍連合海軍作戦本部から、サヴァイヴァーニィ同盟軍が、北太平洋上で、何らかの軍事作戦を行う可能性があり、という情報が入ったからだ。


 3隻のイージス艦は、第4航空艦隊護衛及びアッツ島上陸作戦支援任務を一時的に中止し、警戒行動を行っていた。


「[ポートランド]艦長を、呼び出してくれ」


 箕田が、艦橋の艦長席から通信士に告げた。


「了解しました」


 通信士が、ミサイル巡洋艦[ポートランド]と、通信回線を開いた。


「[ポートランド]艦長、ノダです」


「ノダ艦長。新世界(ニューワールド)連合軍連合海軍作戦本部から、サヴァイヴァーニィ同盟軍同盟海軍の情報は、届いているか?」


「問題無く届いています。統合省防衛局統合幕僚本部からの情報も、受信しています」


「結構。北太平洋に投入された、サヴァイヴァーニィ同盟軍同盟海軍の艦隊は、旧中華人民共和国解放軍海軍の、共産主義者勢力によって編制された、南海攻略艦隊の駆逐艦部隊だ」


「その通りです。出動した駆逐艦は、旧中国人民解放軍海軍が配備している中国版イージス艦の055型ミサイル駆逐艦です」


 ノダからの言葉に、箕田は、連合支援軍海軍に属する国民主義勢力の旧中国人民解放軍から持たされた情報を思い出した。


「055型ミサイル駆逐艦は、艦級は駆逐艦ではあるが、基準排水量1万トン以上、全長180メートル、ほとんど[タイコンデロカ]級ミサイル巡洋艦に匹敵する。確かでは無いが、最新型中国版イージスシステムと、中国版BMDシステムを搭載しているとの情報だ」


「イージス艦対イージス艦と、いう訳ですね」


「その通りだ。現代でも、前例が無い海戦だ」


 箕田はそう言った後、[ポートランド]との交信を終了した。


「隊司令。本当に、よろしいのですか?」


 箕田は、司令席に腰掛ける隊司令に確認した。


「構わない」


 隊司令は、短く答えた。


「司令。この状況下で武力行使に踏み切れば、いかなる事態になるか、おわかりのはずでは?」


[みょうこう]副長兼船務長の、植松(うえまつ)武満(たけみつ)2等海佐が、尋ねた。


「理解している。外交問題になる、最悪サヴァイヴァーニィ同盟軍との全面戦争だ」


 隊司令の言葉に植松が、さらに続ける。


「それも我々が、問題の火種になります」


「了解している。この行動で発生したすべての責任は、私1人がとる。奴らに、これ以上、好き勝手にさせる訳にはいかない」


 隊司令の言葉に、箕田が笑みを浮かべて言った。


「司令。1人だけ、責任をとると見せかけて、楽をしようというのは許せませんね」


「その通り。我々も、ご一緒させて頂きます」


 植松が言った。


「司令と一緒なら、刑務所生活を楽しく過ごせます」


 箕田が、寒い冗談を言う・・・(本当に、冗談か?)


「まったくです。しかし、艦長は向井艦長と違って、ユーモアのセンスは無いですから、無理はしないほうがよろしいのでは?」


 植松も、乗る。


 因みに、この件は[ポートランド]艦長も、[ファイフ]艦長も承諾している。


 しかし、最終確認を得るまでは、この話はしないようにしている。


「司令、艦長。菊水総隊司令部から指令書が届きました」


 通信士が、報告する。


「読め」


 司令が、短く答えた。


「統合省防衛局自衛隊最高司令官である統合大臣及び新世界連合軍最高司令官より、サヴァイヴァーニィ同盟軍の艦艇及び航空機が、統合省防衛局自衛隊及び新世界連合軍の作戦行動警戒範囲に接近した場合、防衛行動及び軍事行動の妨害に該当する明確な軍事行動であり、先任指揮官の判断で、全面戦争行為と判断されない限定的武力行使に止め、局地的紛争で終わらせるように。以上です」


 通信士からの言葉に、司令、箕田、植松は、うなずいた。


「後、統合大臣の加藤(かとう)(しげる)より、口頭で貴方がたにお伝えするように、伝言を預かっています」


「何だ?」


 司令が、聞く。


「はい、もしも、今回の1件で責任をとり、刑務所でホテル暮らしをしようなどと、考えているのなら、その願いは一生叶わないと。責任は、最高司令官である自分がとり、お前たちは後始末のために、死ぬまでこき使う。だそうです」


「「「・・・・・・」」」


 3人は、苦笑した。





[みょうこう]のCICでは、対空、対水上、対潜警戒を行っていた。


 通信傍受や、逆探等に全力を上げている。


 世界最強と言われるイージス艦でも、初登場から40年以上の時間が経過している。


 その間に、従来の方法による飽和攻撃が、無力化された。


 だが、無力化されたからといって、何もしないわけでは無い。


 対イージス艦戦術は、常に研究、立案されている。


 いかに機密の塊にしても、人間や機械が行う守秘能力及びセキュリティシステムには限界がある。


 常に、攻めると守るの、イタチごっこである。


 40年という時間は、オリジナルのイージスシステムだけでは無く、それに対抗するため独自開発された、イージスシステムの登場を意味する。


「!?」


 CICのレーダー要員が、味方艦から発せられていないレーダー波を、逆探知した。


「砲雷長!水上レーダー波を探知!かなりの高出力です!」


 砲雷長の3等海佐が、レーダー員の後ろに立ち、画面を見る。


「CICより、艦橋へ!水上レーダー波を逆探知しました!極めて高出力です!」


 砲雷長が、ヘッドセットで艦橋に緊急連絡する。





 艦橋に設置されているモニターに、そのデータが転送されていた。


「対水上警戒を、厳にせよ!」


 箕田が、叫ぶ。


「見張員。確認できるか?」


 植松が、見張員に聞く。


「いえ、何も見えません」


 見張員からの報告に、箕田はモニターを凝視した。


「何故、ここまで高出力のレーダー波を探知しているのに、視認できない?」


 航海長の(しな)(もり)祥生(よしお)1等海尉が、疑問の声をつぶやく。


「・・・・・・」


 箕田は何も答えず、モニターが映し出しているレーダー画面を凝視し続ける。


 その時、水上レーダーに新たなる反応が出た。


「・・・どうやら、敵は1隻だけでは無い」


 水上レーダーの光点が増え、2つになった。


「艦長。サヴァイヴァーニィ同盟軍同盟海軍は、1隻だけではありません。2隻がレーダー波を照射しているから、高出力なのです」


 航海士が、告げる。


「だが、何のために?」


 箕田は、相手の意図が、まったくわからなかった。


 055型ミサイル駆逐艦は、旧中国人民解放軍海軍が導入している中国版イージス艦の最新鋭艦であり、ステルス性、レーダー等の逆探性能等は、アメリカ海軍の[アーレイ・バーク]級ミサイル駆逐艦フライトⅡAタイプや、[あたご]型イージス護衛艦に匹敵すると言われている。


 何故わざわざ、自分たちの存在がばれるような真似をするのか、それがわからなかった。


「艦長。欠陥艦なのかもしれませんよ。055型ミサイル駆逐艦は、言われているような高性能艦では無く、元の時代のネット等で言われていたように、欠陥だらけなのかもしれません」


 若い幹部自衛官が、自分の意見を言う。


 彼の言葉に、海曹たちも同意したようにうなずく。


「・・・・・・」


 しかし、箕田の脳裏では、何か得体の知れない警戒感が、膨れ上がっていた。





 055型ミサイル駆逐艦106[青島(チンタオ)]のCICでは、対水上索敵レーダーが、海上自衛隊イージス艦とアメリカ海軍イージス艦を、完全に捕捉していた。


「艦長。目標のイージス艦を、確認しました」


[青島]のレーダー員が、報告する。


 彼らの服装も、アメリカ海軍や海上自衛隊で導入されている青色を基調としたデジタル迷彩服を着込んでいる。


 ただし、デザインは、中国オリジナルである。


「艦型は?」


 艦長の(ワン)(シュー)(イン)上校が、問う。


「海上自衛隊のイージス艦は、[こんごう]型ミサイル護衛艦、アメリカ海軍は、[タイコンデロカ]級ミサイル巡洋艦後期型と、[アーレイ・バーク]級ミサイル駆逐艦フライトⅠタイプです」


 レーダー員からの報告に、王は顎を撫でた。


「3隻のイージス艦とも、現代では旧式のイージス艦に、分類されるな・・・」


「ですが、艦長。向こうは、3隻全艦による水上レーダー波で、我々を捕捉しているはずです」


 副長である少校が、レーダー画面を眺めながら述べた。


「そうだろうな。しかし、我々が捕捉している[こんごう]型イージス艦の艦長が、私の知る人物なら、この事態に違和感を覚えているだろう」


 王は、対水上レーダーの画面を見ながら、つぶやいた。


 そして、声を小さくして囁く。


「ブイコフ提督から現代海軍戦術を学び、それを自分流で使うのは、お前たちだけでは無い。私たちも、使うのだよ。さあ、どうする、箕田艦長?もし、ここに居なくても後で知る事だろう」


 王は、モスクワやウラジオストク等で開催された、ブイコフの講演会に何度も参加した。


 その際に、箕田や神薙とも、顔を合わせている。


 しかし、神薙がイージス護衛艦[あかぎ]艦長である事は、彼も知っている。


 元の時代では、最新鋭イージス護衛艦の艦長、しかも女性という事で、日本のマスコミが、面白半分に取り上げていたからである。


「司令」


 王は、サヴァイヴァーニィ同盟軍同盟海軍南海攻略艦隊第1ミサイル駆逐艦戦隊司令員である、ソンハオユー大校に顔を向けた。


「戦闘準備をしても、よろしいですね」


 王が尋ねると、宋は隣にいる政治員である、大校に顔を向けた。


 政治員は、うなずいた。


「許可する」


 宋は、政治員の承諾を得て、戦闘行動を許可した。


 政治員とは、中国版政治将校である。


「対空及び、対水上戦闘用意!!」


 王の号令で、[青島]艦内に戦闘配置を知らせる警報アラームが響く。


「新世界連合軍海軍のイージス艦3隻を、敵性と認識!」


「火器管制レーダー起動!」


「対艦ミサイル攻撃に備え、主砲、近SAM発射態勢のまま待機!CIWS発射準備!」


 武器管制を担当する尉官と、士官たちが訓練通り、手順に従い行動する。


「いいか、これはいつもの訓練と変わらない。実戦だからといって硬くなるな。いつも俺が言っているように、1つ1つ丁寧に慎重に職務を熟せ。いいな!」


「「「はい!副長!」」」


 CICの要員たちが、叫ぶ。


「王艦長」


 政治員が、艦長に声をかける。


「何でしょうか?」


「何度も確認するが、彼らとの戦闘状態になったのは、あくまでもサヴァイヴァーニィ同盟軍参謀本部が計画したアッツ島攻略が、新世界連合軍と被ってしまったからだ。サヴァイヴァーニィ同盟軍総帥も、各同盟軍中枢も、彼らとの外交による解決を望んでいる。自衛隊や、アメリカ海軍のイージス艦への攻撃の際は、徹底的にやっても構わないが、戦争行為と受け取られる武力行使は、慎むように」


 政治員から念を押されて、王は答えた。


「了解しております」





[みょうこう]のCICでは、055型ミサイル駆逐艦2隻の、火器管制レーダー波を探知した。


「CICより、艦橋!055型ミサイル駆逐艦、アルファーとブラボーが、火器管制レーダーを起動しました!」


 砲雷長が、叫ぶ。


 艦橋にいる箕田は、ヘッドセットに叫ぶ。


「対空戦闘用意!」


「対空戦闘用意!SM-2、主砲、CIWS発射準備!対艦ミサイルに備え!」


 砲雷長が、叫ぶ。


「司令。本当にやりますよ。いいですか?」


 箕田は、2隻の055型ミサイル駆逐艦への武器使用の最終確認を行った。


「かまわん」


 司令からの承認を得ると、箕田はCICに命じた。


「対水上戦闘用意!ハープーン2発発射用意!2発は発射準備のまま発射待て!」


 箕田は、何か引っかかるが、目の前にいる055型ミサイル駆逐艦に対処する事にした。





[ポートランド]でも、対水上戦闘配置命令が出された。


「2隻の055型ミサイル駆逐艦を、敵性として識別せよ」


「了解!敵性として識別します!」


 ノダの命令で[ポートランド]のCIC要員が、水上レーダーで捕捉している055型ミサイル駆逐艦を、敵艦として登録した。


「ハープーン・ミサイル発射用意![みょうこう]に合せて連続発射!」


 ノダの指示で、対艦ミサイルの発射準備が行われた。





[みょうこう]のCICでは、ハープーン・ミサイルの発射管制等を行う要員たちが、発射諸元を入力する。


「諸元入力完了しました!」


 ミサイル要員である海曹たちが、報告する。


「艦長。いつでも発射できます」


 CICからの報告に箕田は、隊司令に振り返った。


「司令。攻撃準備完了」


「攻撃開始!」


 司令からの攻撃命令を受け、箕田は、人類史上初となるイージス艦対イージス艦の戦闘開始の命令を下そうとした。


「は・・・」


「艦長。ミサイル及び、ロケット弾が接近中!左舷後方!」


 CICから、突然警告が発せられる。


「前方の駆逐艦では無いのか!?火器管制レーダー波は?」


 植松が、ヘッドセットでCICに確認した。


「火器管制レーダー波は、ありません!」


「チャフ発射!」


 箕田が、叫ぶ。


[みょうこう]が搭載するチャフ・ロケット弾発射器から、チャフ・ロケット弾が発射された。


 発射されたチャフは、[みょうこう]の上空で拡散し、接近中の対艦ミサイルを無力化したが、ロケット弾が[みょうこう]の艦橋に被弾した。


 ロケット弾の炸裂により、艦橋の窓はすべて割れ、艦橋要員たちは、衝撃波で吹き飛ばされた。





「CICより、艦橋。状況報告せよ!」


 砲雷長が、ヘッドセットで艦橋に交信する。


「艦長!副長!誰か、聞こえないのか!?」


 砲雷長は、再度呼びかける。


「砲雷長![ポートランド]及び[ファイフ]にも、対艦ミサイルが接近中!」


「何!?」


 CICのスピーカーでは、[ポートランド]及び[ファイフ]からの通信が、流れている。


『対艦ミサイル接近中!』


『撃ち落とせ!』


『こちら、[ファイフ]。対艦ミサイル被弾!被弾した!!』


『対艦ミサイル1機を撃ち漏らしました!本艦に命中します!』


『[ポートランド]被弾!』





[みょうこう]の艦橋では、床に倒れた箕田が、額を押さえながら立ち上がった。


 床は、割れたガラスの破片が、散乱している。


「衛生班!至急、艦橋へ」


 植松も立ち上がり、艦内電話で医務室に緊急連絡した。


「CIC、聞こえるか?」


 箕田が、CICと交信を再開する。


「艦長。ご無事でしたか?」


「無事だが・・・艦橋は、ひどいありさまだ」


 だが、喜んでいる暇は無い。


「砲雷長!新たなる対艦ミサイルの発射を確認![ファイフ]と[ポートランド]に向かっています・・・いえ、さらに発射を確認!本艦にも接近中!」


「火器管制レーダー波は?」


「探知できません!」


 CICで、砲雷長やレーダー員等の会話が、ヘッドセットに響く。


「対空戦闘!CIWS迎撃始め!」


 箕田は、後方から接近してくる対艦ミサイル迎撃を命じる。





[ファイフ]では対艦ミサイルの被弾により、火器管制システムがダウンし、自動迎撃できるCIWSも故障し、使用不能になっていた。


 そんな状況下で、対艦ミサイルが2発接近という報告が上がった。


「艦長より、総員に達する!総員退艦準備!繰り返す総員退艦準備!」


 艦長が、生き残った艦内電話に飛びつき、艦長としての最後の命令を出した。


 しかし、その後、対艦ミサイル2発が[ファイフ]を直撃し、艦体が、くの字へと曲がった。





「艦長!対艦ミサイル接近中!間もなく、本艦に命中します!」


[みょうこう]の砲雷長が、叫ぶ。


「・・・一か八か、だ!」


 箕田は、賭けに出た。


「火器管制レーダー停止!」


 箕田の命令に一瞬だけ、部下たち戸惑ったが、艦長に限って間違った命令を出すはずが無いと信じ、火器管制レーダーを停止した。


 すると、[みょうこう]に迫っていた対艦ミサイルが、目標を見失ったように明後日の方向へ飛行し、そのまま海面に激突した。


「やはり、そうだったか・・・」


「敵は、我々の火器管制レーダーを利用して、攻撃していた」


 植松が、合点がいったように、つぶやいた。


「前方で高出力の火器管制レーダー波と、レーダー波を照射した2隻は囮だ。別の2隻がレーダーシステムと、通信システムをすべて停止した状態で、こちらのレーダー波を捕捉して、ミサイル攻撃を行った」


 箕田は、奥歯を噛みしめた。


 高性能なイージス艦の長所を逆用した、攻撃方法である。


 だが・・・


「CIC!前方の2隻は、まだレーダー波を照射しているな?」


「はい!」


「よし、今度は、こちらが奴らの戦法を、使ってやるまでだ!」


 箕田の考えを理解した砲雷長は、早急にハープーンのデータ入力を行った。


「入力完了!」


「ハープーン4発発射!」


「ハープーン連続発射!!」


 箕田の号令と共に、砲雷長が発射命令を出す。


[みょうこう]から連続で、4発のハープーン・ミサイルが発射された。


「ハープーン飛翔中!目標を完全に捕捉!」


「!・・・艦長!アルファーが、レーダーシステムを切りました!2発のハープーンが迷走します!」


「ブラボーを捕捉したハープーン2発は、ブラボーを完全に捕捉!命中まで5秒!4、3、2、1。スタンバイ」


 その時、遠くの海上から火柱が上がった。


「ハープーン、ブラボーに命中!ブラボーのロストを、確認しました!」


 レーダー員から、報告を受ける。

 真紅の旗 其れは革命の色 第18章をお読みいただきありがとうございます。

 誤字脱字があったと思いますがご了承ください。

 本章から4章(18.5章を除く)は、イージス艦対イージス艦の戦闘を書いていきます。

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