登場人物紹介パート3

　自衛隊

　御蔵(みくら)隆(りゅう)陸将

　身長175センチ　56歳　男性

　統合防衛総監部陸上総監

　3人の総監の中では、リーダー的存在。

　性格は厳しさの中に優しさがあるというタイプ。

　考え方の違いから、度々ぶつかる山縣と國仙の調整役を担っている。

　篠(しの)野(の)真人(まこと)海将

　身長173センチ　55歳　男性

　統合防衛総監部海上総監

　自分に厳しいが、他人にも厳しく、例え上位者であっても厳しい意見を度々発言する。

　海上自衛隊幹部候補生時代の神薙、村主、上条の教官で、3人を育て上げた。

　石垣（弟）に対しては、彼の甘さに辟易しつつも、彼の立案した作戦を実行段階で完璧に成功させた。

　時折、故郷の鹿児島弁を話して、周囲を困惑させる。

　小川(おがわ)俊(しゅん)空将

　身長174センチ　56歳　男性

　統合防衛総監部航空総監

　3人の中で一番影が薄い。

　本人もそれを自覚しているのか、御蔵と篠野のサポート役に徹している。

　側(そく)瀬(せ)隆一(たかいち)陸将

　身長180センチ　55歳　男性

　防衛局統合幕僚本部監察監

　統合幕僚本部長の本財陸帥の直属の部下として、各部署の調整役と連絡役を担っている。

　菊水総隊特殊作戦チームの側瀬美雪3等海尉の父親。

　娘に対しては可もなく不可もなく接する父親であり、第3者の視点からは甘くも無く、厳しくも無いプラスマイナス無しの平行線である。

　石垣達彦(いしがきたつひこ)1等陸佐

　身長179センチ　39歳　男性

　破軍集団司令官付高級副官兼特別監察監

　國仙派筆頭とも言うべき自衛官。

　石垣達也2等海尉の実兄で、弟と違って冷徹な現実主義者。

　その一貫してブレない態度は、自衛隊だけでなく同盟国の軍人、仮想敵国の軍人からも賞賛され信頼されている。

　橘田（きた）雄史（たけふみ）1等海佐

　身長170センチ　52歳　男性

　第1護衛隊群イージス護衛艦［こんごう］艦長

　経験豊富で指揮能力は高いが、性格は超がつくマイペース。

　のんびりとした口調で喋り、回りくどい言い方のためよく忘れられた存在になるが、時たま鋭い指摘をする。

　怒らせると実はコワい人。

　箕田(みのだ)宗司(そうじ)1等海佐

　身長175センチ　47歳　男性

　第5護衛隊群（菊水総隊予備艦隊）イージス護衛艦［みょうこう］艦長

　派手さはないが、堅実で的確な判断力を持っている。

　イージス護衛艦［あかぎ］艦長神薙の上官だったこともあり、彼女に多大な影響を与えている。

　

　氷室(ひむろ)匡人(まさと)2等海佐

　身長177センチ　38歳　男性

　防衛局統合幕僚本部運用部運用1課

　参謀としても指揮官としても、優秀な能力の持ち主だが、つかみ所のない性格のため、誤解されやすい。

　本人としては、その誤解を訂正する気はさらさらないため、彼の真面目な一面を見て、驚く人も多い。

　村主姉妹の従弟。

　品森（しなもり）祥生（よしお）1等海尉

　身長175センチ　29歳　男性

　第5護衛隊群イージス護衛艦［みょうこう］航海長

　まだ20代ながら、操艦技術はトップクラス。

［みょうこう］の若い海士や海曹から兄のように慕われている。

　

　新世界連合軍

　アーサー・スタンプ・ケッツアーヘル大将

　新世界(ニューワールド)連合軍連合海軍艦隊総軍司令官（アメリカ合衆国海軍）

　身長192センチ　57歳　男性

　厳格な性格だが、部下思いな一面がある。

　自身は子供を亡くしたため、姪のメリッサを実の娘のように可愛がっている。とても部下思いであり、メリッサと同じく作戦成功よりも作戦に参加する将兵たちを無事に帰還させる信念を持つ海軍軍人。そのため、元の時代では最高司令官である大統領はもちろんの事、政治家や上位者に対しても自身の信念に背く命令を受ければ異義だけでは無く、怒鳴る事もある。

　メリッサの父である、新世界連合軍総参謀長のバルツァー大将とは、作戦上で度々ぶつかり、時には殴り合いの大喧嘩に発展する事もある。

　

　デビィット・スティッツ少将

　新世界(ニューワールド)連合軍連合海軍艦隊総軍第1艦隊第1空母機動群司令官（アメリカ合衆国海軍）

　身長180センチ　55歳　男性

　責任感が強く、作戦遂行能力は極めて高い。

　見た目が少し老けているところを気にしているらしい。

　ヒック・ドルイト少将

　新世界(ニューワールド)連合軍連合海軍艦隊総軍第2艦隊第3空母戦闘群司令（イギリス海軍）

　身長166センチ　57歳　男性

　菊水総隊第1護衛隊群と共に南アメリカ在留外国人救出作戦に、体調を崩して任務に就けなかった、揚陸艦隊司令に代わって、臨時で指揮を執った。

　小柄で、温厚な大学教授を思わせる風貌と異なり、性格は猪突猛進のハルゼーを超える猛将と言われている。

朱蒙(チュモン)軍

　白(ぺク)伯(ペク)春(チュン)中領

　朱蒙軍空軍第111戦闘飛行隊隊長

　身長180センチ　36歳　男性

　大の中国、アメリカ嫌いで過激な発言を度々するため、上層部から危険視されている。

　しかし、パイロットとしての能力は極めて高く、スペック上では対空戦が不得手なF－15Kで、模擬戦でF－15Jのみならず、F－22Aさえ撃墜判定を出した事がある。

　菊水総隊航空自衛隊の嘉村1尉と高居1尉とは面識があり、ライバルでもある。

　沈(シム)峰(ボン)大尉

　朱蒙軍空軍第111戦闘飛行隊

　身長181センチ　30歳　男性

　白の従弟にあたる。

　常に暴走気味の従兄の押さえ役でもある。

　彼が従兄のウイングマンを務めると、そのコンビネーションは最強と言っても良い。

　大日本帝国軍

　西竹一(にしたけいち)少佐

　陸軍参謀本部総長直轄教導軍戦車教導団

　陸軍参謀本部の指示により、一時的に北部方面軍に配属された。

　史実でも［バロン西］と呼ばれ、諸外国の軍人たちと交友関係にあったが、この時代でもその持ち前の大らかな性格で、菊水総隊のみならず、新世界連合軍の軍人たちとも交友関係を築いている。

　桜川(さくらがわ)典則(すけのり)大佐

　海軍軍令部第1部第1課

　身長172センチ　42歳　男性

　海軍軍令部総長の密命を受け、日本共和区統合省防衛局および、統幕本部との連絡役を務めている。

　出身は山口県（長州）で、彼の父は下関戦争で、4ヶ国艦隊と戦った経験がある。

　民間人他

　シンディー・プラウトン

　反戦活動家

　アメリカ合衆国

　身長163センチ　23歳　女性

　サンディエゴの個人病院で看護婦の仕事をしていたが、海軍軍人の婚約者の戦死の真相を知り、反戦運動に身を投じる事になる。

　ジュード・ウォール・ホイル

　アメリカ合衆国連邦議会上院議員軍事委員会役員

　身長180センチ　63歳　男性

　連邦議会の講和派の1人。

　知日派であるため、日本との戦争で被るアメリカの被害を予測し、祖国の為に早期講和を実現させようとしている。

　シンディーの反戦活動を密かに援助しているが、彼の目的は他にある。