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武闘大会初戦

 毎日投稿するより一週間一話投稿の方が伸びるんですかね? 書けたら投稿したいんですけどね。



 マフィア、ミリオンからいろいろ情報を受け取った。さすがに接待と情報に対価を支払わないと気まずいのでドラゴンのカードを三枚ほど支払っておく。相場で売れば一枚二十万グリン(六百万円)は下らないので支払いとしても多すぎるのだが、マフィアなんかに借りを作るのが嫌だったのである。なので逆に恐縮されたが、セラフィーとしてはマフィアの手を借りる予定があるので前払いである。


 そもそもセラフィーの資産は五千万グリンどころではないのだが全部手の内をさらすのは仲間であっても憚られる。ドラゴン素材、聖武器シリーズ、魔石、セラフィーの手作りアイテム、黒の森ダンジョンのお宝、全部含めて一億グリン(三十億円)は超えている。しかし使う予定がないお金などいくらであろうと自慢にもならないのでわざわざ話さない。それにドラゴン素材や聖武器などは普通に市場で捌こうとしても売れないはずである。普通に店で売るには高価すぎるのだ。オークションに掛けたらもっとヤバい金額になるのは確定である。


 さて、いよいよ武闘大会が始まる。最初は十数人もと戦う団体戦らしい。会場は二十五メートル四方と広大だが、さすがに数が多い。満員電車ほどではないのだが。


「なんかこれから戦闘をする感じじゃないな。詰め込みすぎだろ」


 幸いにもセラフィーと暁の星団員は別のグループだった。セラフィーはできるだけ闘技場の真ん中に位置どる。試合開始の前に他の選手を見るがなんかセラフィーの胸を見ているやつが多い。殴るぞ。女の子まで見ているのだが、なんかレズビアン多くねえかアウスローナ。大丈夫か? おっぱい揉むか? 男には揉ませねえよ?


 ざわざわと騒がしい会場。なぜかイェフタンが解説に座っている。


「さーあ、始まります、アウスローナ武闘大会! 司会はわたくしマリーナ、解説には魔術の大賢者イェフタン師でお送りします!」


 マイクの魔道具はエリも使っているが、さすがに国をあげての大会なので用意されているらしい。なにか気分が盛り上がる。


「第一戦、注目の聖女セラフィー様がおります。他の選手たちもセラフィー様に注目している模様。全員にタコ殴りにされる展開でしょうか? やはり聖女様に気を使うのでしょうか?」


「んー、あのレベルじゃなにもできんぞ。あとおっぱい見すぎだろ。変態しかいないのかアウスローナ」


 変態しかいないようである。まあセラフィーに触れることなど不可能であるが。


「さあ、審判が今、開戦の合図を、始まりました!」


「試合始め!」


「トリシューラ」


 セラフィーは開始と同時に全力の破壊神の槍を空に向かって放つ。反動で会場の全員が場外まで吹き飛んだ。一撃で終了である。


「セラ、やりすぎ」


「なんとなんとー! 爆発的な魔法を空に放って全員を蹴散らしてしまいました! 聖女様見所作ってください!」


「まあセラが本気でやったら見所も糞もないとは思うが。物理戦闘なら私も勝てないしな」


「今年の武闘大会は見所が無いまま終わるのかぁ~?! セラフィー様、空気読んで!」


 やかましい。セラフィーは全試合一撃で終わらせる予定である。今大会には剣神はいないが、剣聖やレベル二百の騎士団長などがいるのでセラフィーでも油断したらかすり傷くらいは負いそうであるが、そもそも人間でセラフィーに勝つのはイェフタンやエリのような規格外でも厳しいのだ。エルダードラゴンすら仕留める全力のトリシューラをまともに受けられる人物などこの場にはいない。会場は結界により観客席に攻撃が届かないようになっているが当然トリシューラならぶち抜ける。むしろセラフィーが気を使わなければならないのだ。さもなければ大会が一撃で終了してしまう。さすがに罪の無い人々を虐殺する趣味はセラフィーは持ち合わせていない。


「第一試合、一撃で! 一撃で終わってしまいました~! 参加者の皆さんは早く逃げるべきだと思います! 聖女様容赦ない! 強い! 強い~!」


「セラは手加減しないからつまんない試合を量産しそうなんだよなぁ……」


「もっと魅せる試合をしてほしいものですね!」


 好き勝手いいすぎぃ。まあセラフィー自身つまんない試合を繰り広げる自信があった。


「カルさんと約束したんだよな」


『セラが負けるわけ無いから全試合一撃で終わらせてみないか?』


「さすがに魔法とか補助が使えないと全試合一撃は無理があるが」


 カルヴァインとの約束だとバフやデバフ、状態異常系統の魔法はノーカウントで、打撃は一撃で終わらせるという話しになっている。無茶振りだがそれくらいのハンデがないとセラフィーとまともに戦える人間などほとんどいない。神を呼んでこいというレベルである。


 セラフィーも神と戦いたいとは思っているが人神や原初の機神とは殺しあいになりそうなので、試合できるとしたら明星の女神か魔王くらいである。外神は戦ってもとぼけて逃げられそうだ。強いとは思うのだが戦う機会はなさそうである。


 ともあれ、予選は一撃で終わらせたセラフィー。勝ったのにブーイングを受けるのであった。ちなみにマフィアのミリオンはこの一回戦だけは賭けに勝って儲けたらしい。あとの試合は勝っても配当が低すぎて儲からないだろうが。胴元としても困ったものである。






 武闘大会はこんな感じで終わります。




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