ローネルシア
温泉回です!
アウスローナの王が住む王都、ローネルシアへと着いた。新しい土地にセラフィーは不覚にもワクワクして御者台の横で肩を揺らし脚をブラブラさせてしまう。それを見てカルヴァインがクスリと笑ったのでパンパンと平手で肩を殴る。砕けちってないので手加減はしているようだ。
高い壁に囲まれているのは主要都市ならどこでも同じだ。スタンピードの頻発するこの世界では必須ともいえる。町並みは意外と高層建築がいくつかある。ネオンも多いが、こういったものも素材がダンジョンで手に入るらしい。人もとても多くて道の真ん中には馬車専用の通路まであった。都会的だ。
まずは宿、今日はそこまでで次に情報屋探し。神殿に行って治療院と契約、今回は一ヶ月で出るらしいのでそれに合わせる。闘技大会も控えている。闘技大会の日程は二週間、すぐにも予選は始まるらしい。
そのあとは未定だが、敵は探さなければならない。
酒場を忘れてた。探さないとな。今日は手持ちのを飲むが。
宿はエリさんの要望で舞台のあるところ、ステージが開けるところだからまたお高い宿になる。快適だろう。暁の星のメンバー分はエリさんが依頼料に追加で払うらしい。サクラです、とか言って舌を出していた。可愛い。サクラなんて要らないね。
適当な宿の場所を聞くためにカルヴァインとガムマイハートがギルドに走る。二人ともどこか浮かれている。
貴族の二人、レハナ伯爵ローレットの息子と娘であるユーティとエルニアも高級宿ならと付いてくることになった。セラフィーと離れたくないのもある。全員で宿『かりん』に移動した。
さて、まずは部屋を見ておこう。初めて晴夜に行ったときはどうだったか。あそこもかなり大きめの宿だが一人部屋を取るのが難しかった。僧侶のアイリスやよく訓練を一緒にするパールとなら二人部屋も楽しいかも知れないが……。例によって怖いのだった。もうすでにパールが死んだりしたら三ヶ月は寝込むだろう。パール姐さんはそうそう死ななそうだが。
「セ~ラ~、風呂いこーぜ風呂!」
「行きましょう!」
さっそくその二人から声がかかる。風呂か……すなわち温泉回!
もぐらの里にも温泉はあったので嫌いではない。パールもアイリスもわりと大きいし。いや、セラフィーはレズビアンではないのだがもちもちおっぱいは幸せである。お母ちゃんを思い出す。ドワーフのお母ちゃんはもちろんもちもちであった。
その宝は機人兵により失われた。殺意を抱く。もちもちを滅ぼした機人兵は人類の敵である。
まあお風呂ではセラフィーのもちもちが弄ばれるのであるが。革命を起こすしかない。
「聖女さまのもちもちがもちもちですね!」
「セラってホントボリュームあるよなぁ」
「師匠と呼ばせてください!」
ルシアもパールもアイリスもハッスルである。セラフィーはIカップなので本人は中途半端だと思っている。格闘をするには十分に邪魔であるが。つか揉むな。
「滅びよ」
セリナは狂気に飲まれているようだ。アンとかわりとあるじゃん。揉めや。ハルレシオルもそこそこ大きいしアイリスは巨乳だ。着やせしているだけである。揉むか。セラフィーは揉んだ。
「揉まないでくださいよ!!」
「私だけ揉まれたくない!」
「揉ませろお!」
セリナが揉みまくるのである。変態だ。
「パーバルも大きいぞ!」
「揉めー!」
「やめんかい!」
セラフィーとセリナは革命家になったのだ。しかし揉めなかった。パーバルは強かったのである。
「揉めるだけあればいいですよね」
ルシアはすねた。絶壁で大平原は健在である。貧相なのに豊かな大自然。
「むむむ……」
錬金術師スーシェルは自分で揉んだ。なかなか大きくならないのが悩みなお年頃である。
「つーかセラの大山脈を揉むべき!」
パールは開き直った。まあ一番大きいのが小柄なセラフィーなのでみんなで襲いかかった。
「なんで桃色の世界になってるんです?」
「エリ様はまざらないのですか?」
「エルニアさんは混ざらないんですか? ……わりとある!」
エリはハイエルフなので緩やかな山脈であった。平原ほどではない。五百年で成長した。エルニアは小さな巨人だった。貴族である。
「なんでみんな私を揉みにくるんだよ!」
「そこに山があるから」
「ハルもそこそこあるじゃん! 揉むぞ!」
「なんと言うお宝シーン……」
ルシアの鼻血で温泉が桃色に染まっていく。血液まで桃色かよ。
そのあともセリナによる執拗な攻撃からセラフィーが逃げ続ける。いったいなにをやってるんです?
仕舞いにはエリも混ざって揉みにいった。エルニアは密かに揉んでいく。お嬢様の嗜みらしい。
パールはそこそこあるのでみんなに襲いかかられた。強者から奪ってこその勲章らしい。
こうして温泉の時間は終わる。セラフィーはみんなと風呂に入らないと決めた。いや、連れ込まれるんだけど。
セラフィーがだんだん可愛くなってきました。




