表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

602/648

602【影縛り】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


今話は、短めです。

 オレたちは、先発隊が出発したあとの日々を、三人で訓練していた。ランドルフとマナミとオレとで、交代で。

 やはり、旅に出るなら、それなりに身体を動かしておかないと、何かがあっても対応が遅れてしまう。

 相手が魔獣であれ、人であれ、対応が遅れれば、大ケガして、悪ければ死が待つ。


 ランドルフから助言をもらった。

「サブは、闇魔法を極めたら、どうなんだ?」

「えっ、あれやるの?」

「いや、瞬間的なものじゃなくて、ほかの闇魔法だ。なんか、ないのか?」

「ほかの?」

 鑑定さん? それなりにあるなぁ。

「なら、これでどうだ?」

 ランドルフに向かって、闇魔法を使う。

「ん? 何をした?」と足を動かせないでいる。

 闇魔法を解く。足に絡んだ魔力が突然なくなったのでランドルフがよろける。

「“影縛り”って闇魔法だ。弱いものだから、相手を拘束することはできそうにない。でもスキを作ることはできそうだ」

 忍者の使う術に、影に苦無を打ち込んで動けなくするのがあった。あれは、言葉による暗示だと聞いたことがある。

「いいじゃないか。何度でも使えるか?」

「このくらいなら、十回くらいは使えると思う」

「練習して、把握しておけ」

「おう」

 ランドルフが練習台になってくれて、何度も影縛りを放つ。

「十回も撃つと、魔力がかなり減るな」と息が上がる。

「これから毎日、やった方がいいな」

「そうする。手があるだけでも心強いよ」

「ああ。オレも盾を使った雷魔法は、これから使えると思った。まぁ、しょっちゅうは撃てないがな」と苦笑い。

 ランドルフが、たまたま盾の性質を使った魔法攻撃を使えたのは、オレたちに取って、とても有益な技だった。まだ使ったことはないが。

「あれは、簡単には使えないからな」とオレも苦笑する。

 そう、いくら盾を使っているとはいえ、あれは魔力消費が大き過ぎる。

 強大な敵に対しての、最後の一手、という感じだ。


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価、リアクションをお願いします。励みになりますので(汗)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ