表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/648

059【ラファエル】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


少し短いため、3話連続投稿します(1話目)

 翌日、オレは寝不足だった。ランドルフのせいだ。ランドルフが寝入っていたオレを起こし、何事かをのたまって、そのまま眠ってしまったのだ。イビキがうるさくて、寝れなかった。


 朝食後、冒険者ギルドへ。討伐の報酬を受け取るために。

 ランドルフには、受け取っておいてくれ、と言ったのだが、ダメだ、と聞いてくれない。

 仕方なく、出向くことになったわけだ。


 ギルド内には、昨日のメンバーのほとんどがいて、チビチビとエールを飲んでいた。朝からよく飲めるなぁ。というか、ゆうべも飲んでいたはずなのに。これがふつうなのか? 異世界、こえぇ。


 ランドルフとともに受付窓口に。

 こちらに気がついた受付嬢が、立ち上がり、一礼する。

「連れてきた」とランドルフが短く言う。

「どうぞ、こちらへ」

 受付嬢についていくオレたち。なぜ、報酬を受け取るのに、奥に? えっ? 階段登るの? それって、ギルドマスター執務室に、ということ?


 ついていくと、案の定、ギルドマスター執務室前に。

 受付嬢がノックする。

「ご到着されました」

「入ってもらってくれ」と男性の声。

 どうぞ、とドアを開けてくれる受付嬢。

 なんとなく、オドオドしながら入る。

 受付嬢がドアを閉じ、そのそばに立つ。

 執務机から立ち上がる男性。おそらく元冒険者と思われる体躯と鋭い眼光。

「よく来てくれた。ギルマスのラファエルだ。座ってくれ」

 ソファーに揃って、腰掛ける。

 ランドルフが、オレたちを紹介する。

「本題に入ろう。ランドルフから聞いたが、サブがパーティーのリーダーだそうだな」

「はい。とはいえ、私は冒険者ではなく、商人です。彼らは私の護衛です」

「聞いている。だが、それにしては今回の討伐の作戦を立て、また危険性の高い任務を実行したのは、確かだ」

「まぁ」

「元冒険者ではないのだろう?」

「ええ」

「それなのに、なぜ今回、参加した?」

「ランドルフに()われまして。それだけです」

「それも聞いている。だが、商人には危険な任務だ」

「わかっています。でも理由は本当にそれだけですよ」


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。励みになりますので(汗)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ