056【襲撃計画策定】
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少し短いため、3話連続投稿します(1話目)
馬車まで戻る。途中でマスクとローブを回収して。
ランドルフのもとへ。
「どうだった?」
地面に配置を描く。
「こんな感じだ。これとは別に見回りが三体ひと組で動いていた。洞窟の上にはオークの姿はない」
「ふむ。襲撃を気にしているかな?」
「なんとも言えない。だが、それほどは警戒していない感じがする」
「それで作戦は?」
「まずは見回りを倒す。窒息死かな」
「水の魔法使いは?」とランドルフが冒険者たちに声掛ける。「オークの頭を水球で包むんだが」
三人の手が上がる。もちろん、キヨミも含む。
「苦しくて暴れるから、弓使いが至近距離から心臓を狙う」
ランドルフがうなずく。
「それから土の魔法使いは?」
ひとりが手を上げる。
「あなたは洞窟の入り口を封鎖できる?」
「そこまでは」
「わかった。無理する必要はないから。さてはて……」
あぁ、クマ魔法が使えれば(無念)。
アイテムボックスの中身をリストアップ。武器なんかをチェックする。
「良し。作戦はこうだ」
説明すると、みな微妙な顔をする。
「サブ」とランドルフ。「それだとおまえとマナミが危険だぞ?」
「心配ない。姿を消すからな」
「どうやって……あぁ、なんかあるのか」
「ああ」
そこで準備をはじめる。
※クマ魔法
小説家になろう クマなの 著
『くま クマ 熊 ベアー』参照。
主人公が使う魔法です。
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