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異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


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112/648

112【出発と襲撃】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


少し短いため、3話連続投稿します(1話目)

 翌朝。正確には日の出前。

 オレたちは、最後の確認をした。

 全員の確認の答えに、オレはオレたちが生活してきた小屋やその他をアイテムボックスに収納した。

 残るは、小屋などの土台。オレたちがいた痕跡は少ない。


 日が出たくらいに、オレたちは出発した。

 前日に決めていたとおりに、隊列を組む。まずは先頭をハルキとエイジが務める。後方をバッケルとガルーラ。ここは順次、交代する。あとは中衛。

 その中で、オレと馬二頭は、前の方だ。

 これはウーちゃんの守りを中心にした形。オレはその前に位置し、索敵担当する。まぁ、ウーちゃんがいれば、必要はないんだけどね。でもウーちゃんもたまに気配を弱めるって話だし、気をつけないとね。


 途中、歩きながらの昼食を摂る。スープに浮かべた肉の塊。深皿をまわすだけなので、楽だ。


 ときどき、小休憩しながら進む。まったく魔獣が現れない。だが、索敵には引っかかる。でも、離れていくので、ウーちゃんのおかげだろう。


 夕方。野営を張る。テントは張らないが。マナミの料理を堪能し、他愛ない会話をする。

 それから、ふたりひと組で不寝番。


 翌日の昼前に、ウルフ二十二匹の襲撃を受けた。オレの索敵で用意はできていたが、数が多かった。隊列のまわりに防衛陣を敷いたが、突破されて、大変だった。

 内側にいた者たちがスタンガンで対抗。それで数を削っていった。退治しながら、アイテムボックスにしまっていく。つまずいてしまうと、そのスキを狙われるから。


 襲撃が終了したのは、だいぶ経ってからだった。どうやら仲間の遺体が次々に消えていくのを不安に思ったらしい。撤退していった。


 全員がしばらく警戒を続けながら移動する。

 少し離れたのを確認して、昼食を摂る。


 そんな感じで、移動した。夜の襲撃はなかった。たぶんウーちゃんのおかげ。


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。励みになりますので(汗)

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