相談。
「……」
ネバーは自分の部屋に帰り、1人考えていた。
「3つの道か」
1つは魔神へ会う道。
ネバーとマンタティクスはこの世界では指名手配犯。
これを覆すには魔神に会って話す……それか倒すしか方法はないだろう。
魔神がどこまで強いかわからないが、今までどこにいるかすら分からなかったので情報だけでもありがたい。
2つ目はこの世界の人間を救う道。
彼らの国……いや、国というには小さいが住んでいる所は汚染された砂漠地帯のど真ん中にある。
俺の着ている服、そしてこの身体は平気だったがレベルが高いみやでさえ耐えきれなかった汚染砂漠だ、普通の人ならばすぐに死んでしまうだろう。
それに食料問題や水……このまま生きていても滅びを待つだけ……これを救えるというのだ、選ばない選択肢はない。
3つ目は……
「元の世界に帰れるかもしれない道……」
俺はこの世界に来て凄い体を手に入れた。
映画やアニメ以外は何不自由なく暮らせている……むしろ前の世界は嫌な記憶しかない。
だけど……
「何だろうな……父さん、母さん……」
今まで考えていなかった事が、思い出が蘇る。
この身体で忘れていたが、俺は……僕はまだ高校生だ……大人になっていない……
「……」
涙が出てくる。
「顔を洗ってくるか」
気持ちを落ち着かせないと……そう思ってたらドアがノックされる。
「誰だ?」
「ネバー私よ」
「ハルカか」
ドアを開けると鎧を脱いでインナー姿のハルカがいた。
「ちょっといい?」
「あぁ」
ハルカは部屋に入ってきてソファに座る。
話というのはきっと今考えている事だろう。
「どうするの?」
「……考えてる」
「……」
「……」
「ねぇ、元の世界に帰りたい?」
「っ」
「そう……帰りたいのね」
「まだ何も言っていないが」
「分かるわよ、私も同じだから」
「……」
「でも、私はこの世界の人間達を救いたい」
「!」
「私がこの世界に来た時は高校生、それこそ厳しい世界で帰りたいとずっと、ずっと思ってたわ……だけど、大人になるにつれて、周りの事が見えてきて……大人達の考えがわかるようになったの」
「……」
それを言われると心が痛い。
まだ分からない高校生です。
「これからの子供達の為にも、救いたい」
「……」
「でも、私はアナタを裏切った……悪いことをしたわ……決定権は無いと思ってる、だからアナタに任せるわ」
「そうか……」
この際、決定権を渡されない方が気が楽になる。
しかも自分の意見を言って投げたのはどういう事だ?全て丸投__
「!?」
ハルカはネバーにいきなりキスをする。
溶けるような大人のキス……
「ん」
「……」
「……」
「私はアナタに任せるし、何を選んでもアナタにずーっとついていくつもりよ」
「それはどう言う……」
「ネバー。アナタに私の人生を預けたい」
「……」
「元の世界に戻っても、人間を助けても、その後も私を隣に置いて欲しい、ずっと……」
「……」
そのまま黙っているとまたハルカはキスをしてそのまま誘導するようにベッドへ押し倒す。
「…………嫌なら抵抗していいからね」
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