表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界テイマー生活!あ、僕が使われる側なのね  作者: しぇいく
第四章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/103

これがテイマーである!

「ん……」


急に魔力操作が崩れたことによりハルカは気を失っていたが、目を開けるとネバーにお姫様抱っこされていることに気づいた。

彼の顔が近く、心臓が早鐘のように打ち始める。

頬が紅潮し、思わず顔をそむけた。


「ど、どうして……来たの?」


ハルカは声を震わせながら問いかけた。


ネバーは静かに答える。


「犬だ……黒い犬が俺を導いてくれた」


「黒い犬……?……あ!」


ハルカは初めて会った時、エスのそばにいた相棒の黒狼を思い出した。


「あの時の……」


その時、ハルカの耳元の通信機から魔王マンタティクスの声が聞こえてくる。


{ハルカ、大丈夫か?}


「う、うん、大丈夫」


{なら良い、その通信機をネバーさんにすぐ渡せ!}


「は、はい!」


ハルカは自分の通信機をネバーに渡した。

ネバーはそれを受け取り、耳につける。


{ネバーさん}


「マスター、すまなかったな」


そう言って着地し、ネバーは優しくハルカを降ろした。


「遅くなった」


{いえ、ベストタイミングです!}


その瞬間、遠くの3つの山が一つに融合し、巨大なクレーターが現れる、それは夜よりも暗く、深淵の世界そのものを作り上げた様な穴だった。


{そこへ災害を!}


「了解した!マスター!」



ネバーはその瞬間、天を突くような勢いで駆け出した。


いや、実際は天を駆けている。


裸で。


デスフェニックスはその恐るべき力に気づき、反射的に反撃の準備を始めたが、ネバーの速度に追いつくことはできなかった。


「クェエエエエ__ガッ!?」


ネバーは瞬く間にデスフェニックスの懐に入り込み、首根っこをそのままの勢いで掴み、その巨大な体を圧倒的な力で持ち、穴へと投げ飛ばした!


「____っ!!!!」


デスフェニックスは空中で無防備な姿をさらし、そのまま巨大なクレーターへと引き寄せられていく。


「命令、遂行した」


{後は任せてください}


魔王は異能『作成』を発動し、周囲の岩や石、土や木が液体になったかのように穴へ雪崩れ込み、一気にその巨体を押し潰すように生き埋めにしていった。


「終わりだ、災害!」


最後はやがて周囲のどの山よりも大きな新たな山が形成されていた。


アルカディアの全員が一瞬の出来事に驚愕し、次第に喜びの歓声が街中に響き渡る。


「俺たちは勝ったんだ……!」


皆が互いに称え合い、幸せを噛み締める。

こうして、アルカディアは再びその平穏を取り戻したのだった。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ