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異世界テイマー生活!あ、僕が使われる側なのね  作者: しぇいく
第一章

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採取依頼!……初心者冒険者!

 「それで、何してたんだ? マスター」


 場所を移して、マスターの口をゆすがせるために川まで来た。


 「依頼です……採取依頼」


 なるほど。

 冒険者登録して、そのまま依頼受けたって流れか。

 どおりで帰ってこないわけだ。


 「……せめて一言言ってくれ。いきなり呼び出されると、対応に遅れることもある」


 ……と、思う。

 今回はたまたま上手くいっただけで、運が悪けりゃ即死だったかもしれないし。


 「ごめん……」


 素直に謝られると、責める気も失せる。


 「俺は魔物じゃない。考えることができる存在だ。君と俺は、相棒みたいなものだろ?」


 「……」


 「これから一緒に、辛い道のりも乗り越えていこうな」


 ……あ、やべ。

 今のセリフ、ちょっとクサすぎたかも。


 こちとら、未だに厨二病が治りきってない高校生だぞ!?


 「……ごほん。それと、これを預ける」


 そう言って、背負っていたバスターソードを肩から下ろし、マスターに手渡した。


 「え、でもこれって……」


 「俺は素手でも戦えるしな。それに、この武器は特別製だ。そこらの武器とは格が違う、唯一無二の性能を持ってる」


 まぁ、そんな性能が本当にあるかは知らないけど。

 正直、さっきみたいにグロいのはもう見たくないだけだ。


 できれば、R指定かかったゲームみたいに血の表現オフにしたいくらいなんだよ、マジで。


 「命を守るための武器を託す。それは、俺のいた世界じゃ“信頼の証”なんだ」


 ──嘘です。

 日本でこんなもん渡したら、銃刀法違反で即逮捕です。


 「……はい! っ……!?」


 素直なマスターが、バスターソードを受け取った瞬間――


 シュルシュルシュルッ!


 まるでドラ◯もんのスモールライトでも浴びたかのように、剣が縮んでいった。


 小さくなった剣は、マスターの背丈にぴったりサイズに変化する。


 「す、すごい……持ち主に合わせて大きさが変わる剣なんて初めて見ました!」


 「そ、そうだろ? すごいだろー?」


 ――ははは……。

 知識では知ってたけど、こうして目の前で見ると、本当にファンタジー世界なんだなぁって実感する。


 「それで、依頼の内容と場所を教えてくれ」


 


 「『雪バルマ草』の採取です!」

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