静かな時間
数日が経ち、ネバーはすっかり街の住民の一員として受け入れられるようになった。
デザート・スコリピクスの討伐と、その後の活躍によって、住民たちからの信頼も厚くなっている。
街では食料が豊富になったことで何年ぶりかに祭りが開催されることになった。
広場には色とりどりの装飾が施され、人々の笑顔が溢れていた。
ネバーとハルカは祭りの準備を手伝いながら、街の人々と共にその雰囲気を楽しんでいた。
「フフ……」
「どうした?」
「いや、何年振りかなって……こんなにみんな楽しそうなのは」
「……そうか」
祭りの夜、ネバーとハルカは一緒に食事をすることにした。
「乾杯」
「乾杯」
そう言って魔物の血を飲み干す2人。
「ネバー……ありがとう」
ハルカは微笑みながらネバーに言った。
「こちらこそ、ハルカ。君のおかげで、この街の人々とも心を通わせることができた」
「……」
「?」
「いや、ネバーって私の昔いた世界にいた人に似てるなって」
「っ!?」
まさか、タカノリだと気付かれたのかと思ったが違った。
「セフィ◯スってキャラクターなんだけど、知ってるでしょ?有名だし」
「あ、あぁ……え?」
安心したがそれよりもそのキャラクターを知っていることに驚く。
「私、そのゲーム大好きでね……前の世界ではそう言うのを言うといじめられる可能性があっあから言わなかったんだけど……若気の至りってやつね」
「は、はは……そうか」
流石に今の境遇を見るとあの時いじめられていた対象としても責めれない。
そんな他愛のない話を続けていき、祭りも終わりに近づいた頃、ハルカはネバーを自分の部屋に誘った。
「ネバー、少し話があるの。私の部屋に来てくれる?」
ハルカの真剣な表情をしている、二人は静かにハルカの部屋へ向かった。
部屋に入ると、ハルカは少し緊張した様子でネバーに向き合った。
「ネバー、あなたには本当に感謝しているわ。あなたのおかげで、私たちは助かった。でも、私はあなたにもっとお礼がしたいの」
ハルカはそう言いながら、ゆっくりと自分の服を脱ぎ始めた。
「こんな事しか、お礼ができないけど……」
「!?」
ハルカの裸の心と体が、ネバーの前に晒されていた。
「こんな傷付いた身体じゃ……ダメだろうけど……」
彼女の体には魔物により負った傷の跡が多くついていた。
これまでにどれほど戦ってきたか解る。
「そんな事はない……綺麗な身体だ」
「……」
ゆっくりとハルカは近付いていき、ネバーをベッドに押し倒す。
抵抗も出来たはずだがネバーも優しくハルカの手を握り、彼女の気持ちを受け止める。
二人はそのまましばらく見つめ合い、深く繋がっていることを感じた。
外の祭りの喧騒は次第に遠のき、二人だけの静かな時間だけが過ぎていった______
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