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第93話 勇者召喚

これで2部終了となります。

 本名。杉山恵子。


 俺と遠藤小太郎の友人で、一応幼馴染ということになる。

 昔から、なにかあるとすぐ慌てるやつだが、妙に適格なことをいう時もある。

 あとファンタジー好きで、エルフ至上主義だ。エルちゃんいいよエルちゃん。とはこいつの言葉である。


 何とか泣き止ませた俺は、ポンズさんの宿にケイコをつれていった。もちろん全員で。親父さんが、快く部屋を貸してくれたので大助かり。

 ケイコをみれば、きっちりまとめたポニテに制服姿。この恰好ということは、通学途中にこっちにきてしまったのか?


「落ち着いたか?」


「う、うん」


 ここはケイコとミリアの2人部屋だ。そこにお邪魔しているわけで、今は俺とオッサンもここにいる。


「事情話せるか?」


「うん。最初はね…」


 こうしてケイコの体験に基づく、異世界召喚の話が始まった。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 夏休みが終わり学校への通学途中、それは唐突に何の前触れもなく起きた。

 家から出て100mほど先にあった店の側で、恵子の足元に幾何学模様をした魔法陣が発生。それに吸い込まれるように恵子が消える。


「え?」


 あまりの一瞬で、何が? と思うまもないほどに意識が遠のいた。

 次に目がさめたときは、床下に赤い絨毯が敷かれた場所であっった。

 前をみれば難しい顔をした体躯のいい男が玉座に。

 その隣には狂気じみた笑みを見せる華奢な男がいた。


「……なに? え? ここどこ?」


「……クッ、何だったんだ今のは……それにここは?」


「どこ? 頭も痛い」


 自分以外の声が聞こえる。

 隣をみると、見知らぬ男女が2人。

 どうやら3人とも意識を失っていたようである。


 一人は長い金髪に碧眼の色男。長い耳をみるかぎエルフのようだ。

 下に茶のシャツをきて上に薄青いベスト。ズボンもまた薄青い。華奢な体形が一目でわかるような服装だ。腰にぶらさげた細見の剣をみるかぎり剣士のようだが、柄に鮮血色の宝石がはめられていて美術品といわれても納得しそうだ。


 もう一人は、小さな女の子? というには声が違う。腕と足にも一目手でわかる傷あともついていた。人間? というには、どこか違うきがする。

 燃えるような赤い短髪と同色の鋭い瞳。半袖の革ジャンに暑い布地でつくられた白い半ズボン。その彼女の床には使い古されたようなハンドアックスが置かれている。


「亜人もいたのか……まぁいいでしょう。よくぞ参られた選ばれた勇者諸君!」


 キンキンとうるさい声が突然する。そんな男を、見知らぬ2人が嫌悪をこめて見ている。


「誰だ君は?」


 エルフの男が、機嫌の悪い声をだした。


「私は、ラーグス=アグバ。ここは王都アルツといいますよ、勇者さま」


「勇者?」


「なんだ?」


「……」


 エルフ男、見知らぬ女。そしてケイコと順に反応。ケイコが黙ったのは、アルツという名前に覚えがあったからだ。


「ええ、そうですそうですそうなのです! あなた方はまさに勇者! 神の怨敵を倒し、この世界を正常化させるための選ばれしもの! ああ、全く素晴らしい。これぞ神の御業といってよいでしょう!」


 なにを一人で興奮しているのかと言いたいが、下手に声をかけようものなら、怖いナニカにまきこまれそうな気がする男だった。

 勝手に騒いでいるラーグスという男をよそに、エルフの男が話しかけてた。


「すまないが、君たち、事情をわかるか?」


「知らない」


「……」


 何と答えようかと返事に窮した。

 ここはきっと、ヒサオがいっていた世界だと推測はできたが、確信がなかった。

 王都アルツ。

 これだけで判断はできない。ケイコはラーグスという名について心当たりがなかったのだから。


「君は? ……何か言いたそうだが?」


「あっ!すいません! 考えごとをしていました!」


 ケイコが急に声をだすと、ラーグスの動きが止まった。


「なんです勇者さま? 何をお考えで? もちろん全て私がお話ししますよ?」


 急に近づくラーグスに、3人ともが嫌悪を見せ、距離を離し身構えた。


「おやおやお、そのような態度は、勇者としていかがなものかと思いますが、まだ自覚がないのであれば致しかたないこと。このラーグスめがお教えしましょう」


 と、近づこうとするが、


「ラーグス。そのへんにしておけ。術者たちよ、印もつけ終わったのであれば下の片付けを済ませろ。そのあとは休んで良し」


 力強く張りのある声がし、みれば奥の玉座に座っていた男だった。もちろんジェイドである。


「驚かせてすまない。事情をご説明するので、身構えずに聞いていただきたい」


 そう王子がいうと、ラーグスの顔が歪みをみせた。あからさまに不機嫌そうである。


「今、この国イガリアは、危険な状態にある。魔族という敵が勢力を拡大させ、人間側の領土にまで手をかけた」


「!?」


 体をびくっと反応させたのはケイコであった。ヒサオから聞いていた国の名前と一致。先のアルツという名前と考え、これはまさかと思うに十分な材料になったらしい。


「それが我らと何の関係が? あなた方の問題だろう」


 エルフの男がずいっと前にでてジェイドを睨んだ。


「ここにいるラーグスが《神託》をうけ、武器をつくりだした。それをつかい、アグロという街を攻めはしたが失敗。お恥ずかしながら、我れらは《託宣》の言葉を聞くのになれすぎてしまったようだ」


「託宣それに神託だと? この男は神官なのか?」


「違う。それに《託宣》は皆がきいていたものだ。もしや、勇者殿たちはしらないのか?」


「託宣という言葉の意味はしっているが、皆がきく? なんだそれは?」


「関係ない。早くもどせ」


 今度は女のほうのようだ。

 腕をくみ、ラーグスと王子を交互ににらんでいた。

 床におちていた片手斧は、すでに背中にぶらさがっている。


(《託宣》っておもいっきりヒサ君がいっていたことじゃない! これもしかしなくても、ヤバイパターンじゃないの? まずいよ~)


「ふむ? 異世界では違うのか? 記録にはなかったが」


「王子、《託宣》が聞けるのは我々選ばれた世界のものだけなのでしょう。それに2人は亜人。そもそも種族が違いますれば」


「確かに、エルフとドワーフか……まあ、この話はいい。それより、先の続きだが…‥」


 ケイコはここでようやくわかった。

 片手斧をもっている背の小さい女はドワーフだと。

 すでにコリンの写真をみせてもらっていたが、言われて見るのとでは違うようだ。


「話さなくていい。僕たちを帰してくれ。少なくとも僕は他世界に干渉するきはない」


「私も。忙しい」


「わ、私も、帰してほしいんだけど、学校あるし……」


「勇者様達ともあろう方々が嘆かわしい」


 最後はラーグスである。メソメソと泣く真似までいれてきた。


(勇者? そういえば、ヒサ君がいってたな~ 勇者として召喚されると、スキルがつくとか……ってこれかな?)


 注意してみると、目の端に白く丸いものがみえた。ヒサオがみたものと一緒である。

 やり方はきいていたので念じてみると、ステータスウィンドウが開く。あ、やっぱりと、確認してみると、


 レベル 1 スギヤマ ケイコ

 称   号 召喚された勇者

 アイテム  学生服。携帯電話。学生鞄。お弁当

 ステータス 一般人以下

 ス キ ル 通訳、鑑定、マップ、結界無効 メイス技量、神聖魔法1


(ヒサ君が言っていた通り! やったね! でも、マップってなに? 他のはなんとなくわかるけど……ヘルプはないのかな?)


 一人納得し、ふんふんと目を輝かせている。先ほどまでの不安はどこにいったのやら。


「今はまだ帰すことはできん。召喚目的が達成されたら帰すと誓おう」


「!? なんだと! そんな話があるか!」


 エルフ男が怒鳴った。見た目に似合わず激昂する性格のようだ。


「これは脅し?」


 ドワーフ女のほうは背にある斧に手をかけていた。そろそろ抜きそうだ。


「これだから亜人は……ですが、一人だけ落ち着いて話を聞いている方がいるようですな。さすがは同種族。これも神の助けなのでしょう」


 自己陶酔をしているのがありありとわかるラーグスの声がすると、周囲の視線が恵子へと集まる。


「え? 私?」


 自分のステータスを見ていただけなんですけど! とはいえず、キャロキョロとしてしまう。


「ええ、あなたですよ。可愛らしいお嬢さん。そうだ、この際だ、あなたに部隊長をまかせましょう! それが「ラーグス。それはお前が決めることではない」…」


 意気揚々と話し始めていたラーグスの言葉に、ジェイドがわってはいる。途端不機嫌になり顔すらそむけた。


「話の途中ですまない。そもそも自己紹介すらまだだった。私はこの国イガリアの王子、ジェイド=ロックウェルという。現在、わが父が病にふせっており、王子である私が全権を預かっている状態だ。よければ勇者殿たちの名前を教えてもらえないだろうか?」


 最初から前にたっているエルフ男に目をむけラーグスがいうと、


「仕方がない。私はルイン=リムダート。見ての通りエルフの戦士だ」


「カテナ。細工職人」


 2人が順に名を口にした。


「私はスギヤマ=ケイコです。普通の一般女学生です!」


 普通かどうかはさしおいて、これが彼ら3人の出会いだった。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 召喚された3人が、ジェイドから一通りの説明をうけると、再度口論が勃発。ジェイドはまずは一晩落ち着いて考えてほしいといい、3人に部屋をあてがった。

 3人ともが同室にされ、女が2人いるんですけど! とケイコはおもったが、他の2人はそれどころではないらくし、憤慨した様子をあらわにしながら部屋の4角をみてまわっている。


「……どうやら聞き耳を立てているものはいないようだが、そちらはどうかね?」


「同じ。大丈夫」


 そんな2人が恵子の側によってきた。妙な圧力すら感じ怯んだ様子をみせた。


「さて、君は何を知っているんだ? 教えてくれないか?」


 ルインが言うと、カテナも後ろジーとケイコを睨んでいた。


「え、ええ?」


 どうしてバレたんだろ? と、2人を交互にみてしまう。


「私たちを召喚したあの連中は、気付かなかったようだがね」


「確実ではない。だけど同意」


 カテナがケイコへと近づきながらいい、彼女の手が肩へとポンとおかれた。


「あなた素人。なのに、この状況にすぐに慣れた。それは変」


「まったくだ。むしろ今では楽しんでいるようにすら見えるよ」


「え、いや、そういうわけではないんですけど」


 なんという誤解! むしろ、この状況は危険だと思い、何かできないかと考えていたに過ぎない。


「ではなに?」


「え、ええと……わかりました。かなり変な話なので、理解しにくいと思いますが」


 そう前置きし、ヒサオに聞いた話を全て話はじめた。

 その説明の最中に、


「……すまないが、その写メというのを見せてもらえないだろうか?」


 ルインという男にいわれ、携帯電話を取り出して、ミリアとジグルド、そしてコリンのうつった写真を見せると、ルインとカテナ。双方共が驚いた様子をみせる。


「どうかしました?」


「このエルフは、僕の知り合いだと思う」


「奇遇。ドワーフ男は、私の探し人」


「ほぇ! こんな偶然があるんですか!?」


 どうやら2人ともがミリアとジグルドの関係者だったようである。


「この絵を君に渡した男は、この世界に?」


「はい。どういう理由なのか知りませんが、この世界にきてしまっているようで、その話を聞いていました」


「すごい。異世界なのに連絡がとれる。その男は強い術者?」


「違いますよ。むしろ魔法を教えてくれる人がいないって愚痴っていました」


 なんだそれは? と、2人とも顔を傾けた。


「これで分かったね。どうやら、僕たちはこの3人に対抗戦力として選ばれたようだ」


「関係者という意味では同意。でも戦う気はない」


「私もです!」


「もちろん僕もだ」


 ルインが最後にいうと、そのまま顔をちかづけてくる。


「な、なんです?」


「少しよってくれ。これは大事な話だ」


「わかった」


 カテナは察したようで、彼女も顔をちかづけてくる。


「小声でいうよ。僕の推測はこうだ」


 ルインはここまでの状況で知ったことをいいだした。


 自分達を召喚した彼等にとって、ヒサオ、ミリア、ジグルドが最大の敵なのだろう。

 なぜ魔王でないのかは分からない。というか、ルインたちはまだ魔王のことを知らない。

 それに対抗する存在として自分たちが選ばれた。どうやって選別したのかは分からない。

 そして自分達には戦う意思がない。

 ならば……


「もし僕が召喚したのであれば、僕達を人質にして、3人に対する切り札につかう」


 この答に、他2人は反論できなかった。

 戦う理由も、倒せるだけの実力もない。

 だけど、何らかの形で利用できることは知っているはず。

 となれば、その結論がでるまで待っていなければならない理由はなかった。


 夜もふけ3人は脱出を試みるが……


「突破する。ついてきて!」


「わかった」


「はい!」


 状況は絶望的だった。 


 街をでようとしたところで発見されてしまったのだ。

 周囲を兵達に取り囲まれ、その数がどんどん増えていく。


 ルインという男は魔法も扱うようで、剣で身をまもりながら、魔法を浴びせるといった戦闘スタイルであった。


 カテナは、ただ無慈悲に斧をぶんぶん振り回すのみ。そこに一切の躊躇がないため、恐怖を覚えてしまう。普通は何かしらの躊躇いがあるというものだ。


 この2人は戦い慣れしている感じであるが、ケイコは全く違う。そもそも武器といえるものもなく、近づいてきた兵士を学生鞄で殴りつけているだけだった。


「ケイコ、カテナ、穴を作るから、そこから外へ!」


「あなたも一緒」


「ルインさんも一緒に!」


「いいからいくよ! カテナ、ケイコちゃんを頼むよ! 炎の槍(フレイムジャベリン)


 剣を前にむけ、魔法を発動。

 呪文詠唱といったものはなく、振りかざした剣先から炎の槍がはなたれ眼前の兵たちへと向かった。


「う、うゎ!」


 槍は一人の兵にあたっただけで消失。しかし、その兵が瞬時に炎につつまれ、別の兵にも燃え移った。


「おい! ぐわあああ!」


「こっちにくるな!」


「おい、消せ!」


 混乱が眼前に広がる。そこ突撃するカテナ。

 もっている片手斧を、ぶんぶん振り回す。何かにぶつかったとしても振り回す。そこに何かがあるのか関係なく振り回す。数人が犠牲になり倒れたが、そんなのは関係ないとばかりに振り回している。

 囲みを突破したころには、彼女の斧は血で真っ赤にそまっていた。


「そのままいって! 僕は大丈夫! 炎の槍(フレイムジャベリン)!」


 2発目の槍がはなたれ、さらに場は混乱。

 突破に成功した2人の女であったが、すぐにカテナは踵をかえし、ルインを襲いだした群れの中へともどっていった。


「カテナちゃん!?」


「ケイコいく。私はこっち。はやく!」


 かすれた声が聞こえてきた。自分も一緒にと思い、もどろうとすると、そのケイコの目前に3人の兵が立ちふさがる。


「ケイコ殿。どうか大人しくしてください」

「お願いします。あのような亜人どもなど、本物ではないのです」

「あなたこそが、我らの希望。どうかお願いします」


 などといわれるが、全くその気なぞないわけで、


「勝手なことをいわないでよ!」


 と叫び声をあげるが、足が後ろへと下がりだす。

 わかっているのだ。この分断された状況で、自分ができることは、逃げることしかないと。


「う、うぅ」


 かといってこのまま2人を置いていくわけにもいかないと、考えていると、


「さっさといくんだ!炎の壁(フレイムウォール)


 ルインの声がし、同時に目の前にいた3人が炎に包まれた。


「あの3人の中の誰でもいい! 会ってこのことを伝えてくれ! 頼む!」


「早くいく! 連絡つける!」


 2人の叫び声におされ、恵子は闇の中にむかって走り出した。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 そして、彼女は奇跡的にミリアに出会う。ユミルにかけられた結界は、ケイコには通じなく中へと通してしまう。

 湖上につくられた国に、どうしてケイコがつくことができたのかというと、ユミルという名前が原因。

 逃げ出したケイコが無我夢中で走り逃げた先にはユミルがあった。そしてマップを広げながら逃げていた彼女が、その名を目にし近づかないわけがない。


 こうした話をきいた、一人の男が、激昂をあらわにした。


 それはジグルドである。

 手にしていたアダマンランスがブルブルふるえていた。


「この世界のドワーフだけではなく、カテナまでも……」


「オッサンの知り合いか?」


「弟の恋人だ……あいつもこちらに来てしまったか」


 弟のジンドが果たして無事かどうか? そうした不安が頭をよぎるが、


(今はそれどころではあるまい。なんとしてもカテナを救わねば)


 不安と恐れと怒りがジグルドの中で渦巻いている。


「ヒサオ。カリスさんにきいたけど、この街はいまアルツ攻めの準備中よね?」


「ああ、そうだよ。半月もしたら攻撃を仕掛ける」


「それ、当然私も参加するからね」


「ワシもぜひとも頼みたい。もってきた鉱石は全てやろう」


「うぇ!? うれしいけど、いいのか? というか扱える人いるの?」


「いないならワシがつくってやる。まかせておけ!」


 かくして、賢者ミリアと、鍛冶師。いやもはや鍛冶戦士ともいうべきジグルドの両名がアルツ攻めのメンバーへと加わることとなる。


 魔王によって言い渡された期間は、あと半月あまり。

 その間を使い、様々な準備がなされる。


 ここアグロだけではない。


 ブランギッシュのほうでも動きがあり、それを統括しているのはテラーとエイブンであった。イルマの指示で、ブランギッシュに残っている村人をたちも、鍛え上げている様子である。


 作戦はまだきまっていない。


 だが託宣が聞こえなくなり、召喚された勇者たちにも逃亡を図られたアルツ。

 混乱を極めし状況において、捕らわれた勇者達は果たしてどうなるか?


 勢いにのるアグロか? それとも勇者達を捕らえたアルツか?

 獣人、魔族、人間、そして召喚された勇者達。

 これら全てを巻き込んだ戦争が始まろうとしている。

次は人物紹介となります。

今回登場したルインについて補足説明をつけておきます。

作者の力不足でもうしわけありません。

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