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魔王の娘ですが勇者パーティが百合天国だったので裏切ることにしました。  作者: 三色ライト


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51話 喧嘩勃発!?

 月曜日にパーティを正式に組んでから、それはもう大変だった。クォーターテストのために集まってお勉強会をしようにもアルチャルはシルディとヒラのことは知ったこっちゃないみたいな態度で臨み、それにシルディは怒って帰っちゃうし、ヒラは泣きそうになるし……。


 ユーシャと私でアルチャルをたしなめても「強い者が弱い者の意見を聞く理由はありません」の一点張り。強いアルチャルがパーティに入ったのは戦力的にはいいんだけど、連携面がズタボロになりそう……。


「はぁ。どうすれば良いっていうのよ……」


 今日は木曜日。もう明日にクォーターテストを控えているから、なんとしても今日はお勉強会を開きたい。こうなったらアルチャル抜きで……とも思ったけど座学の時間が終わった瞬間にユーシャに会うためにクラスに来るのよね……。


「おはよ……リリー……」


「うん……おはよ……」


 そんなわけでユーシャもぐったりと疲れている。対等な関係を望むユーシャにとって奴隷のようなポジションを狙っているアルチャルはストレスにしかならないみたい。


「では今日の座学を終わります。明日のクォーターテストは今日の内容も含まれるのでしっかりと勉強してくること。では解散」


 よし、チャチャっとファミレスに……


「ユーシャ様!」


 ……うわぁ来ちゃったか。


「あ、アルチャル……もう様付けやめてって言ったよね?」


「そんな……! ユーシャ様を呼び捨てなんてできません!」


 もうユーシャの顔に生気はない。諦めたのね、ユーシャ。


「んじゃ、アタシは帰るぜ」


 シルディ、それからヒラも帰ろうとする。流石に前日に帰らせるわけには!


「シルディ、ヒラ。これからファミレスで勉強会でもしない? 明日クォーターテストだし……」


「……そいつと仲良く勉強しろってのか?」


「仲良く……はしなくていいわよ。でもテストは不安でしょう? 一緒に勉強した方がいいと思う。お願い! 今日は来て……!」


 必死に頭を下げてお願いする。流石にここまでしたらシルディも断るわけにはいかなくなったみたいで……


「わ、わかったって。頭上げろよ」


「ありがとう、シルディ。ヒラも来てくれる?」


「は、はい……」


 なんとか4人……いや5人か、揃ったわね。面倒ごとが起こる前にファミレスに移動しましょう。


 というわけで勉強会が始まったんだけど……


「なぁ、ここはどうやって解くんだ?」


 シルディがユーシャや私、ヒラに質問すると……


「そんなのもできないなんて……低レベルな」


 アルチャルがシルディを煽って……


「あぁ!?」


 シルディがキレて私がなだめる。この繰り返しだった。帰りたい……助けてアスセナ……。


「ねぇアルチャル……なんでそんなにシルディとヒラに突っかかるわけ?」


 流石に我慢できなくなってきた。問い詰めてやる。


「だって……ユーシャ様やリリー様と同じパーティならもっとレベルの高い人たちであるべきです。コイツらはそのレベルに達していない。足手まといでしょう」


「表に出な金髪。ぶちのめしてやるよ」


「落ち着いてシルディ! アルチャル……今の発言はスルーできない。このパーティにい続けたいなら2人に謝罪して」


 正直言って私も今のはキレそうだった……。シルディが私以上にぶちギレてたからなんとか冷静さを取り戻せたけど……。


「すみませんね。正直なことを言ってしまって」


「テメ……!」


 バン! と机を叩いて立ち上がったのは……私。キレたわ。完全にね。


「……表に出なさい。アルチャル」


「は、はい……」


 アルチャルの腕を乱暴に掴んでファミレスを出る。裏口の方まで回っていわゆる壁ドンの体勢に。


「あっ……♡」


「もう仲良くしろとは言わない。でも……不必要に煽るのはやめなさい。いいわね? もし次何か揉め事を起こすようなことを貴女からしたら……パーティから追放するわよ?」


「は、はいぃ……♡」


 何よこの子……突然素直になって。なんだか怖いわね……。

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