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魔王の娘ですが勇者パーティが百合天国だったので裏切ることにしました。  作者: 三色ライト


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179/186

179話 魔王と戦闘

「行きます! 『エンチャントフレイム』『エンチャントウォーター』『エンチャントウィンド』『エンチャントサンダー』『スーパーブースト』『オートリカバリー』」


 ヒラからの支援魔法がこれでもかというほど降りかかる。これなら多少の怪我を負っても自動回復してくれるから、無茶しても大丈夫ね。


「シルディさん!」


「おうよ! 『コネクトシールド』」


「さらに……『エンチャントシールド』」


 私たち全員に透明なシールドが装備された。


「行くわよ、基本フォーメーション!」


 ユーシャ、私、シルディ、ヒラ、アルチャルの順に並ぶ。対して魔王は強者の余裕か、こちらの準備が整うまで待っていた。

 その慢心を、私たちで突く!


「『セイクリッドブレード』」

「『そこにある悪夢(イグジストナイトメア)』」


 ユーシャの剣は白く輝き、私の体は赤い紋に染まる。黒い立方体が宙を舞い、私の攻撃態勢は整った。


「ふん。我の真似事とは片腹痛い。ならば見せてやろう、本物の悪夢というものをな! 『そこにある悪夢(イグジストナイトメア)』」


 当然のように魔王も『そこにある悪夢(イグジストナイトメア)』を使ってくる。フォーデフェルト家であれば基本的に誰でも使える魔法のため、魔王も例外なく使える。


「「『キュボス』」」


 お互いの立方体をぶつけ合い、衝撃が生まれる。その勢いは相殺され、お互いに消え去った。


「ほう……そこそこやるではないか。ならばこれでどうだ!」


「その手は読めているわよ!」


「「『ブラック・ウェーブ・シューティング!』」」


 黒い衝撃波がぶつかり合う。この力になると私の方が弱い。なぜなら『キュボス』と違い、これは元の強さも関係してくるから。


「みんな……お願い!」


「もちろん! 『セイクリッドジャベリン』」


「お任せを! 『インフェルノ・スターダスト・シューティング』」


 魔王の闇の波動に対し、私たち3人の魔法で迎え撃つ。

 その威力はランキング戦において敵なしだった。でも、魔王はそれすら赤子の手を捻るようにねじ伏せた。


「「「なっ!?」」」


 私たちは今、ヒラの『スーパーブースト』の加護を受けている。それなのになお、この力の開きがあるっていうの!?


「貴様ら5人、総じて……伝説の勇者一人にすら及ばぬ。『ディアブロ・ディボーロ』」


 魔王を中心に、黒い風が吹き荒れる。これが魔王最強の技と呼ばれる『ディアブロ・ディボーロ』。私たちで対処できる次元を超えている!


「やるぞユーシャ!」


「う、うん!」


「「『セイクリッド・ハイパワーシールド』」」


 これで防げなかったら終わる。だから信じて、私たちは攻撃の準備をするのみ。


「融合魔法『イフリート・ヴォルカニック』」


 炎の魔人を呼び出し攻撃する、人間界の『インフェルノ』と魔界の『エクスプロージョン』を融合させた魔法。

 これができる限りの一撃。これで返せなければ終わりね。


「いっけぇぇぇ!」


 私たちの希望。それを簡単に打ち破るように『ディアブロ・ディボーロ』は私たちの盾を、炎を、呑み込んでしまった。


「「「「「うぁぁぁあ!!」」」」」


 私たちは闇に包まれる。

 目を開けると、私たち5人は全員、地に伏していた。


「これで終わりか?」


 魔王は悠々と、そこに立っている。

 私は涙を一粒こぼした。

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