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魔王の娘ですが勇者パーティが百合天国だったので裏切ることにしました。  作者: 三色ライト


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125/186

125話 期末テスト!

 そして時は流れ……期末試験当日。

 私の横にいるユーシャは最後の追い込みをしている。ヒラは自分でまとめたであろうプリントと睨めっこをし、シルディは問題を解いては答えを見て撃沈を繰り返している。


「おはようございます〜。それでは期末試験を始めますよ」


 先生がテスト用紙を持ってクラスに入ってきた。クラス全体に独特の緊張感が流れる。


「期末テストは時間が120分あります。長丁場なのでトイレ等は済ませてくださいね。大丈夫ですか?」


 先生の問いかけに手をあげるものはいない。それを確認した先生が軽く頷いてプリントを配り始めた。


「みなさんに行き渡りましたね? それでは試験を始めます。試験……開始!」


 始まった! プリントをめくって問題をざっと見てみる。うん、私としては解けなさそうな問題はないかな。

 テストでは毎回のように99点をとっている私。今回こそは100点を取りたいと意気込んでいる。だからケアレスミスすら許されない。一問一問、丁寧に解かないとね。


 ものの1時間で解ききってしまった。ケアレスミスがないかの確認も終わったし、あと60分どうしよう……。

 あ、ランキング戦のことも考えておかないといけないわね。前回優勝したパーティと準優勝パーティのエースが混ざったパーティとして、負けるわけにはいかないわ。


 ただ……もし私が相手側だったとしたらと考えると、簡単にはいかないなと思う。だってもし私が前回の優勝パーティとバトルロイヤル制で戦うなら、他のパーティと結託して優勝パーティから先に潰すもの。

 つまり、1vs1vs1vs1に見えて、1vs3になる可能性があるということ。そうなったら厄介。非常に厄介。


 なんて考え事をしていたらいつのまにかテストの時間は終了していた。


「お疲れ様。リリーはどうだった?」


「いつも通りよ。みんなはどう?」


「私もいつも通り!」


「私は……たぶん大丈夫です」


「アタシはまぁ……大丈夫だろ、きっと」


 シルディ以外は手応えありといった感じね。たぶんアルチャルの方も大丈夫でしょうし、また今回もシルディの結果を祈ることになりそうね。



 ◆



 そして次の日……


「さぁ、結果をお返ししますね。まずは学年トップ。リリーさん!」


「はい!」


 よかった。今回も学年トップを取れたみたいね。点数は……99点。何これ。呪いなの? しかも気をつけていたはずのケアレスミスだし……。


「今回も同率ですがおめでとうございます。パーティポイント、加算5ptです」


「はい! ありがとうございます!」


 何はともあれ5pt入ったからよしとしましょうか。たぶん同率1位はセレナよね?


 ユーシャ、ヒラはいつも通りの点数だった。あとはシルディの点数を神にお祈りするのみ。魔王の娘が祈っても叶えてくれるかはわからないけど!


「シルディさん」


「は、はい!」


 シルディがガチガチに緊張しながらテスト用紙を取りに行った。そのまま結果を見ることなく席に戻ってくる。


「あぁ、怖くて見れねぇ」


「大丈夫よシルディ。みっちり勉強したじゃない!」


「そうだけどさ……」


 まぁ気持ちはわからなくもない。

 シルディはプルプルと震えながら紙を開く。そして自分で見ることなく私たちに向けてきた。


「……へぇ。なるほどなるほど」


「なんだよその反応! どうなんだよ!」


「いや。自分で見てみればいいじゃない」


「うぅ……リリーのいじわる」


 涙目になるシルディ。なんか目覚めそう……いやいや! そうじゃないぞと言い聞かせる。


「私の点数は……50点!」


 そう、シルディのテスト用紙の右上には「50」と記されていた。

 赤点ラインは平均点の半分から。つまり、この時点でシルディの赤点はないことになる。


「やったーーー!!!」


 シルディの、確かな成長を感じた。さぁ、この勢いでランキング戦も勝つわよ!





≪パーティポイント≫

 リリー+5pt、ユーシャ+1pt、アルチャル+1pt。

 25+7=32。現在32pt。

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