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魔王の娘ですが勇者パーティが百合天国だったので裏切ることにしました。  作者: 三色ライト


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109話 作戦会議

「それでは最終種目を始めます。種目は水風船チャンバラ。この柔らか素材でできた剣で叩かれ、水風船が破れたら失格です。制限時間内に生き残る、もしくは敵をすべて倒せば勝ちです」


 先生から最終種目の説明を受ける。この競技はパーティポイントにも直結してくる最重要種目。その説明もあると思うけど……


「この競技は直接戦闘種目なので、直にポイントが入るようになります。相手を倒せば0.5pt。最後まで生き残っていれば1人につき1ptが加算されます」


 水風船チャンバラのおさらいが始まる。ただ疑問が一つあるわね。


「質問いいでしょうか、先生」


「はいどうぞ、リリーさん」


 よし。質問は受け付けてくれるのね。


「その柔らか素材の剣以外で水風船が破れてしまったらどうなるのですか?」


 そう、魔法を使って水風船を破ってくる人だっているでしょう。ただルールの上では「柔らか素材の剣で水風船を破る」というのがある。そこの裁定がどうなるのか、知っておくべきよね。


「ご心配なく。この水風船には強力な魔法がかけられていますので、柔らか素材の剣以外には反応しません」


 なるほど……これで剣以外で破るという選択肢がなくなったわね。ビエントやメルティ、ニアンはどういう作戦を取ってくるかしら?


「それではパーティでの作戦会議の時間を10分設けます。その間に他パーティと会話をするのは禁止とします。ではどうぞ!」


 その言葉を聞いてホッとした。このまま作戦を固めず、そのまま実戦が始まったらバラバラになるところだったからね。


 みんなと集まって作戦会議を開く。といっても基本路線はなんとなく決まっている。私とユーシャが攻め、シルディとヒラとアルチャルは生き残る事を考えて余裕があったら攻める。くらいの考え。


「生き残るにも魔法を使って工夫が必要ですよね」


「ん? そうか?」


「たぶん……私たちって狙われていますよね」


 そう、ビエントもメルティもニアンも、確実に私たちを意識している。だから開始と同時に集中狙いをしてきてもおかしくはない。


「そこは5人で乗り越えましょう。剣術ならユーシャの右に出るものはいないはずだし、連携で私たちの右に出るものもいないはずだわ」


 ビエントは1人だし、メルティ・ニアンは2人。単純に数なら上回っているし、連携だって負ける気はしない。懸念があるとしたら……この3人と戦っている間に漁夫の利を狙われることよね。


「私たちは基本的に固まって行動しましょう。ユーシャと私は攻めるとしてもあまり離れ過ぎない。シルディとヒラとアルチャルは生き残ることを第一に考えるとしても離れ過ぎない。お互いに声を掛け合って脅威を知らせ、チャンスを掴み、勝つ! これでどうかしら?」


「うん! 異議はないよ、リリー!」


「そうだな。アタシ達はチームで勝つ!」


「私は1人では勝てる気がしないので……そっちの方が嬉しいです!」


「勝ちましょう。これ以上ユーシャ様とリリー様に泥はつけさせません!」


 よし。みんなの意思は固まったわね。私たちはパーティで勝ちに行く! ビエントにはないもの、メルティ・ニアンでは少ないもの。私たちが持つ武器で勝ちに行くわよ!


「それでは水風船チャンバラを始めます。グラウンドの中央を囲むように並んでください」


 グラウンドをぐるっと囲んで並ぶ。会場のボルテージが上がっているのを肌にピリピリと感じる。負けるつもりはないとみんな思っているわね。それでこそやりがいがあるってものよ!


「それでは……水風船チャンバラ、始め!」


 決戦の号砲が鳴り響いた!

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