84話 皆を巻き込もう
皆さんには、これから綺麗になってもらいます···
火曜日
スーパーヒラヤマに到着
タイムカードを出勤できり、更衣室で着替える
休憩スペースでは店長·忍野さん·水守さんが談笑していた
「おはようございます。」
「おはよう。」
「「おはようございます。」」
挨拶を交わし、空いてる席に座る
「加田瀬君。昨日の『美少女店員』の事なんだけど、どうやら加田瀬君の事らしいよ?他の人に聞き取りしたけど、皆が『加田瀬さんだと思う』と言っているからね。」
「そうですか···。まぁ···何と無く予想してましたけど···微妙な気分ですね···」
微妙な顔をして話を聞く
「それでね。そんなに話題になっているなら、隠さずに『全面に出していこうか』と話が出ててね?」
「···僕に何をさせる気ですか?···それより、もっと『いい案』があるんですけど、話を聞いてくれませんか?」
昨日、帰宅後に世界樹から真実と対処した事を聞き、今後の対策を用意しておいた。
更衣室から万能薬を入れた袋を出して、皆に見せる
「ここに『例の化粧水が人数分』あります。これを使って、皆が綺麗になれば···どうなると思います?」
皆の顔を伺いながら話を進める
「この案に参加の人には更にもう1本『賛成!!参加する!!』···では、皆さん準備をお願いしますね?」
全員が餌に食い付いた!!
世界樹からの提案は簡単だ
『木を隠すなら森の中』
僕が目立つなら、周りを更に目立たせれば良い。
その為に『皆を巻き込もう』と提案された。
化粧水はまだまだ大量にある。数本出したところで、全く痛くもない
それよりも目立たない方が重要だ!!
くくく···。これで僕は目立たないぞ
そう考えているうちに、皆が化粧水を使って綺麗なって戻って来る
うん。完璧だ!!特に水守さんと忍野さんは段違いで綺麗になっている。
(くそぅ···イケメンめ···)
そして『おねぇさん』の店長がいれば、僕なんか気にされないはずだ!!
何故か店長だけ『漢』っぽくなっているけど、気にしない···
世紀末の方かな?
巨大な黒いお馬さん(黒●号)が似合いそうだ···
皆が準備を終えたので、追加分を皆に渡して、本日の業務が開始された。
時刻は15:30
今日の出来事が話題になり、全員が化粧水を使用する事が決定された
それにより、新たに化粧水を求められたが、僕は『手持ちの予備を放出した。次いつ手に入るかは不明です。』と返答する
更に『この化粧水の事を無闇に他人に話したら、もう手に入らない可能性が高くなるので、皆さんは注意して下さい』と念押ししておいた。
そうしないと、限度なしで渡す事になるからね···
そして、僕は化粧水の報酬として今後『スーパーヒラヤマの扱う商品は全て無料』になった
化粧水の対価としては安いらしいが、僕には十分な報酬だ。
白達が作った物だから、報酬は白達が喜ぶ物にする。
そして今日のバイトが終わり、早速報酬として『大袋のチョコレートを7袋分』もらって帰り、白達に1袋ずつ渡す。
皆とても喜んでくれた。
そしてこの日からスーパーヒラヤマは『美形店員(店長除く)のいるスーパー』として有名になっていき、大勢のお客様が来店するようになった。
そうなると、当然周りはその秘訣を聞き出そうとするが、誰1人として話さなかったと言う···
次回『雨宮家の緊急招集!?』




