69話 ふにゃふにゃになる~
温泉に浸かろう
「おぉ···これはすごい···。」
白達に連れられて脱衣所の別世界への扉を潜ったら、目の前には大きな露天風呂があった。
大きめの石で円を描く様に敷き詰められ、お湯が張られている
源泉(?)掛け流しのようだ
大きさは半径15m程で、深さは中心に向かって深くなる階段式だ。
中心は立つと首まで浸かる深さになっていて、一段一段の幅が広いので、足を伸ばして座れる仕様になっている。
一番浅い場所では『寝て浸かれるようになっている』のも嬉しいところだ。
別の所には電気風呂·水風呂·ジャグジー·サウナ·打たせ湯·休憩所(長椅子·簡易マット·水飲み場)があった
ここはスーパー銭湯かな?
全ての温泉のお湯(水風呂含む)は『雫特製の万能薬』らしく、浸かれば『外傷は全て完治』するのは当たり前で、飲むと『体内の異常完治』『リラックス効果』等、『浸かって良し!飲んで良し!』の『万能薬』だそうだ。
劣化もしないので、ペットボトルに入れて持ち運べば、頭部が失くなる等の即死以外なら完治する携帯薬になるとのこと···
琥珀が追加で教えてくれたが、乾いた大地に掛けると大地が甦るらしい···
砂漠が『永遠の緑の大地』になるとか、枯れた井戸に注ぐと『永遠に水が涌く』と言う。
そんなとんでもない薬を贅沢に温泉にするとは···
しかし、白達が作るのはいつもこうなので、僕はもう慣れたよ···
それよりも、白達が作ってくれた温泉に早速浸かる事にした
脱衣所で服を脱ぎ、タオルを持って温泉に浸かる···
「あぁ······これは凄いぃ···体が優しく包まれ、心身共に全てを解してくれるぅ···」
『『マスター。気持ちいい~?』』
「気持ちいぃ···作ってくれてありがとう~。もうこの風呂しか入れない···ふにゃふにゃになる~」
『『よかった~。皆も入る~。』』
「お~。いいよ~。いつもは小さい浴槽だからねぇ~。」
これだけ広ければ白達が入っても気にならないので、一緒に浸かる
その後、志希は夕飯を作りに戻るのも億劫になり、休憩所で『魔法の実』を食べて、寝る時間まで全てを楽しんだ。
次回『お米には困らないな···』




