68話 旅行したいな···
転移の練習中です
「魔法は便利だなぁ。遠くても買い物に行けるし、荷物は格納庫に入れられるから手ぶらで行動できる。」
「他にも色々出来ますが、今の生活にはこれくらいがいいでしょう」
「そうだね。今の生活ならこれ以上の力は僕には不要だよ···。」
自分にあった力があればいい···
大きすぎる力は不幸しか呼ばないからね···
「転移って慣れればどこでも行けるよね···。日帰り旅行とか良いかもね。」
「そうですね。それか、一人で起業して宅配業者とかいいですね。荷物は格納庫に入れて転移で即配達。お金持ちになりますよ?」
「それは嫌かな···。でも、旅行したいな···。日帰り旅行···今度の給料入ったら行こうか?」
「いいですね。心の洗濯は必要ですから、温泉巡りとかもどうですか?」
「温泉かぁ···近くに天然温泉の銭湯あるんだよね···。そうだ!今日は銭湯行こうか?家のお風呂だと足伸ばせないから、たまに入りたくなるんだよね」
そんな話をしていると、白達が何かを話し合いをしている
何かを考えている様だが、僕には聞こえない様に話をしているので、後で教えてもらおう···
時刻は13:00
お昼は塩漬け豚を薄く切って、キャベツ、もやし、ピーマン、人参と一緒に炒めた『塩豚野菜炒め』にした
無人販売所で買った人参を使ってみたが、結構甘くて美味しかった。
次はポトフとか作ろうかな
朝に仕込んだ燻製の様子を見ると、油が程よく抜けた飴色になっている
どうやら成功したみたいだ
出来た燻製肉は小分けにする
1つだけ夕飯に使うので、冷蔵庫に入れて、残りは保管庫に入れて置いてもらう
これで作った加工肉は全て仕分けたので、のんびり過ごす事にした。
日が暮れてきた頃、白達が別世界から帰ってきた。
『『マスター。これから別世界でお風呂入らない?』』
どうやら別世界にお風呂を作ったらしい
時間的には少し早いが、白達が作ったのなら、見に行ってみよう
「いいよ。別世界に行けばいいのかな?」
『『案内するの~。こっちの入口から入って~』』
白達は脱衣所の壁に出入り口を作っていて、『精霊の温泉』と書かれた暖簾をかけていた。
「ちょっとした温泉旅館みたいだな
。さて、どんなのを作ったのかな?」
志希は楽しみにしながら暖簾を潜った
次回『ふにゃふにゃになる~』




