56話 チーズ巻き揚げはおやつになりますか?
おやつを作るよ
10階の売店に来た。
どの階でも品揃えは変わらないと言うのなら、近くでもいいやと思ったからだ。
えっと···チーズは···あった!色々な種類があるけど、僕はプロセスチーズが好きだ。
チェダーチーズもある···これも買おう
チェダーチーズは好き嫌いがあるけど、チーズ巻き揚げにすると、トロリと濃厚で「チーズ食べた!!」って思えるんだよね···
他のでもそうだけど、僕はプロセスとチェダーが好き
各々1箱(600g)をかごに入れる
あとは何かないかと見回ると、餃子の皮が売っていた
「生物なのになぜ?」と思ったら、この階は中華料理が多い階だった。
「持ち帰り用として冷凍餃子もあるから、餃子の皮も置いてあるのかな?」
ポップには『社員食堂の手作り餃子の皮 作り過ぎた為、在庫あるだけの売り切り』となっている。
···違った。
どうやら在庫処分の見切り品のようだ
「皮作るの面倒だから丁度よかった。この皮を使わせてもらおう。」
30枚入り2袋をかごに入れて会計へ
さぁ、美味しいチーズ巻き揚げを作るぞ~
時刻は14:30
そろそろおやつの準備をしようと給湯室へ
深めの揚げ物用鍋に油をいれ、弱火で加熱する
灯に「180℃まで上がったら教えて」と頼んでおく。
買ってきたチーズを小さく切り揃え、ボウルに入れる
次に餃子の皮を出して水で外側を一周薄く濡らす
真ん中にチーズを置いて餃子の様に波(皺?)をつけながらしっかり閉じる
プロセスは餃子の様にして、チェダーは春巻きの様に包む
これを量産して、油の温度が上がるのを待つ
『マスター。油上がった。』
灯が教えてくれたので、礼を言って油にチーズ巻きを投入する
皮が薄いからすぐに揚がるので、どんどん入れていく
連続で入れると油の温度が下がるが、『灯』が油を180℃に保ってくれているので、どんどん揚げられる。
白達には、揚がったチーズ巻きに軽く塩をふってもらい、油を切る
「(油が切れる前に塩をふらないとほぼ無駄になるからね···。白達がやってくれるから助かるよ)」
作ったチーズ巻きはあっという間に揚げ終わり、試食として何個か白達に渡すと、白達は家に転移してから食べるらしく、格納庫にしまって帰って行った。
「社長、おやつにしましょう。今日は『チーズ巻き揚げ』です。」
チーズ巻き揚げと緑茶を盆にのせてテーブルへ運ぶ
「チーズ巻き揚げはおやつになりますか?お酒のおつまみのイメージなんですけど」
社長はおつまみのイメージなのだろう。
チーズ巻き揚げがおやつになるのか疑問らしい
「なりますよ。少なくとも家ではおやつにしてました。おつまみでも、ご飯のおかずにもなりますから、結構作っていましたね。」
「そうなんですか?では早速···いただきます。」
最初は餃子の形のプロセスチーズから食べるようだ
「ケチャップも用意しておいたので、そちらをつけて食べてみて下さい」
社長は言われた通りにケチャップを少しつけて食べる
「···美味しいです!!サクサクとした皮と中のチーズがいいですね!!ケチャップと合わさって小さなピザみたいです。」
どうやら気に入ってもらえたようだ。
次回『肉汁作ろうかな···』




