48話 進化した世界樹···って!?キモッ!!
鉢植えを買おう
日曜日9:00
1人で園芸用品売場に来た志希は植木鉢を物色していた
「どれがいいだろう?今のより一回り大きいので良いらしいけど、陶器か焼き物か···。焼き物なら軽いな···でも、陶器だと綺麗だよね···」
世界樹の要望は『一回り大きい鉢植え』だけなので、プラ製でも良いが「流石にそれは嫌だろう」と思い、しっかりとした物を買いに来た。
散々悩んで手にしたのは『陶器の鉢植え』だった
やはり見映えもいい方が喜ぶだろうと結論を出し、購入した。
店の裏道を進み、周りを警戒して、誰もいないのを確認し、転移で帰宅する
「もうあまり躊躇しなくなって来たなぁ···まぁ、いいや」
志希は転移(空間移動)と格納庫は結構使っている。
やはり便利なので、つい使ってしまうのだ。
「ただいま。世界樹~新しい鉢植えだよ~」
格納庫から新しい鉢植えを取り出して世界樹を呼ぶ
「ありがとうございます。これでまた大きくなれます。」
「うん。琥珀と雫、後は頼んでいい?」
『『まかせて。直ぐに植え替える』』
琥珀は新しい鉢植えに土を出し、世界樹を引っこ抜いて、新しい鉢植えに入れる···
琥珀さん···結構豪快だね。大根抜くみたいに世界樹を抜いたよ···
そして更に土を被せて軽く固めると、雫が手から水を出して土を湿らせる
『『マスター。終わったよ~』』
琥珀と雫が植え替え完了を知らせてくる
「はい。ご褒美ね~。琥珀と雫は2個で、他の子は1個だよ」
ウエストポーチから小人のチョコを出して、皆に分ける
『『ありがと~』』
皆は嬉しそうに食べて、好きなところに移動してのんびりし始めた。
「···進化準備完了。進化開始します。進化完了まであと1時間です」
どうやら世界樹も進化を始めたようだ。
成長するための準備が出来ると、一時的に休止状態になるようで、昨日は『休止状態だった為に返事がなかった』そうだ
紛らわしい事だ!!
でもお陰で墓参りも出来たからいいや···
白達も紹介したかったからね···
そして1時間が過ぎた頃
『世界樹の進化·成長が完了しました。通常状態に戻ります。』
「おっ?進化と成長が終わったみたいだね。」
「はい。無事完了しました。新たに追加された機能はこちらです。」
世界樹がホログラムで一覧を表示する
「ふむふむ···追加で20個とサイズが大きくなるのは知っているけど、この『移動』って何?」
「それは進化した世界樹が移動出来る様になりました。」
「進化した世界樹···って!?キモッ!!」
世界樹が植木鉢から出て来た!!
根を触手の様に動かして、地面を移動する!!
まるで『地面を高速移動する蛸』の世界樹版だ!!
「志希さん酷い!!これでもまだマシですよ?」
「まだマシなんだ!?でも他に移動手段無いの!?気持ち悪すぎて···全身鳥肌立ったよ!!」
「これ楽なんですけどね···仕方ないですね。ではもう1つの移動手段で···」
世界樹は鉢植えに戻り、根を土に埋めて元通りになると、空間移動を発動させて、鉢植えごと別の場所に移動した
「是非そちらでお願いします!!さっきの移動をやった場合は『容赦なく焼く』からね!!」
「またまた冗談···ではないですね。了解しました!!」
世界樹の言葉に無言で全身に『白い焔』を纏い、手には『太陽のような炎球を出す』志希を見た世界樹は「あっ···本気だこれ」と悟り、すぐに返答した。
第三章終わりです
次の第四章もよろしくお願いします
次回『良かった。今回は塩味だ···』




