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〖総合1万突破〗魔法の実がなる木の種を貰い、育てた僕は精霊達に気に入られた様です。~魔法の実を食べたら色々ヤバい事になりそうです~  作者: のんびり作者(四希)
第三章 メイドさんと世界樹と···

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47話 新しい鉢植えを買ってあげよう

世界樹が怒ってます

「ごめんね···つい、嬉しくて···」


今現在、僕は世界樹に謝っている


「···」


「本当に久しぶりの休みなんだよ?色々あって、全然休みらしく休んでなかったら、休みたいじゃん?いくら聖域で疲れがなくなっても、気持ちの面が休まらなきゃ、疲労は抜けないよ?」


最近は特に色々あって、休日は気持ちが休んでいなかった。『買い出し』や『魔法の練習』でのんびり休日らしい過ごし方もしていない


「···」


世界樹はまだ怒っているようだ


「···そうか。そんなに怒っているなら、もう何も言わない。好きにすればいいよ。」


僕はそう言って空間移動を発動する


『『マスターどこ行くの!?』』


白達が聞いて来るが、こちらも答えない


志希は無言のまま移動してしまった



部屋に残された白達はすぐに探知を発動し、志希を探す···


『『見つけた!!』』


そしてすぐに志希の元へと移動して行った



残された世界樹は何も言わないままだった···





「僕はどうすればいいのかな?」


ここは、とある山の中にある小さなお寺


墓石の前で、そう呟く志希がいた


墓石の正面には文字が彫られている


『加田瀬家』


そして側面には2つの名前が彫られていた


ここは志希の両親が眠る場所


後から来た白達は少し離れた場所にいる


「父さん。僕はどうすればいい?母さん。僕は何が出来るのかな?」


「魔法が使える様になっても···僕のこの気持ちは消えないよ···。精霊達は皆可愛いし、素直だよ。時々困らせて来るけど、それもちゃんと解決していると思う···。皆は言えば理解してくれる。少し子供っぽいけど、それも魅力の1つだ···」


「世界樹は豊富な知識と聖域と世界樹の実で色々と助けてくれてる。たまに変な言動するけど、そこは個性と受け入れてる」


「もう家族と言っても良いかもね。新しい家族···うん。そうしよう。皆僕の家族だ!!」


何かを吹っ切る様に言う志希だが、その表情は暗い···


「皆といるのは楽しい。本当に楽しいんだ···皆が頼ってくれるから頑張れる···僕は1人じゃない···皆が···家族が笑顔を見せてくれるから···家族の笑顔が見たいから······そうか···そうなんだ···僕は···独りは淋しい···から···誰かに見て欲しい···一緒にいて欲しいんだ···頑張っているんだ···なのに···また···失う······の······」


その場に膝をつき、泣きながら言葉を発する···


何かに縋る様に···


何かに訴える様に···


『何かを求めてさ迷う子供』


···今の志希はそう見えるだろう




どれくらい時間がたったのだろう···


辺りは暗くなり···気温も下がっている


未だに動かない志希に白達が触れる···


「皆···」


言葉に力がない


『『マスター···お家に帰ろ』』


「もう少しだけ···居させて···皆を紹介したい」


志希は白達を1人1人丁寧に紹介していく


新しい家族として···




帰る前に墓の掃除をして帰る事にした。


琥珀は花を育てて墓前に供え


雫は墓石を水で洗い


灯と風華は温かい風で墓石を乾かし


白と黒と電は綺麗な布で磨いてくれた


綺麗になった墓前で手を合わせる···


白達も一緒に手を合わせる




皆いい子だ···だから、失わない為に何が出来るかな···


とりあえず···世界樹には新しい鉢植えを買ってあげよう···


あの()も含めてみんな家族なんだから···



「父さん。母さん。また来るね···」



そう言い残し、空間移動で自宅へと帰って行った


両親に向けた顔はとてもいい顔をしていた···。


次回『進化した世界樹···って!?キモッ!!』

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