39話 綾香さんというらしい
開発センターに就職?
水曜日6:55
玄関で迎えを待つ
今日は雨宮システム開発センターに行く日だ
自転車でも行けるのだが、何故か迎えを寄越すと言うので、待っている
5分程すると車が来た
前回と同じ車だ
運転席からはメイドさんが出てきた
前回と同じメイドさんだ
「おはようございます。加田瀬志希様。遅れてしまい申し訳ございません。すぐにお乗りください。」
後部ドアを開き、僕に乗るように誘う
「あっ、はい。よろしくお願いします」
車に乗りシートベルトをすると、運転席にメイドさんが座り、シートベルトをして車を発車させる
「近くで交通事故がありまして、迂回して行きます。」
「そうなんですか?わかりました。」
時間までに安全に着いてくれれば良いです。
そんな事を考えながら外を見ると、いつもとは違う道に入ったのがわかる
迂回ルートは少し時間がかかったが、無事目的地に到着。
出入口で警備員に社員証であろうカードを見せて地下駐車場へと進む
直通EVで社長室の階に到着。
社長室へ入って行く
「おはようございます。志希さん。朝から大変でしたね」
雨宮社長が挨拶をしつつ、近くに来る
「おはようございます。雨宮社長。いえ、巻き込まれたとかでは無いので、大丈夫ですよ。えっと、今日はよろしくお願いします」
頭を下げて挨拶をする
「えぇ!!こちらこそ嬉しいです!!水曜日だけとはいえ、来て下さるのは助かります!!ソファーへどうぞ!!早速お渡しするものがありますから」
嬉しそうに話す社長は、机の引き出しから書類とカードを出してソファーへ座る
「改めまして、ありがとうございます。手続きが終わり次第ではありますが、今日から志希さんは我が社の一員です。ですので、こちらの書類に署名と必要事項を書いて下さい。」
出された書類に目を通し、不備·不満がない事を確認。
署名と必要事項を書いて雨宮社長に渡す。
「ありがとうございます。ではこちらが前回と同じ仮証です。午後には社員証が出来ますので、その時に社員証と交換します。すみませんが、写真を1枚撮らせて下さい。社員証に使いますので」
「そうですね何処で撮れば?」
「この場で大丈夫です。そちらの壁を背にして立っていただければ、こちらで撮りますので」
仮証を受け取り、社員証の写真を撮る場所に移動、写真を撮って入社手続きは終わった。
「これにて入社手続きは完了です。あとは前回と同じ様にお願いします。」
「わかりました。あの、いきなりなんですが、ここの売店ではフルーツは売って無いですよね?」
確認の為に聞いてみる
「ありませんね。日持ちしない生物は極力置かない様になってまして···。例えばですが、パンも食パンくらいしか置いてませんね···。」
「その食パンもリクエストがあったので置いてあるだけで···3枚切りと6枚切りと8枚切りだけですね。正確には『注文があった場合のみ食堂から提供』という形で出してます。」
何で食パンのリクエスト出してるのかな?
レトルトカレーでもつけて食べるのかな?
だったら食堂でカレーライス食べようよ?
いや、カレーだけ頼んで食パンで食べるのか!?
「それで、フルーツがどうかしましたか?」
「いえ、今日のおやつにフルーツのカップケーキを出そうかなと思いまして、無いのなら外に買い出しに行く許可が欲しいです。」
やはり無かったので、外に買い出しに行かなければならない
「えっ!?カップケーキ!?手作りですよね!?」
クワッと目を開き、輝かせて聞いてくる
「はい。フルーツを使って作ろうかなぁって「わかりました!!綾香!!」
まだ言い終わって無いのに遮られてしまった
「はい。ご用意致します。」
メイドさんの名前は綾香さんと言うらしい···思わぬ所で知ったよ
「いえ、自分で買いに行きますよ!?ここの近くにスーパーがあったはずですから···。それに、周りの地理も知りたいですし···」
用意してくれるのは助かるが、周りの地理を知りたいのも事実だ。
「そうですか···では、綾香。鈴音を呼んで、志希さんの同行をさせなさい」
「畏まりました。」
綾香さんは一礼すると退室し、数分後1人のメイドさんと共に戻って来た。
おぉ···綾香さんとは違う感じのメイドさんだ···
次回『専属副メイド長って何?』




