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The Holy Evil  作者: 風羽洸海
後日談ほか番外
111/133

セルフ二次小ネタまとめ

ツイッターや活動報告から過去の小ネタをサルベージ。

季節行事に絡めた現代ネタコントやSSなど。苦手な方は飛ばして下さい。


§1.あの世ネタ、現代パロまじり小ネタ


▼くまさんパンケーキ問題


Xで流れてきたうちよそネタ。

"可愛いカフェでよくある「森のくまさんのふわふわベリーぱんけぇき」みたいな口に出すのちょっと照れるメニュー、注文できる?"

…ということで。


師弟はたまたま入った食堂でこの手のメニューに遭遇したら揃って固まりそう(笑)まともな名前のがなかったりしてね…

師匠は「忍耐力を試されるな」とか苦笑いしながら適当に略して、弟子は指差しながら早口小声で注文して、復唱されてつらい顔になるww

カスヴァは困惑しながら店員にこれどういう代物なのかって確認してから注文するか、そもそも危険を避けて別のもの頼みそう。

ユウェインだけが「僕はこれがいいなぁ!くまさんふわふわパンケーキ!美味しそうだよね」とかうきうき喜んでるw



▼コンビで聖職者と悪魔のコスプレするなら?


同じくXで流れてきたネタ。

「コンビで聖職者と悪魔のコスプレしたら互いの関係性が見えてきたり」というようなポストを見かけて、本編でやってるしなぁ…と思いつつ


弟子「おふざけでもグラジェフ様が悪魔などありえません。ですので私が」

師「無理を言うな(慈愛の苦笑)そなたほど清く堅い心を持つ者が上辺を装っても、到底悪魔には見えぬよ」

弟子(ちょっと面映ゆい顔)

師「…などと、慢心を誘う私が悪魔というわけだ」(ニヤッ)

弟子「ああああああ!!!」


してやられた弟子君、「嘘ではないがな」とかフォローしてもらって赤面涙目



▼あの世の師弟バレンタイン2022


 エリアスがふと振り返ると、窓の向こうに雪が降っていた。

 建物の中でもない、開けた庭園のような不思議な場所に、ただ窓だけが不意に現れることがあるのだ。それは、地上の日々をまだ忘れられない魂のために神が見せてくれるまぼろしなのかもしれないが。

「……地上は雪のようですね」

 弟子のつぶやきに、グラジェフも同じ窓を見やって思い当たった顔をする。

「そうか、そんな季節か。確か今頃であったな」

 うむと納得した師匠に、弟子は物問い顔を向ける。その前に、グラジェフはつと手を差し伸べた。指で何かを折り取る仕草をした途端、そこに赤い花の小枝が現れる。

 あ、とエリアスが短い声を上げた。次いで赤面し、苦笑いする。

「まだあの失敗を憶えていらっしゃるんですか」

「何が失敗なものか、私にとっては得難い贈り物だったとも。遅くなったが、今度は私から渡そう。受け取ってくれ」

 からかう気配は微塵もなく、グラジェフはいたって誠実に言って花を差し出す。エリアスは畏まって両手で拝領した。

「私には勿体ない贈り物です」

「あの日の私にもな。……私は、そなたがくれた信頼と親愛に応えられる師であれただろうか」

 珍しく心許ないことを言ったグラジェフに、エリアスは確かな笑みを返す。

「でなければ、今頃ここにこうして二人でいることもなかったでしょう。ところでグラジェフ様。これはあの日の私と同じ意味でくださったのでしょうか、それとも愛の告白ですか?」

 悪戯っ気を出した弟子――今は既に位階も年齢も上になったかつての弟子に、グラジェフは大袈裟な渋面を見せた。

「私はそなたをからかったかね?」

「これは失礼」

 くすくす笑って、エリアスは愛しげに赤い花の香りを嗅ぐ。じきにグラジェフも厳しい顔を保てなくなって苦笑した。

「まあ良い。ああそうだ、そう受け取ってくれて構わんよ」

 そう言って腕組みし、昔日を偲ぶように窓の雪を眺める。エリアスもただ黙って、同じ景色を見ていた。



※オマケの続き


 愛しそうに花の小枝を見つめていたエリアスが、ふと思いついて口にした。

「赤い花は愛情をはじめ様々な象徴に用いられますね」

「うむ。強い感情を喚起する色がゆえだろう。炎であり、熟した果実、血液、命でもある」

「絵画などで殉教者の流した血を表すことも……たしかセイレアの聖リリアナ教会に」

 言いかけたと同時に、彩色挿絵の頁を開いた書物が現れる。いつもならすぐにそれを取るエリアスが、今回は何やら複雑な表情で、ためらいがちに手を伸ばした。

 どうしたかとグラジェフが目顔で問うと、弟子は微苦笑で答えた。

「望めばすぐさま目当ての資料文献が現れるのは、まさに楽園なればこそ。とはいえ、苦心惨憺探し回った末に求める記述を発見した、あの喜びを得られないのは、いささか……」

「エーリアース!」

 語尾にかぶせて強い声で師が遮ったものの、既に遅し。

 ズン、と鈍い地響きがして、周囲に果てなき書架が林立した。仄暗く蒼い、森閑とした空気が降りて来る。かつて馴染んだ黄金樹の書庫。

「……願い事をする時は気を付けろ、という諺を忘れたか?」

 師が渋面になって唸り、迂闊な望みを口にした弟子は首を竦める。グラジェフは遙かにそびえる書物の高みを仰いでやれやれと首を振り、諦め顔で手近な棚から一冊取った。

「久しぶりに彷徨うとするか。調べながら横道にそれて迷子になるなよ」

 しかつめらしく言いながらも、声音は密かに楽しそうだ。この書庫が揺らぎもせず二人を囲んでいるからには、つまるところ彼もまた答え探しの過程と喜びを求めていたのだろう。

 エリアスは笑みを押し殺すと、

「はい。あなたも」

 まじめくさって同じ忠告を返し、自身もまた書の海へと潜っていった。





▼あの世のいちゃいちゃ師弟


「心からの敬愛を我が師に」(一礼)

「同じく、我が弟子よ。そして改めて、我が師に」(返礼)

「(赤面ブオッ)やめて下さい! 無理です無理」

「二十歳のそなたに全幅の信頼を寄せられた私の気持ちが少しはわかったかね(笑」

「全然違いますよ! あの頃の私はまだ卵の殻をくっつけた雛鳥でした、親鳥を一心に慕うのは当然のことでしょう。学識豊かな先達に師などと呼ばれるのは比較になりません!」

「ほう。まさにそれこそ今の私だがな? 己よりよほど深く学び究めた者から師と仰がれ意見や指導を求められるとは、いやはや参った」

「(ウッ)…出来の悪い弟子を持ったと諦めて下さい。師匠呼びとかほんと無理です恥ずか死ぬ……死んでるけど……ここで死んだらどこへ行くんでしょうね…」

「死にはせんだろう、しっかりせんか(苦笑」


結局いつまでも師匠にはかなわないエリアス君。




▼素手でりんごを潰せるかチャレンジ


※師弟


「………っっ!」

「無理をするな。指を傷めるぞ」

「(不満顔)グラジェフ様は出来ますか」

「さて、試したことはないな。主の恵みは握り潰すのではなく、このように…(ナイフで二つに割って半分渡す)…分け合うものだ」

「…頂きます」

「うむ」


しょりしょり(無言で食べる二人)(師匠は面白そうな顔でちらっと弟子の様子を盗み見ている)



※司祭と領主


ユウェイン「君は昔、得意満面に実演してくれたよね」

カスヴァ「その程度のことが自慢だったんだ。今はそんな馬鹿な真似はしないぞ」

「潰しちゃったら食べづらいもんねぇ。はい、君のぶん」

「…何だこれは」

「うさぎリンゴ」

「………暇なのか?」

「そこは! 器用だなとか可愛いなとか褒めるところだよ!? せめて分け前にありがとうを言うとか! やれやれ全く君ってやつは」

「悪い。ありがたく頂くよ」

「素直でよろしい。まぁ君んちの保存樽から失敬したんだけどね、って痛ァ! 殴らなくても!」


なおエリアスはうさぎリンゴどころか単純に皮を剥くのも悪戦苦闘するので剥かずに皮ごと食べますが、それはそれとしてうさぎリンゴは可愛いのでしばらく見つめ合います。

それを見たユウェインがモンスター顔のうさぎリンゴとか余計なもの作って抜剣されるまでがお約束。




▼自キャラに俺僕私を信じろと言わせて信じられるかどうか見てみる(現代パロまじり)


【場面1】

ユウェイン「僕を信じてほしい」(真顔)

カスヴァ「…わかった」(微妙に信じきれない迷いを残しつつ)

エリアス(鼻を鳴らす)(はなから信じてない)


【場面2】

ユ「信じて欲しいんだけど、犯人は僕じゃない」(ハーゲンダッツの空カップの山を悲しそうに見つめつつ)

カ「ああ、わかってる」(ため息ついてオドヴァを捜す)

エ(舌打ち)(買い出しに行く)


食欲魔人のくせに変なとこ信用されてるユウェイン…。

この後、オドヴァ君と共犯の子供たちにはカスヴァ父ちゃんのお説教&アイスは一日一個までの約束コースが。


→エリアスが優しい、とリプを頂いて


「買って来てくれたんだー嬉しいなー!」

「私のがなくなったから補充しただけだ」(冷)

「……(´・ω・`) 僕のぶんは?」

「貴様は数も数えられんのか?」(ため息&舌打ちで去る)

「…(冷凍庫を開けて数える)…(*´ω`*)フフッ ちゃんと全員分あるや」




▼自キャラでNG集


1テイク終わってちょっと打ち合わせするのにグラジェフが自分の台本どこに置いたっけと探して、見付けたエリアスが「お父さん、ここ」とか大声で呼んじゃって大爆笑。

その後撮影班の間でグラジェフのあだ名が「お父さん」に。

ユウェインから「おとーさーん(*´▽`*)/」とか呼ばれて苦笑いしてるグラジェフに、カスヴァがらしくもなく悪戯っ気出して「お父さん」て言ったら急に真顔になって


「君のような年嵩の息子を持った覚えはないが、それはつまり私の大事な娘をパートナーにしたいとかいう類の発言かね」

「えっ いやあの」

 -緊迫した沈黙-

「……俺にだけ当たりが厳しくありませんか?」

「ははは冗談だ、すまん。気にせんでくれ」(肩バシバシ)

「は、はい」(痛い痛い)


漂う緊張感!

娘とのお付き合い十ヶ条Tシャツ(「ショットガン持った俺が娘の後ろに立っててもできることしかするな」的なアレ)ですかね師匠…。





§2.季節行事ネタ

(本編準拠に近い内容もありますが、元ネタが季節行事なのであくまでもセルフ二次ということで)



▼エイプリルフール2021


 故郷へ向かう旅の途中、桜の舞う街路でばったり息子と再会した。

「見損ないました、父上」

 開口一番罵倒され、カスヴァは咄嗟に返事もできず立ち尽くす。オドヴァは拳を握り締め、涙の浮かぶ目で父とその隣に立つ人物を睨みつけた。

「苦しい毎日にも、父上と司祭様に救われたのだからと耐えて、チェルニュクを守ろうと励んできたのに……っ、報せもよこさずこんな所で女の人と!」

「待て、誤解だ」

 カスヴァは困惑しつつ口を挟んだ。教会の混乱がどうにか落ち着き、信頼できる伝手を確保できた後、親族に宛てて手紙を送ったはずだ。無事でいること、近々村に帰ること。しかし届かなかったか、行き違いになったらしい。とりあえず最初に正すべき点を指摘する。

「彼女とはそういう関係じゃない。おまえも会ったろう、元浄化特使のエリアス殿だ」

「嘘をつかないで下さい! 父上の馬鹿、もう帰って来るなー!!」

 絶叫するなり身を翻して走り去るオドヴァ。呆然と見送るだけのカスヴァの横で、女司祭が複雑な顔でつぶやいた。

「ちょっと信用なさすぎでは?」

 言外に前科を疑われ、カスヴァは頭を抱えたのだった。




▼エイプリルフール2021その2


 上機嫌のユウェインいわく、今日は嘘をついても良い日らしい。聞いた特使は冷ややかに一蹴した。

「貴様のように年中無休で嘘をつく奴に何の意味がある」

「ひどいな。まあ、君みたいに不器用で嘘のひとつもつけない人には、つまらない行事だろうけど」

 軽く馬鹿にされたエリアスはむっとして、一呼吸の後、真顔で応酬した。

「ならばこの機会に教えてやる。実のところ私は貴様がそれほど嫌いではないぞ」

「……そういう、人を傷つける嘘は駄目だよ」

 反射的に喜びかけたユウェインが悲しげに眉を下げる。むろんエリアスは取り合わない。

「私は嘘がつけないと言ったのはどこの誰だ」

「え? それ、つまり…」

 嘘つき悪魔が困惑する。浄化特使は鼻を鳴らして背を向けた。




▼エイプリルフール


 騒々しい足音が急速に迫って来たのに気付いたエリアスは、乱暴なノックと同時にドアが吹っ飛ぶ勢いで開けられても驚かなかった。うるさい、と顔をしかめただけだ。案の定、息を切らせた先輩が立っていた。

 凍てつく視線を向けるより早く、先輩が大声で叫ぶ。

「俺はおまえが好きだぞ!!!」

「……は?」

 この先輩が人の迷惑を顧みず唐突強引な行動に出るのはいつものことだが、流石にこれはかつてないパターンだ。

 エリアスが絶句している間に彼はずいと間近に迫り、目を潤ませて両肩をがっしと掴んだ。

「誰が何と言おうとおまえは悪い奴じゃない! 確実に1人はおまえに好意を持ってる、だから泣くな!」

 いやおまえこそ泣くな、と言うのも面倒でエリアスは無言のまま呆れ顔をする。

 しばらくそうして冷たい視線を浴びせてやると、ようやくオリヴェルも訝しげな顔になった。

「ようやく気が付きましたか。誰に何を言われたか知りませんが、騙されましたね」

「…俺は、おまえが学院を去ると聞いて」

「ああ、目障りだから失せればいいのにという悪意をこめた嘘でしょう」

「なんでそんな」

「今日は四月一日ですよ」

 指摘されてやっと理解した先輩が愕然とする。しばし放心し、彼はまた突然ハッとして叫んだ。

「俺のは嘘じゃないぞ!」

 たった今まで騙されていたくせに、何を言うまでもないことを。エリアスはため息をついて応じる。

「そういうことで嘘をつかないのは知っています。あなたにつける嘘といったらせいぜい、今日の昼食は最高に美味い林檎パイがつくらしいぞ、とか言っておいて自分でがっかりする程度でしょうが」

 信頼しているのか馬鹿にしているのか微妙な皮肉を受けて、オリヴェルは恥ずかしそうに頭を掻く。

 騒がせて悪かったな、と照れ笑いで出て行った先輩が、ちょうどその頃、郷里から家族の訃報を受け取って帰ろうか帰るまいか笑顔の裏で悩んでいたことを、エリアスが知る由もなかった。


(終)


※実際にもオリヴェルは学院在籍中に故郷の家族が亡くなっている設定。

現代と違って旅行がそう手軽にできる世界ではないので、チチキトクとか言われても帰れません。




▼バレンタイン


バレンタインが近付いてくるとエリアスが去年の失敗(番外『感謝のしるし』)を思い出して赤面しつつ頭を抱える…。今年はチョコを霊前に供えるのかな。


「今年はちゃんと用意しました」

(愛の告白を?とか我に返る)

「っ! そのつまりこれは純粋な義理、じゃなくてちゃんと感謝のしるしとして!」


「生きてる人間に愛を注いで欲しいなー」

「黙れ暴食魔人」

「さり気に扱いが酷くなった!? 君からチョコ貰えるとは思ってないけどさ、僕からのを受け取って……うわぁ凄い顔」


「カスヴァに日頃の労いとお詫びを込めて渡そうと思ったんだけど、ややこしくなりそうだからさ~諦めたんだよね~。行き場のないチョコを供養してほしかったんだけど自分で食べるしかないのかなー悲しいなー」

「…寄越せ。始末してやる」

「ありがとう。優しいね(にこにこ)あいた!」(殴られた)


⇒先輩後輩


「それでこっちに分け前が来たのか(笑」

「あなたなら何でも食べるでしょう」(うんざり)

「まぁ、貰うけどな。代わりに俺が用意したやつを受け取ってくれよ」

「どいつもこいつもなぜ私にチョコを寄越すんだ!!」(キレ)

「チョコはストレス緩和効果があるらしいからなー」

 言い返せなくなってチョコに埋もれるエリアス君。少しは態度が丸くなるとイイネ…




▼ハロウィン


1)ユウェインとカスヴァ


「とりっくぉぁとりーと」(力無く両手を差し出す)

「…おまえは大人で、子供に菓子をやる側だ」

「知ってる。教会のほうに山ほど用意しておいたんだけど、うっかり全部配っちゃって」

「足りないのか」

「僕のぶんが無い」

「……(イラッ) どうしても欲しいなら仮装して来い」

「年中司祭の仮装してるようなものだからこれで良くない?」

「(怒)」

「じゃあ悪魔の仮装でも」

「洒落にならんからやめろ。…ほら、ひとつだけだぞ」

「わーい」

「まったく、いい歳して…(老人の子供返りみたいなものか?)」


2)後輩と先輩


(仮装した子供たちが悲鳴を上げて教会から逃げて行く)

「……?? オリヴェル?(ノック) どうし…」

「お化けだぞー!!!」(シーツお化け登場)

「…何やってるんですか」

「え? 仮装だよ」

「……」(眉間揉む)

「??」(イベントの趣旨を説明される)「ビックリイベントじゃないのか!?」

「子供を追い返してどうするんですか」

「言われてみれば…」(しょんぼり)

「さっきの子たち、呼び戻してきます」

「でもお菓子を用意してないぞ」

「そのシーツ被って子供たちと一緒にお菓子強奪して回ったらいいですよ」

「なるほど!」(両目キラキラ)



3)師弟


(黙ってクッキーを弟子に渡す師匠)

「…何ですか」

「まあ気にせず食べなさい」

「まさか私を子供扱いしてはいませんよね」

「要らないのなら私がもらうが」

「要ります」


「…」

「エリアス。いつまで鑑賞しているつもりだ? 飾っておくものではないぞ」

「食べますよ。……そのうち」

「(苦笑)」


あんまり弟子が可愛いもんで「また買ってやるから食べなさい」とか激甘とーちゃん化する師匠。


4)トリオ(+α)


「特使殿、ハッピーハロウィ~ン☆」

「なんだ怪物か」(白刃一閃)

「あぁあっぶな…! お菓子が欲しかっただけなのに…」

「なぜそう結果が分かりきったことをするんだ(呆」

「お祭りなんだし、もしかして予想外の展開にならないかなって期待しちゃ駄目かい?」

「エリアス殿が予想外にも菓子をくれたとして、おまえは食べるのか?」

「そう言われると……」

「よし二人とも、食わせてやるからそこを動くな」

(熱々のパンプキンパイ投擲の構え)


※食べ物を粗末にしてはいけません。

 さらにこの後、例によって余計な一言を発するユウェイン。


「もしかして君がそのパイ焼いてくれたのかい?」

「貴様にやるためではない!」

「えー」

(唐突に先輩が乱入)

「皆で食べるためだよな! 俺も用意したぞ!!」(両手にパイ持参)


お茶会になだれこむ先輩と悪魔と領主、巻き込まれて頭かかえる特使殿。つらい。

(でも実際パイは本当に皆(ユウェイン除外)で食べようと思って焼いたので投げることもできないw)

そんなこんなで、はっぴーカボチャでした!



▼8/29・焼き肉の日 ユウェインとカスヴァ


「あぁ~肉! 久しぶりの御馳走だねえ! …くぅ、美味しい…!」

「……」(黙々と食べる)

「やっぱり最高だねぇ」

「……」

「葡萄酒と合わせるともう禁断の恍惚…ああ、幸せすぎて今ならどんな願いも叶えてあげられそうだよカスヴァ!」

「おまえの分もよこせ」

「いやだ」


最後2行でいきなり殺伐。これ絶対ユウェインは自分の肉にフォーク突き立てて確保してますね。

肉の前に敗れ去る友情…。



▼2019年にGBさんから頂いた年賀状。バビルサ解体ショー


挿絵(By みてみん)


狼子由さんから「ユウェインは食いしん坊と言うか、生きてる身体があることに貪欲と言うか」というコメントを頂戴し、そこからさらにコントが発展。


「そう、まさにそれだよ! 皆もっと生きてる身体を実感して楽しまなきゃ勿体ないよ? ほんと素晴らしいことなんだからさ!」

「だったら貴様も捌くのを手伝え。肉体労働の素晴らしさを痛感しろ!」

「えぇー、聖職者に血塗れ仕事とか」

「忘れたか、私も司祭だ」

「はいはい…(渋々)……エリアス。君、不器用だったんだねぇ」

「どうやら己の身をもって肉体の存在を確かめたいらしいな」

「きゃー助けてーカスヴァー(棒」


「遊んでないで、美味い肉が食いたければキリキリ働け」

(顔を上げもしないで作業に没頭中)


「……」

「…………」

「食いしん坊、って、ああいうのを言うんじゃないのかな」

「知らん」(ため息)(疲れた)


それを見たみにらさんが更に続きを。(以下転載)


(結局一人でほとんどやったカスヴァさん)「捌けたぞ」

(戦力外のユウェインさん)「わーいヽ(=´▽`=)ノ さっそく食べよう!」

カ「ここから一週間熟成させる」

ユ「えっ!? すぐに食べられないの(゜o゜;」

(血塗れになったので洗濯中エリアスさん)「肉を食べるというのは大変な事だな……」




▼エイプリルフール2018


2018年のエイプリルフールはツイッターアカウントを一日限定で司祭様なりきりに変更していました。


※プロフィール

『おはようからおやすみまで、皆様の暮らしを見守り世界の平和を祈念する、チェルニュク村教会司祭のアカウントです。』


※ツイート


【0時】

おや、こんな時間に教会に御用ですか?

眠れないのでしたら心を静めてゆっくりお祈りされると良いですよ。

夜はまだ冷えますから、この上着をお使いなさい。


【1時】

静かですね。こちらは星月夜です。

あっ、星月夜というのは星と月が両方出ているのではありませんよ。月夜のように星が美しい、つまり月は出ていません。

眩しすぎる存在が消えてこそ小さいものたちが煌く…というのはどこか人の世に通じますね。皆がそれぞれに輝けますように。


【朝】

おはようございます。

今日も皆様に主のご加護がありますように。

朝ごはんは食べましたか? 一日の活力源、おろそかにしてはいけませんよ。


【午前】

さて、礼拝堂の清掃も終わりましたし、薬草園の手入れに出ましょう。

今の時季、戸外の作業に帽子は欠かせません。思いのほか陽射しは強くなっている一方で、身体はまだ対応出来ていませんからね。

太陽は天の恵み、しかし程度問題…皆様もお気をつけて。


【お昼】

ふぅ、暑い暑い…ずっと日向にいたから、汗をかいてしまいました。

暖かくなって野菜も薬草もすくすく育つのは嬉しいのですが、育ちすぎて手入れが追いつきません。

きりがないので、そろそろ手を止めてお昼にしましょう。

え? スキップなんてしてませんよ、見間違いでしょう。


【午後】

…ハッ!? 寝てない、寝てませんよ!

真面目に聖典の熟読をしていましたから!


【夕方】

こちらは夕焼けがきれいです。広く美しい空を仰ぎ見ると、様々な悩みも小さく思われて心が安らぎますよ。

一日お疲れ様でした。


【夜】

すっかり夜も更けましたね。そろそろ就寝される方もいらっしゃるでしょう。

今日一日を無事に過ごせたなら、どうか眠りに就く前、その幸いを主に感謝して下さい。そしてその時、あなたの知らない誰かもまた恙無くあるよう、少しだけ余分に祈りましょう。

主があなたの眠りをお守り下さいますように。



以上をリアルタイムでつぶやいておりました。

文面だけ並べるとわりかしマトモ…に見えなくもない…。中身はアレですが。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 本もいいけど書庫もね♡ってなりますよね、なりますよぉ……大は小を兼ねる…… 師弟も大好きなんですが、オリヴェルさんとエリアスさんの先輩後輩セットが大好きで……! 自分と重ねて感情移入したり…
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