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主要人物紹介:ネタバレって読書上のチートだよね、最初から2週目気分

【ご注意ください】


 タイトルでうっすらと漂わせているとおり、以下、ネタバレばっかりの人物紹介です。


 作者はいわゆる『wikipediaであらすじも伏線もある程度把握してからアニメを見る/マンガを読むタイプ』なのですが、「俺も俺も!」という感じのご新規さんがいらっしゃったら感想欄に一言どうぞ。


『現代も案外ファンタジーだったので、好き放題にやってみる』はこんな話です。


  1.異世界に勇者として召喚された主人公が、死後、あらためて現代に転生してきます。


  2.主人公と、(転生後の) 父親との関係がえらいことになっています。

  3.父親からすると、前世の主人公は「幼馴染を寝取った恋敵」かつ「初恋の相手 (BL)」。

  4.いろいろあって主人公を殺害……したつもりが、実は異世界に召喚されていた。

  5.しかも自分の子供として転生してくるという始末。因果応報こわい。


  6.主人公はこれらの記憶を封印されています。

  7.父親も、子供の正体に気付いていません。

 

  8.男2人の因縁から始まるハーレムもの、とお考えください。

  9.BL要素は添えるだけのレベルなので未成年の皆さんもあんしんです。





伊城木(いしろぎ)芳人(よしと) 5歳

  

 トラックに撥ねられて異世界転移という、とてもテンプレな経緯で勇者になった主人公。

 ……と見せかけて、そこに至るまでの経緯がややこしかったりする。三角関係のもつれ。

 

 性格としては『小説家になろう』でまれによくみる、ハイテンション系一人称主人公。

 ……のふりをしたガラスの10代。というか14歳病。

 「うそつき」を「韜晦(うそ)つき」と書いて「俺は何をやっているのやら」と自嘲するタイプ。

 一人称小説のくせにあんまり本音を話してくれない。



 異世界で彼に関わった異性はみな非業の死を遂げており、芳人自身、精神的にかなり追い詰められていた。最終決戦時には重度の不眠・躁鬱・PTSDを患い、発狂寸前。

 自分自身に催眠魔法をかけることで正気を保っていたが、数日中に自殺しかねない状況だった。

 ミーア・グランズフィールドとの心中は、彼にとってひとつの救いだったのかもしれない。


 

伊城木(いしろぎ)直樹(なおき) 34歳


 いわゆる「優柔不断なハーレム主人公」が大人になった感じ。

 前世における仇であり、転生後の父親。

  


神薙(かみなぎ)真姫奈(まきな) 34歳


 いわゆる「幼馴染系不器用ヒロイン」がそのまま大人になった感じ。

 退魔師の一族であり、剣術使い。

 伊城木直樹とは4歳の時に結婚の約束をしていた……が、芳人と出会ったことで三角関係に。

 最後は「直樹による芳人の殺害」という結末に行きついてしまう。


 芳人の蘇生のため、神薙家に伝わる秘術に手を伸ばすが……



吉良沢(きらさわ)未亜(みあ) 5歳


 本作のメインヒロイン。 

 影が薄いけど次話あたりから大攻勢が始まる予定。

 

 もとは異世界の住人であり、魔王の娘。

 邪神の依代にされた末、芳人の手で殺害。

 その命が尽きるまでのわずかな間だが、芳人とは恋人関係にあった。


 ヒロインの中では比較的常識人で、わりとズケズケとものを言うタイプ。

「王様でもないのにハーレムとかおかしい」とのこと。

 

 魔王の血を引いているだけあって剛毅なところもあり、綾乃 (人間として転生した邪神) に対し、

「前世は前世、今世は今世」

 と言い切って友人関係を築いている。

 むしろ百合百合しい。



相鳥(あいとり)静玖(しずく) 15歳


 内弁慶な中二病少女で、へっぽこ退魔師。ただしポテンシャルだけはやたら大きい。

 危ないところを芳人に助けられたことがきっかけで恋心を抱き、一年後に告白。

 残念ながら玉砕してしまったものの、なにやら妙な方向に覚醒してしまった。


「わたしはね、芳人さまの捌け口になってあげたいの。辛いとか悲しいとか苛々するとか悶々(むらむら)するとか、そういう感情を全部受け止めてあげたいの。年の差があるから恋人にはなれないけど、年の差があるからお姉ちゃんとかお母さんみたいな存在にはなれるかな、って」


 なお、巨乳。



神薙(かみなぎ)玲於奈(れおな) 16歳


 真姫奈の妹であり、「神薙の秘術」を施された少女 (本人談)。

 本人曰く「死ににくく老いにくい」。心臓を焼き尽くされても数分で復活する。

 芳人に敗北したことがきっかけで、彼に特別な感情を抱くことになる。

 

 天然というか、人生自由系200m。

 たぶん主人公よりも好き放題している。作者すら次の行動が読めない。

 

 なお、AAカップ(嘆きの壁)



真月(まつき)綾乃(あやの) 5歳


 かつて芳人によって倒された邪神。

 人間として転生したものの、今はべつに悪事を働こうとはしていない。

 重度のヤンデレであり、あらゆる手を尽くして芳人を自分に依存させようとする。

 

 邪神ゆえに人の負の感情に対して敏感であり、異世界において芳人が精神崩壊寸前だったことを誰よりもよく知っている。



水華(すいか) 100歳以上


 直樹の使い魔 (ネコマタ) であり、芳人にとっては生後半年をともに過ごした「母親のような存在」。


 マジメな性格だが、ときたま暴走することもある。

 (芳人が母乳を欲しがっていると勘違いして、自分の胸にミルクを垂らしたり……)


 今はネコマタの里に戻っている。



マーニャ・ラフィルド 35歳


 直樹の愛人の一人であり、異世界から迷い込んだ淫魔。

 ミーアもとい未亜とも面識がある。

 ハーレム生活に疲れ、直樹のもとを去った。



伊城木(いしろぎ)(ゆえ) 33歳


 直樹の義妹であり、芳人にとっては義理の叔母にあたる人物。

 底知れない雰囲気を漂わせた和装の美人。

 とても音痴であり、その歌声は呪詛じみた効果を発揮する。



鴉城(あじろ)深夜(みや) 34歳


 直樹の愛人。

 高校時代、不良に絡まれていたところを芳人に助けられて淡い思いを寄せていたが……



折瀬(おりせ)浩介(こうすけ) 5歳


 真ヒロイン。

 芳人とは幼稚園のクラスメイトであり、()()()親しい。

 腐女児たちからは熱い視線を注がれる存在。

 とうとい。

次回更新は明後日の予定。


「まず人物紹介を読んでから本編を……」という方もそれなりにいらっしゃると思いますが(作者もそうです)、興味を持っていただけたら幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] ハーレムかと思ったらBLだったで御座る。
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