第14話 神器を育む
第七位階上位
センリには、純ハクムコウ製の刀『刹那』。
防具はタクと合わせて護鈴風。勿論単純な護鈴の服では無く、実用的に改造してある。
ユウミは、名もなき聖杖の解放を行えば、特に交換の必要は無い為、鈴巫女風の防具だけを作成。
ケイは、報酬である如意金剛棒を改造し、動きをなるべく阻害しない様に、然りとて恥ずかしくない様に全身をカバーする防具を作成。
ミサキは、シャスティアを主体にアダマンタイトを混ぜた大剣『ロワイヤル』と、防御力を求めたアダマンタイトのドレスアーマー。
セイトは、ユウミの杖と同じ様な聖剣を持ち、白竜の鎧を持つので、それらを後で改造する。
マガネは、聖盾の解放を後で行う他、防具は聖盾に合わせてシャスティアとアダマンタイトの合金製全身鎧。
マヤは、結晶杖の強化を行う他、イロミツタマの布鎧を作り、魔力保存用の魔晶核を仕込んだ魔女っ子風装備だ。
クリアは、ナイオーネを主体に拳大の水属性結晶を取り付け、イルカやクラゲ等の水棲生物を装飾した杖『オーシャン・ブレス』。防具はマヤの物と似た性能で、見た目だけなら聖女に見える様になっている。
アヤは、ハクムコウとヒヒイロカネ、アボイタカラの剣『暁星』に、赤い髪と目に合わせた赤系統の装飾の軽鎧。
ミユウは、ハクムコウにナイオーネ、オルダナを使った『宵星』に、水色の髪と目に合わせた青系統の装飾の軽鎧。
ユリちゃんは、ハクムコウを刃に、神珍鐡を柄に用いた薙刀『白蓮』に、護鈴風装備。
リッカ&キョウカは、イロミツタマを主体に六属性の神霊金属を用いた杖槍『桜雲』『咲夜』に、桜の装飾を施した薄紅色の軽鎧。
アランは、アダマンタイトのフライパンとドルチェがいるが、一応国士無双を改造した斧を用意した。
防具はスイートハウスの物があるので問題ない。
リナは、聖弓があるがそれは回収するとして、アボイタカラとシャスティアを用いた弓『天穹』。迷宮の名前と被っているが、この弓とリナなら天穹の端から端まで百発百中出来る筈だ……レベル上げれば。
防具は、基本を護鈴風にしつつも巫女の要素も混ぜ、尚且つ動きやすい様にした布鎧。
アマネは、アボイタカラとヒヒイロカネ、オルダナを用いた弓『流星』。防具はリナの物から巫女要素を減らした布鎧。
リンカちゃん達は、リンカちゃんはともかく他のメンバーの戦闘スタイルが決まっていないので、もう少しするまで放置。
新規のシロやキリサメ達も、レベル40〜50くらいになるまでは神器の配布は無しだ。
神器に影響されて戦闘スタイルを変えるのでは無く、彼等が神器に影響を与えて変質させるくらいにならないと困るからね。
とは言え、当面の武器は必要なので、リンカちゃん達同様に、色鋼の武器を製造して支給しよう。
キリサメとクンは弓……と言うか銃なので、銃を作る。
まぁ、銃と言っても、銃身があってトリガー付いててグリップにマガジン替わりの魔水晶が入ってるだけの物で、撃てる弾も6属性のバレット系のみ。
適正レベルは30までで、40まで行くと厳しいだろう。
ナツナとシハルは、どちらも柳の流派から分岐した鈴平槍術の使い手だが……多分両人とも魔法使いタイプだろう。
形状は槍杖。属性は不明なので無属性としておいた。
ミカは純格闘タイプなので、任意で部分強化を施す指ぬきグローブやリストバンドを用意した。
最後、マシロは、正直何でも熟すので、イベントクエストでドロップしたアガーラの魔剣をちょこっと改造しただけに止まる。
魔力操作を教えれば、後は勝手に何でもやるだろう。
◇
《【探索クエスト】『大迷洞』をクリアしました》
《【探索クエスト】『海を越える者達』をクリアしました》
《【探索クエスト】『大海域』をクリアしました》
報酬は、スキルポイント13P。ロジックポイント26P。マナ貨幣1,050,000。
土精鋼の戦鎚。水精鋼の弓。スキル結晶『大地耐性』×6。『激流耐性』×6。上級ポーションセット×20。ポーションセット。
エクストラ評価で、スキルポイント23P。付与結晶『大地の怒り』。『大海の庇護』。
報酬にポーションセットがあるからこそ、コウキ達は迷宮を攻略出来ているのだと考えられる。
流石に海の迷宮は時間が掛かったし、火山の迷宮も同じくらい時間が掛かるだろうが、今日中には終わるだろう。
それはともかくとして、僕の配下達を迷宮から帰還させる。
彼等彼女等も基礎の修行が必要だ。
なんとなく出来ている。では無く、意識的にコントロール出来る様になって貰わなければ、魂魄のみでの自律的活動は困難だからね。
折角なのでざっと戦果を確認する。
先ず、アトラは命泉で手狩をして勢力を3,000程増している。
許容量の限界まで勢力を増すのだろう。
エヴァは、獄峰等で金属を回収して兵器の生産をしている。
迷宮から産出される金属資源の量が10分の1になっている件について黒霧も交えてオハナシしたい所だ。
シャルロッテは、神木等で生きた魔物から魔石を抉り取り、自力で作成したと思われる腕輪型の倉庫に納めている。
見た所、聖宝創造の力を駆使してエヴァの様な兵器やアトラの様な魔法生物の生産をしている様子だ。黒霧を交えてオハナシが必要な気がする。
三大問題児達の次は、サンディア。
彼女は現状大した実績こそ無いが、単独の実力で言うならエヴァに匹敵するか越えている。
お気楽にしか見えないが、世の理を良く理解し、己の出来る事をひたすらに鍛え上げているのだ。
眷属である無数の獣達は、おおよそ3つの環境迷宮を完全に征服していた。
クリカは、相変わらず原海を根城にしているし、イェガは今は天穹で空中戦力の訓練をしている。
星隆では獲物の奪い合いが起き、氷天では星隆からあぶれた獣達が駆け回り、虹海では更にあぶれたルムとかルカナとか白夜とかが蒸し暑いと文句を言いながら破壊の限りを尽くしていた。
もはやほぼ全ての上位環境迷宮がリポップ待ちの状態である。
今回の稽古で、単一での修行法を身に付けて貰えば、無駄な待ち時間が減る事だろう。




