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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十三節 鈴守神事の攻略

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第4話 奈落の世界を蹂躙せよ 二

※1600万PV達成


第七位階上位

 



 ナイトメアとは。


 基本的には夜迷夢(イケロス)の事である。

 夜迷夢(イケロス)は、大衆の信仰と創造力が混じって生まれる、特殊な精霊だ。


 ちゅんこの所で出た特殊なアンデット達も、夜迷夢(イケロス)の一種であると言えよう。


 では、主役達がナイトメア化しているのはどう言う事なのか?

 簡単に言えば、信仰の塊である『原典(エピック)』の暗黒面が顕現した姿であると言えるだろう。


 幻想竜・ジャヴァウォックとアリーチェは、アデルが持つ『原典(エピック)』の良い面と悪い面が実体化した存在だと考えられる。



 では、それを踏まえた上で、奈落の世界(アンダーワールド)のクエストの本筋を考えてみよう。


 先ず、暗黒面に支配された主役達のナイトメアを倒す。

 これにより、主役達の『原典(エピック)』が解放される。


 主役達を救済する事で、主役が失われて灰色に染まった世界に色が戻り、ジャヴァウォックの支配領域が減って弱体化していく。らしい。

 あの時は大変だったなぁ。とのアデルの発言から、これは実際にあった事件を再現した物と考えられる。


 ジャヴァウォックの権能については、ある程度当たりが付いている。

 おそらくは、時間停止を含む空間支配だ。


 氷の剣に感じた違和感は、その根本に座す物が氷結概念ではなく時間停止と支配であり、氷の剣はあくまでもその力の現れ方の一つでしか無かったと言う事だ。


 世界が灰色に染まっているのは、空間支配によりその場の生命が統制され、創造力によってジャヴァウォック属性の魔力が供給されているからだと考えられる。

 言ってしまえば、灰色の世界はジャヴァウォックが神の世界なのだ。


 その範囲が広ければ広い程、ジャヴァウォックの力は増大する。

 何もしない状態で倒しに行くと、レベルにして900相当の力を発揮するかもしれない。


 僕自身も色々とあって少し消耗しているし、僕が楽できるかどうかは皆の頑張りに掛かっている。





 黒霧を通じて、戦場を観戦する。


 先ずは南西エリア、裸王&蛙彦vsヴェルガノン&使徒&リアラ。



 野に立つ両雄へ、ヴェルガノンが先制で豪炎を放った。


 集約する爆炎は、聖なる愛の水がドーム状に展開する事で防がれる。

 その隔壁となったドームの天辺から、ヴェルガノンは斬り込んだ。


 円蓋を踏み壊さん勢いで突撃し、これを貫通。更にブースターの様に炎を噴出させる事で勢いを付け、裸王と激突した。

 そのまま巧みな操作で門を開き、自領域へと裸王を引き込む。


 一方蛙彦は、割れたドームの隙間から滑り込んで来たリアラの鋭い剣撃をいなし、使徒のパンチを水で出来た聖なる盾で防いだ。


 続け様に放たれたのは、リアラの血の槍。

 四方八方から迫るそれを、蛙彦は巧みな剣術盾術で迎え撃ち、撃ち落とす。


 血の槍は弾かれ切れられて爆散し、血煙となって辺りを漂った。

 蛙彦はそれを嫌ってか、霧を発生させて血煙を中和させる。


 その霧を、使徒が熱を放って吹き飛ばした。


 そもそもカエルは乾燥に弱い生き物で、ウォロテート君もその範疇にある。

 幾らレベルが上がろうが、姿を人に変えられたとしても、概念的に苦手と言うのは覆し辛い物で、蛙彦は使徒が熱量を上げる限り、湿気を維持する為に霧を発生させ続けなくてはならない。


 使徒を討とうにも、巧みなリアラの剣と操血、そして使徒自身の徹底的な遠距離攻撃により、上手く行っていない。


 戦いは地味な物になるだろう。



 その一方、自領域に裸王を引き込んだヴェルガノンは、地力で勝る裸王に対し、肉弾戦を仕掛けていた。


 実際の所、ヴェルガノンの領域にはヴェルガノンの魔力が満ちているので、傷付いても即補給可能。決して不利な戦いでは無い。

 この戦いは、先に裸王が倒れるか、ヴェルガノンの精神力が尽きるかの我慢比べになるだろう。



 ジャックとセバスチャンの戦いは、魔法あり、暗器あり、体術剣術なんでもござれの激戦だ。


 流石のセバスチャンも、ジャック相手では力をセーブしている余裕は無いのか、元の若々しい姿。黒髪に赤い瞳の青年になり、しかして流麗な動作で戦いを続けていた。


 どちらも素早く、巧みな技を使う為、細かな動作の一つ一つが見ていて面白い。


 ざっと見た感じ、ジャックはより手札が多いがそこまで極まっておらず、セバスチャンは手札こそジャックより少ないものの、一挙手一投足が洗練されている。



 最後、ベルベルとウルルの戦いは、超高速の抉り合いだった。


 赤い狼を纏うベルベルは、オーラの四足で空を蹴り、オーラを操って生物ならざる動きをする事で、ウルルの超高速に対応していた。


 ウルルはシリウスと自前のスキルを行使し、月と太陽、星の神気を纏い、閃光となって戦場を縦横無尽に駆け回る。


 激しい衝突、迸る斬撃。弾ける赤いオーラ。

 生じる余波は周囲の木々を吹き飛ばし、大地を捲りあげる。



 この戦闘、長くは続かないだろう。


 ベルベルも十分強いが、与えられた義体等のスペックが低い為かウルルの超高速には回避と防御で精一杯と言った様子だ。



 このまま何もなければ、南西エリアは勝ったも同然である。


 次は南東エリア。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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