第38話 ティルナノグの討伐報酬
第七位階上位
《【運命クエスト】『楽園の守護者:ティルナノグ』をクリアしました》
【運命クエスト】
『楽園の守護者:ティルナノグ』
参加条件
・ボス『永生機神・ティルナノグ』と戦う
達成条件
・ボス『永生機神・ティルナノグ』を討伐する
失敗条件
・全滅する
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント5P
・ロジックポイント10P
・魔力:貨幣10,000,000
参加者貢献度ランダム報酬
貢献度100%
貢献度100%
・武器『奏焉の刃』
・武器『天上星奏』
・防具『天下万雷』
・操具『永生都市・ティルナノグ』
・道具『虹毒の舞台・引換券』
・道具『魔神鋼のインゴット』×10
・スキル結晶『歌唱魔法』×5
・スキル結晶『舞踊魔法』×5
・スキル結晶『演奏魔法』×5
・スキル結晶『操音魔法』×3
・スキル結晶『魔力掌握』×3
・スキル結晶『魔力支配』
・スキル結晶『魔力収奪』
・スキル結晶『魔力下賜』
・スキル結晶『魔力限界増加《特》』×2
・スキル結晶『魔力限界増加《極》』
・付与結晶『絶対強者・ティルナノグ』
・理論結晶『魔導理論結晶・魔王』
・外装『魔導外装・奏剣メロディア』
エクストラ評価報酬
余裕綽々
高みの見物
・スキルポイント3P
・ロジックポイント6P
全体報酬
・『虹海』解放
・進化条件の緩和
ティルナノグは2時間近く踊り狂った。
最後、彼女は魔力が尽きた事にはたと気付くと、周りにブンブンと手を振り、ぺこりと御辞儀して動かなくなった。
報酬でドロップしたアイテムを見る限りだと、単に踊っていただけでなく歌も歌っていたらしい。
また、豚と世界樹の梢は、ティルナノグが停止すると同時に消滅した。
後に残ったのは、豚肉と果実、そして回収し続けた魔力結晶等である。
ティルナノグ戦で一番活躍したのは、ルェルァ。
およそ1時間と少々、ルェルァは様々な宝石をハイペースで生成し続け、目を回して虹の沼に沈んで行った。
次点で白雪。
凍り付いた猛毒はインベントリに収めている。
後でアイやパフィ子達にあげよう。
クエストクリア報酬は、奏焉の刃と奏剣メロディアがほぼ同じ物。
奏焉が血刃や影刃と似た物なのに対し、奏剣は柄だけの剣。
どちらも音の刃を発生させる物で……音が無ければ話にならない。
天上星奏と天下万雷は、星奏が形状自在のマイク、万雷が羽衣の魔法発生装置だ。
マイクは音魔法の類いを強化する力があり、羽衣は無数の光球を自在に発生させる力を持つ。
勿論、どちらも魔力をかなり消耗するので、ティルナノグの様にはいかない。
理論結晶の魔王は、羽衣と同じ性能を付与するアイテム。
都市は、主に樹木と石の建築が立ち並び、水路が縦横無尽に張られた街。
中央には劇場の様な施設がある。
核は『旋律の星珠』。
ティルナノグ戦に想定以上に時間が掛かった理由は……僕が感じられる魔力域と配下の子達が感じられる魔力域に差があったからだ。
通常魔力と言うのは、個人の魔力感知、操作能力が高くないと、薄い物や濃い物を知覚できない。
そして、魔法は魔力として霧散する際、その濃度に大きな振れ幅が存在する。
術式として構築されている部分は非常に濃く、効果として発現している部分は次点で濃い、その魔法に内包される魔力は程よい濃さで、魔法発動の時点で拡散し始めた魔力はやや薄めだ。
ティルナノグや僕は高濃度魔力もしっかり感知出来るし、それを操れるだけの魔力操作、高密度魔力を生成可能である。
ティルナノグと互角に渡り合えていたのは……ディルヴァと白雪、ロッテの3人くらい。白夜&ルムは、魔法大好き&魔法出来て当然と言う割にまぁまぁ程度だった。
尚、ディルヴァはニルヴァーナを受けて大分消耗していたし、白雪は溶けながら高温の沼を凍らせていたし、ロッテは指揮を執るのに忙しかったしで、あまり活躍出来ていなかったのは残念だった。
差し当たって、新しく解放された虹海とやらをのんびり攻略し、その間に他の子には本の中で休んで貰う。
獄峰、命泉、虹海と、経験値源が沢山あるので、どんどん狩って、レベルを上げて行こう。
◇
《【探索クエスト】『虹海』をクリアしました》
精霊帝、吸血鬼、レーベ、アルネア、白羅を各迷宮に派遣し、多少のレベルアップを得た。
虹海攻略報酬は、『イズンの籠・レプリカ』『劣世界樹の小枝』『豚肉小屋』『禁杯の酒樽』『魔杯』『魔晶の種×10』『虹海:引換券』『魔神鋼の大鉱脈:引換券』『楽園の鍵:虹海』。スキルは『死毒耐性×5』『魅了耐性×10』『毒属性』。
イズンの籠は、劣世界樹の小枝と言う名の大樹に高濃度魔力を注ぎ込むと稀に成る黄金の果実を回収する為のアイテムらしい。
籠無しで収穫すると、9割がた失敗してただの果実になる様だ。
籠自体には、アイテムボックスの有限性とインベントリの時間停止が混じったアイテムとして使える。
回収した果実は、劣化アムブロシアと言う物になり、食べると様々な面において超強化効果を得る他、多少若返るらしい。
豚肉小屋は……豚小屋ではなくフライングポークの小屋だ。
禁杯の酒樽は、劣化ネクタルと言うアムブロシアと同じ効果のアイテムを生成する小樽。
飲むと不老長寿になるとか病気が治るとか何とか。
魔杯と魔晶の種は、ランダムな属性の純結晶を生み出すアイテムで、各種引換券や鍵は特におかしな事も無し、スキル結晶もこれと言って目新しさは無い。
虹海のボスは、バロールの幻影とスディプダグの幻影の2匹。
即死の力を持つ魔眼と、魔力が切れるまで延々と襲い掛かってくる剣。
どちらも中々の強敵だった。
特にスディプダグは、各エリアの深い所を自由に徘徊している小人型のボスで、エリアボスとの戦闘中に襲い掛かって来た。
被害者は光の精霊帝、シャルだ。
コアを消し飛ばされ回復の阻害もあり、並大抵の精霊帝なら敢え無く死ぬ所だが、シャルにはアウラと言う神名があり、黒霧の端末の補助もあってスディプダグの幻影を撃破した。
シャルはロッテを失いロッテになろうとしていたが、ロッテが生還した事で事情が変わり、自分を見つめ直す時期に入っていた。
今回の事で、彼女は最も強い力を持つ神名、アウラを行使した為、今後はよりアウラに近付いて行く物と考えられる。
スディプダグのドロップ品は、勝者の意思と言う透明でキラキラ光ってる宝石。バロールのドロップは、バロールの腓骨片。
加工をしている余裕は無いので、インベントリに眠っていて貰おう。




