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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十二節 楽園の守護者の攻略

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第19話 世界を灰燼に帰す炎の騎士

※990万PV達成


第七位階中位

 



 各屋台の準備状況の確認。


 明日の来客に備えた宿泊施設の徹底確認。


 サトリのやってる事業から派遣されて来た、経歴が確かな警備員や従僕、侍女との会議。



 それから、仮設トイレの設置に遅れが無いか、監視カメラに不備はないか、他色々。



 特に人員に関しては、念の為僕の()を使って調べたが、経歴や生まれに問題がある人は見当たらなかった。

 他にも、後からでは取り返しの付かない、または非常に面倒にならざるを得ない様な事柄や物の確認を行い、取り敢えず満足しておいた。


 夕飯前には今日中にやらなければならない仕事の全てが終わる予定なので、その時の最終確認に参加して、本日の業務は終了となる。


 と言う訳で、僕はそれまで自由時間。


 早速アナザーの方の仕事をやるとしよう。





 ログインして直ぐに、スルトの橈骨片の加工を始めた。


 錬金術の錬成だけではビクともしない魔力強度を持つそれは……正直100パーセント全力を出し切れば加工するくらいは出来るだろうが、この後も業務を控えているので、比較的楽な方の道を選ぶ事にした。



 先ずは魂合を用いて、とある5つの魂とスルトの橈骨片に宿るスルトの魂の残滓、そして黒霧クラスタに僕の魂魄を接続する。


 黒霧クラスタの端末内部には、アジムスの物と同じ、イヴの神血(イヴ・イコル)を仕込んでいるので、彼女等の役割は僕の演算処理の補助だ。

 イヴ・イコルは神霊金属の1つである『神珍鐡』で出来ており、元々の役割が演算処理なので、迷宮核として演算を主に行う黒霧とは非常に相性が良い。


 これにより、僕の処理速度が当社比10倍アップするのだきっと。


 ……まぁ、黒霧の端末の訓練も兼ねているので、気負わずのんびりやる様に指示してある。

 頑張れば一人で出来る仕事なので、黒霧の頑張りがイコール成功に繋がるのではなく、黒霧の頑張り=僕の負担軽減なのである。



 黒霧の補助を受けつつ、接続した魂の持つ力を使用する。

 『共振強化(レゾナンス・ブースト)』『万物合一マルチプル・インテグレート』『私の世界オーダー・マイワールド』『擬似加護イミテーション・アルカナム』『一意専心』の5個だ。


 内、一番疲弊するのはロッテの『一意専心』。

 これはスキルではなく精神の有り様なので、ロッテが僕の代わりに本気で頑張るのだ。


 おかしい所があるとすれば、彼女の精神力がほぼ無尽蔵な部分である。

 通常状態なら普通に疲弊するのに、僕に接続して『星辰体』のみで『一意専心』状態になると、1人では戻ってこれない代わりにずっとその出力を維持できる。


 なんかもう……凄い便利。

 出力が一定なのも凄い。加工が捗る。


 ここに『星辰体』の構造を読み解く鍵がありそうだが、万が一壊れたら治しようがないので弄るのはやめておく。



 共振で接続した強固なスルトの魂魄残滓を軟化させ、主に魂魄への働きが強い『私の世界オーダー・マイワールド』を通した『一意専心』で魂魄の改造を行う。

 それと並行して、肉体に特化して変化を促す様にした『擬似加護イミテーション・アルカナム』で『物質体』を変形、魂魄と肉体両方に大きく作用する『万物合一マルチプル・インテグレート』でそれ等のバランスをとり、加工を行なった。


 少しでも間違いがあれば、凄まじい魔力強度を持つスルトの橈骨片が暴走する危険があり、万が一暴走すれば、それを加工する為に超高密度の魔力を操っている僕側も暴発してしまう危険性が高い。

 そんな割と大変な仕事も《主に黒霧が頑張る事で》、無事に終了した。


 完成品がコレである。



レヴァンティン 品質? レア度? 耐久力?

備考:スルトの橈骨片を用いて作られた剣。



 スルトの魂魄残滓だったそれは今や剣の魂として定着し、強固な素材でしかなかったスルトの橈骨片は強力無比なレヴァンティンへと姿を変えた。


 名前は、『私の世界オーダー・マイワールド』を使って付けた物で、なんでも世界を焼き尽くすとされるレーヴァテインにあやかっての名前らしい。



 さて、ではどれくらい強いのかと言うと……弱い子が持ったらレヴァンティンの魂に侵食を受けてしまうくらい強い。

 ボーダーラインは大体レベル600くらいだろう。


 急遽作ったヒヒイロカネの鞘に入れる事で、侵食を防ぎつつ能力を使える様にしたが……それでは強靭な魂を封じ込めるのと同義であり、100%の力を発揮する事は出来ないだろう。

 その上、ヒヒイロカネの鞘の方は、アトランティスの肉体だった物を使ったとは言え、レヴァンティンの魂よりは未熟な魂しか持たないので、レヴァンティンの侵食が鞘の成長より早い場合は困った事になる。


 イコル君達が増殖したら、鞘に仕込む事にしよう。


 一応鞘の成長を促す為に、鞘には『セラナトゥス』と言う名前を付けておいた。


 意味は、再誕と封印。

 レヴァンティンの破壊意思を受け止め、それを保持し続けるのが鞘の魂が担う役割だ。


 奇しくも、『白い夜(ユーグァラノス)』の終末意思(グァラン)とそれに抗う救世意思(ラノン)が混じったララと同じ様な状態になっているが……信仰の名に宿る意思は僕にはどうしようもないが、今此処にある意思を捻じ曲げるのはそう難しい事では無い。

 レヴァンティンには後でちゃんと教育を行うとしよう。



 レヴァンティンは流石の紅騎士君でもまだ扱いきれないだろうと予想出来るので、しばらくはセラナトゥスの中で静かにして貰う事にして、黒霧とイコルの監視を付けた紅騎士君に渡しておく。


 そのついでに、紅騎士君にはアルフラムと言う名前を付けてあげた。



 愛称はアルフ君である。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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