第2話 進化させよう
第四位階中位
ログインし瞼を開くと、図書館の客間だった。
ベットの横にはティアがいて、やたらと厚い本を読んでいる。
その奥では、レイーニャが机の上に石版を置き、黄色い塗料で魔法陣を描いている。
「おはよう、ティア、レイーニャ」
「む? おはよう、ユキ」
「ニャ? ユキ起きたニャ?」
くきゅるる〜〜〜。
「……お腹空いたかな?」
「……仕方ニャいニャ〜」
昨日の夜から何も食べていない。
◇
場所を移して図書館の広間、其処には若爺様とザイエが居た。
二人とも瞑想しているが、構わず声を掛ける。
「おはよう、爺様、ザイエ」
「あぁ、おはよう、ユキ。良く眠れたかい?」
「ん? ……起きたのは良いんだけどよ……本当に生意気なガキだよなぁ」
「うん、まぁまぁ良く眠れたよ」
敬称を付けて欲しいなら相応の態度を見せて欲しい物である。
レイーニャはささっと広間の端に行くとまた魔法陣を描き始め、ティアは何故か僕に付いて来ている。
まぁ、なんでもよろしい。取り敢えず新しい装備の確認をしておこう。
インベントリの中から、今回の一件で手に入れた装備品を広間に並べる。
誰に渡すのが良いか。
まず、黄泉の導杖と不死魔道士の闇杖。
どちらも比較的小さめの杖で、先端に黒い結晶が付いており、それらを囲う様に金色の金属で装飾されている。
特におかしい所は無いので、これは双子に渡すのが良いだろう。
不死魔道士のローブはマヤにでもあげよう。
竜王の牙剣は、装飾の少ない直剣だ、これはミユウにあげれば良いだろう。
竜王の爪はクローだ、特に使えそうな身内は居ないので、僕が使えば良い。
白竜王鱗鎧は、白色に金の装飾がついたかなり豪華な代物で、良く見ると聖属性と竜属性を宿している。セイトにあげよう。
竜王の吐息と腐竜王の吐息は装飾品だ、ブレスレットみたいな輪っかで、左右の腕に通したら、大きさが自動で調節された。
取り敢えず僕が装備しておこう。
古の不死賢王の黒曜杖は、ケロちゃんに装備させてみようと思う。
古の不死賢王の闇骨剣は、形状が片刃で細い、言わば刀の様な武器だったので、センリに渡すのが良いだろう。
最後に清浄なる弓だが、これも今は良い感じの身内が居ないのでインベントリにしまっておこう。
現在の僕の装備は、古の不死賢王の霊装。古の不死賢王の支配指輪。古の不死賢王の魂。結晶大王蟹の魂。竜王の吐息。腐竜王の吐息。メイド服。黒のインナー。中々良い感じではなかろうか?
装備の確認が終わったので、次は皆を進化させよう。
最初はウルルだ。
進化候補は、グレーターシルバーウルフ、狼亜人。
グレーターシルバーウルフが正統進化なのだろうし、其方を選ぶ。
更にもう一段進化出来る様だ。
候補は、シルバーウルフロード、狼人、ムーンウルフ。
……ふむ……。
正統進化はシルバーウルフロードだろう。しかし、ムーンウルフと言う狼種はついぞ聞いた事は無い。
うむ、まぁムーンウルフだな。
次の進化はうさーず。
進化候補は、それぞれ。
リトルフレイムラビット
リトルフロウラビット
リトルゲイルラビット
リトルラウンドラビット
リトルダークネスラビット
リトルライトニングラビット
更にもう一段進化し。
リトルバーストラビット
リトルストリームラビット
リトルテンペストラビット
リトルエルデラビット
リトルアビスラビット
リトルシャインラビット
それぞれの特色がはっきりと出て来た感じだ。
デカうささんも進化させる。
候補は、ヒュージラビット、ピンクラビット、の二種、ピンクラビットが気になったのでピンクに。
次の進化は、チャームラビットだった。
続いてゴーレムさん。
進化候補は、カッパーゴーレム、シルバーゴーレム、ゴールドゴーレム、ハイメタルゴーレム。
ハイメタルゴーレムにし、もう一段進化させる。
候補は、エレメントメタルゴーレム、マシンゴーレム。
マシンゴーレムが気になるのでマシンゴーレムに進化させた。
次はスラさんとデカスラさん。
スラさんの進化候補は、ヒュージメタモルスライム、グレータービッグメタモルスライム。図書館の図鑑を参考にして、グレーターの方を選択する。
次の進化先は、グレーターヒュージメタモルスライム。
デカスラさんの進化候補は、ジャイアントポイズンスライム、グレーターヒュージポイズンスライム、の二種なので、グレーターの方を選択。
次の進化先は、グレータージャイアントポイズンスライムだ。
次は蟹さん。
進化候補は、ジャイアントメタルクラブ、ヒュージウェポンクラブ、ヒュージエレメントクラブ。
戦闘力を向上させる為に、ヒュージウェポンクラブに。
その次の進化先は、フォートレスクラブ、ジャイアントウェポンクラブ、エレメントウェポンクラブ。
結晶大王蟹を目指しているので、エレメントウェポンクラブに進化させる。
次はケロちゃん。
進化候補は、フロッグウィザード、レッサーウェアフロッグ。
フロッグウィザードを選択。
続いて、フロッグアークウィザード。
その次がデカワンワン。
候補は、グレーターダークドッグ、ブラックドッグロード、グレーターアサシンドッグ。
ブラックドッグロードを選択。
その次は、ガルムだけだったのでガルムへ。
ミルちゃんの進化候補は。
リトルドラゴン、レッサードラゴン亜種。
レッサードラゴンに進化。
後の子達は、蘇生されるまで進化出来ないので、此処までとする。
◇
「僕はこれから地下水路に行くんだけど、ティアもくる?」
「むぅ、行きたいのだが、今日は少しやる事があってな」
「そう、じゃあまたね」
「うむ、ユキ……その……行ってらっしゃい」
ティアは顔を赤くさせそう言った。どうしたのだろうか? まぁ問題無さそうではあるが。
「デュナーク、こう言うのを百合って言うらしいぜ」
「? 何を言ってるんだい?」
さて、今日のタスクを消化しなきゃね。




