第221話 世界は巡り
第七位階中位
【運命クエスト】【神話クエスト】
『叛逆の追憶記』
参加条件
・『叛逆の追憶記』起動パーティー
達成条件
・指定の大規模クエストのクリア
失敗条件
・全参加プレイヤーのロスト
・フィールドの消滅
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント50P
・ロジックポイント100P
参加者貢献度ランダム報酬
貢献度100%
・評価点+10,000P
・スキル『叛逆の記憶』
エクストラ評価報酬
瞳の開眼
神化《仮》
邪神討滅《仮》
堕神克服《仮》
人類の支配者
御祝賀ww
・スキル『英雄の欠片』
・スキル『英雄』
・スキル『女王の欠片』
・スキル『女王の卵』
・スキル『女王』
・スキル『王』
・スキル『勇者の欠片』
・道具『遊楽の神子結晶』
《素体評価:312,491P》
《個別評価:329,449P》
《全体評価:5,400P》
《個体名『ユキ』合計評価点657,340P》
どうやら、この65万ポイントを使って報酬を選択する仕様らしい。
御祝賀とか言いつつ結晶1個かと思う気持ちが無いとは言わないが、他に称号っぽいスキルを積み上げてくれたので良しとしておく。
選んだ報酬は、何やら有用そうに見える『分霊珠・リリト』『分霊珠・ミーニュロファン』『分霊珠・水天竜』『分霊珠・九尾狐』の4つ、合計12万。
『夢現神の転輪』と言う夢現神の僕の姿を再現し、能力をちょっとだけコピー出来る記念品。3万。
ベルツェリーアの周りに浮いていた珠『玄帝玉』2万。
今いるこの異界迷宮を迷宮に作れる『黄昏れの円盤舞台:引換券』1万。
謎にお高いスキル『白兎商店・5等会員証』15万。
『火の宝珠』『風の宝珠』『水の宝珠』『土の宝珠』『光の宝珠』『闇の宝珠』合計18万。
『遊楽の神子欠片』3万。
『空白の分霊珠』『無色の誕霊石』『がらんどうの宝物殿』合計3万。
『金の召集令状×30』『銀の召集令状×40』『銅の召集令状×50』『勇士の推薦状×50』『英雄の証×50』『英雄の器×10』『名もなき支配者の領域』等が入ったお得? 景品『新米領主応援パックDX』3万。
後は、イェガの義体にする為に溶かして使う『アダマンタイト像《我輩》』3万。
花から妖精を生み出せるリェニの為、と花の蜜やらを食べる妖精の為の『永劫の花海:引換券』1.3万。
『モニターアイテムやれよコラッ!』と言う名前の絵画100点詰め合わせセット5千。
後は適当に、『マギ・ロジック・クロニクル:遭遇記念トロフィー』2千。『叛逆の追憶記:クリア記念トロフィー』2千。
残り5,340Pは、1P=1万マナ貨幣で5340万マナに換金、今後の開発資金にした。
◇
『(・ω・)』
さて、そろそろ変な思念を送り続けてくる遊技神をどうにかしよう。
『(`・ω・´)』
「で、何で残ってるのかな?」
「いやなにっ! 我からもっ? 報酬と言うのをっ? くれてやろうとっ? 思ってなっ!」
喋り方がうざいし、あまり良い物とは思えないが、一応貰っておいてやろう。
「先ずは1つっ!!」
そう言うと、遊技神は立てた3本の指の内1つを畳んだ。
同時に背後でクラッカーの様な物が鳴り、色取り取りのリボンや紙吹雪が舞う。
「最後のアレは、真に邪神と呼ばれるモノの1匹である。並の神の100万倍強いので近づかないように!」
パンパカパーンとファンファーレが鳴り響き、遊技神のシルクハットの上が開いて、ハトの様な生物が顔を出した。
ハトは立札を持っており、そこには『接触! ダメ、絶対!!』と書かれていた。
「2つめっ!!」
ハトがシルクハットに潜り込んだ所で、2つめ。
「ベルツェリーアは死んだ! 救済の鍵は君の手の内にある!」
死んだ! の所でハトが空の彼方へ打ち上げられた。
一瞬だけ見えた立札には『あ〜れ〜!』などと哀れを誘う文字が確認でき、ハトは境界の空の星になった。
て言うか、ベルツェリーア死んだんだ……まぁ、確かに、邪神竜は僕の群勢を抜いたら、全員が命を燃やして戦わないと勝てない程の力を有していた。
それこそ、大陸が滅ぶ程の力だった。
実際の所、ベルツ大陸が滅んだ時期は良く分かっていない。
邪神復活までの間に結界に付与された浄化作用で邪神は幾らか弱まっている筈な上、味方はその期間で戦力を増している筈なので、楽観的に全員生きていると思っていたが……他にも何人か死んでしまっているのかもしれない。
でも、救済の鍵って……もう少しヒントが欲しいね。それとも……鍵と言うのがヒントなのかな?
「3つっ!!」
シルクハットが閉じられ、3つめ。
「鬼の国にはビャクヤ・チャンとマツリカ・チャンが封印されているぞ」
「むむ?」
白夜と茉莉花が鬼の国に封印? ……2人とも調子に乗って捕まったのかな? それにしてもベルツ大陸からはかなり離れている筈だが……。
尚、遊技神のシルクハットはまた開いたが、其処にハトはいなかった。
そうかと思えば、星になったハトが『ただいまー!』とか言う立札を持って空から隕石の如く墜落し、シルクハットに収まった。謎だ。
「ちょっとしつも——」
「——じゃっ! さら——」
ドンッと大爆発して遊技神は消え去った。
……無視した上に最後まで言い切れてない。
『さらばだっ!』とか言う立札を持った大量のハトが、黄昏れの空へ飛び立ち茜に溶ける様に消えて行くのを見つつ、僕はそう思った。
さて……。
「……ニグレドは何かくれるの?」
振り向いた先にいたのは、白いハトを頭に乗せた、黒い少女のシルエット。ニグレド。
「ふ、欲しがりなサキュバスめ。……我からはコレをやろう」
ニグレドは何も無い手のひらを此方へ伸ばした。
すると、フワリとシルエットの中から黒い結晶体が浮かび上がる。黒の宝珠だ。
「ありがとうと言っておくよ」
「前にやった我が神核の封印を解放する糧とするが良い」
どうやら、黒の宝珠は崩黒神の神核の封印解除アイテムになったらしい。
まぁ、ありがたく頂戴しておく。
「ではな——」
——精々頑張る事だ。そんな言葉を残し、ニグレドはハトへと入り込んだ。
黒くなったハトは宵の空へと飛び立ち、他のハト同様に溶ける様に消え去る。
ニグレドは根が真面目なのかなんだか知らないが、あまり腹が立たないんだよね。
ともあれ……これでゲームはクリアした事になるのかな?
僕は円盤の中心、転移陣の上へと歩みを進め——
《《【世界クエスト】『救済:第一段階』がクリアされました》》
《《大型アップデートまで残り〔163:16:52〕》》
《《【イベントクエスト】『七色の鎧と人形の城』発令まで残り〔211:16:52〕》》
《【限定クエスト】『マレビト招聘』が発令されました。期限終了まで残り〔163:16:52〕》
「……ふむ」
何か始まるらしいな。
・叛逆の追憶記 完




