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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第?章 Another Chronicle 第一節 叛逆の追憶記

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第200話 七精勇者

※880万PV達成


第六位階下位

 



 光の中から歩み出たのは、進化とはまた違う、『精霊化』した7人の勇士である。


 他のメンバーと猫ちゃんは、一時的に迷宮へ撤退している。

 猫ちゃんとシドウ君は、その関係を聴取した上で配下にするか決める必要があるだろう。


 ……流石にルヘーテの軍勢とも戦う事態になるのは避けたいからね。



 それはともかく『精霊化』である。


 『精霊化』とは、今回の場合は精霊を身に宿し、その力を解放する事を指す。


 類似例は、悪魔憑き、神降ろし、受肉等々。


 僕が持つ『天使化』と『悪魔化』も、本来であれば天使や悪魔を身に宿し、その力を利用する事を指すのだろう。


 さて、精霊化した7人の勇士達だが、仮に七聖賢にあやかって七精勇者とでも呼ぼうか。

 まぁ、属性被ってるのがいるが問題なかろう。


 件の七精勇者に宿っている精霊は、帝都外周で信心深き兵士や軍人達を説得していた精霊帝達である。


 まだ帝都攻めが始まって10分も経っていないし、出来れば精霊帝達には兵士や軍人達の説得を最後まで続けて欲しかったが、今回に限って言えば仕方ない。

 万が一ゲームクリアの条件がリベリオンだった時に備え、皇帝の首を落とすのはリベリオンにしなければならないのだ。


 幸い、精霊帝達は登場を派手にしておいたし、退場も派手に演出して城へ飛んできて貰ったので、これはこれで『正義によって帝国は終焉を迎えるのだ』と思わせる事が出来ただろう。


 一応、念には念を入れてエリザベートには迷宮で待機して貰う。

 エリザベート・ルステリアを玉座に据える事がクリアの条件である可能性もあるからだ。



 では、改めて七精勇者と精霊帝達の性能チェックである。



 先ずは、ハイネシアさんとアルケレーネさんの水精母娘。


 ハイネシアは水の神の名前であり、ハイネシアの神体には循環を意味する青の紋が体全体に刻まれている。

 ハイネシアさんにその紋様が無いのは、雨を降らせて豊穣を与える女神、ウィーナディーアの、姿を晦ませる性質が影響している。


 よって力を行使する際のみ、その特殊な魔法紋は現れるのだ。


 顔にある紋は雲や空を指し、手は雨、腹部から胸部に掛けて存在する複雑な紋は川や湖などの地上を示し、足は海や深海を表しているとの事。


 アルケレーネは海の女神で、本来であれば濃い青の瞳と髪を持つ。

 アルケレーネさんが名を継いでも身体に変化が無い理由は、彼女が信仰によって集まった力を完全に統制出来ているからだろう。


 この2人を憑かせたのは、ユウイチとタダト。


 器と格の都合上100%の力を発揮する事は出来ないが、それも丁度いいハンデである。


 信仰の影響を受け、ハイネシアさんを憑かせたユウイチは青い紋様が浮かび水色の髪に、アルケレーネさんを憑かせたタダトは瞳と髪が濃い青に染まった。



 ヴェルガノンは、相性の良いあずみに憑かせた。


 禍神として畏れ敬われているヴェルガノンと言う神は、禍神特有の性質として非常に高い攻撃性能を有している。

 容姿は、鬼の様な双角と竜の様な尾を持つ大男で、胸元から手へ掛けて特殊な紋様が走っている。


 あずみに憑依した姿は、双角と尾を持つ炎を纏った少女だ。

 鎧を着込んでいる為腕から胸部に掛けて存在している紋様は見えないが、件の紋章は神格と密接に関わっているので間違いなくあるだろう。



 次いで、ラーベスタ。


 ラーベスタは強大な嵐を引き起こして全てを破壊する禍神だ。

 人の姿をしているが巨大な鳥に化ける事が出来るとされており、無数の眷属を飛ばして人の行いを見ていると言われている。


 リエに憑かせたが、硬派なリエと軟派なベスタを混ぜるのはあまりよろしくなさそうなので、早めに終わらせよう。



 次、イテア。


 大地神イテアは、ハイネシア同様複数の権能を持つ強大な神の一種だ。

 それと比較的相性が良いのは、転生者の中ではヨウイチかシドウかコトノくらいの物だろう。


 イテアの力を込められたヨウイチは、樹木の様な腕や草葉の様な髪を持ち、青い紋様が現れている。



 続いて、グリドアとアコ。


 グリドアは不定形の神とされており、人の姿をしているとも禍々しい姿をしているとも言われている。


 禍々しい姿がどんな姿かと詳しく言及されている書物は殆ど無い。

 あったとしても無数の目と蛇の様な触手を持つ球体だったり、7つの目と蛇の尾を持つ狼だったり、または老若男女自由自在に化け無数の眷属を使役しているなど、それぞれで違っている。


 全てに共通するのは、瞳が赤いと言う事と、蛇などの眷属を使役していると言う事だ。


 後の時代では信仰が定まってきて、生者に死と言う終わりを与え、安寧に導くと言う性質が追加された。

 グリドアが美少女になってしまったのは、死後待っているのが化け物より美少女の方が良いからなんだろうね。


 それと混ざったアコは、瞳が真っ赤に染まっている事以外は特に変わりない。

 グリドアの性質が変幻自在だからだ。


 アコの分身はグリドアが使役するとされている無数の眷属を再現するのに使えるだろう。



 アウラとティアーネのペアは、他と一段格が異なる。


 理由は、ティアーネの魂魄が群を抜いて強いからだ。

 正確に測れないので何とも言えないが、前世のティアは現ティアより金の力の含有量が多いのかもしれない。


 アウラは、その神体は光そのものとされており、太陽と月、そして無数の星々がアウラの力を表していると言われている。

 戦が起きればそれを止める為金髪碧眼の天使を遣わせるらしい。その為、アウラが人の姿を取る時は金髪碧眼の美女になるとか何とか。


 最初から金髪碧眼の美女であるティアーネは憑依された後も特に変わらないが、アウラの信仰が100%発揮されたならば天翼と光輪が出て来ても不思議じゃない。



 これ程の強化を受ければ、如何にサタナキアへ進化したナリファンが強かろうと此方に死者が出る事は無いだろう。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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