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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第?章 Another Chronicle 第一節 叛逆の追憶記

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第184話 英霊の集い

※820万PV達成


第五位階上位

 



 翌、早朝。


 昨日数える程の雲しか無かった空は、今日は薄曇りになっている。


 イヴ天気予報によると、今日は午後から曇り、明日は所によって小雨、明後日から雨が降り始め、明々後日にエヴァンスタ王国と隷国群辺りから嵐が上陸する。

 大体の場合嵐は魔割山脈を避けて通るので、このまま行くと、西に大きく逸れるか、東の湖ルゥスレルクを通過する……後は大陸中央の山脈が大きく抉れている地点、邪神が封じられていると思われる場所を通過する可能性もある。


 嵐が人為的に引き起こされた可能性は……無いとは言い切れない。

 何せ、大型の台風となると自然発生した物でもかなりの魔力や精霊を含んでいるし、精霊が変質して出来るミストやその上位種のクラウドが発生している。



 まぁ、人為的かどうかは近くに来てから確認しに行くとして、取り敢えず今は朝の現状確認だ。



 スノーブラックの兵士は相変わらず不眠不休で帝国南方の小国群を侵略している。


 本人の希望でルムを筆頭に据えた南方迷宮攻略軍は、副官のクラウが補助する事で、順調に制圧して行っている。

 流石に天才を自負するだけありルムの采配は非常に優れているが、未熟な部分も多く、それをクラウが言葉巧みに貶してコントロールしていた。


 偶にクラウが褒めると、『と、当然なのです』とか言いつつ嬉しそうにしている。

 ……クラウはやはりラスボスだったか。



 東方の支配に向かった黒霧と精霊帝達は、特に障害も無いので順当に行けば昼にも支配が完了するだろう。


 ロッテを指揮官とする東方迷宮攻略軍も、今日一日あれば8割前後の攻略が可能だ。


 彼等にはターザハルダの境界に配置していた魔物の軍勢や人形劇のアーシアことユヅルもといユズルから徴収したドールを付けているが、戦略的視点でそれらを操る事が出来るのは、黒霧を除いたらロッテくらいしかいないだろう。

 次点はナーヤとハーカ、後ネィもギリギリ扱えそうだ。


 残った2割は、ちびっ子隊とそれを引率する黒霧にやらせる事とする。



 西方の生産、防衛、各部隊は、どちらも有事に備えて待機、及び資材や製品の大量生産と研究開発を進めている。

 特に、鉄の生産は急ピッチで行われ、得られた金属は黒鎧騎兵団などの装備精製や、イコル君達の増殖に使われている。


 神霊金属の『神珍鐡』であるイヴ・イコル達には、魂魄に接触して無理なく増殖する様に伝えてある。

 彼等は鼠算式に増殖するので、無理なくとは言っても増殖力に生産力が追いついていないのが現状だ。


 遠慮無く装備に使うとしよう。




 ……さて、配下の子達は支配、攻略、生産、防衛其々に向かって行った。


 僕は転生者達の教育でもしてよう。





 各地から掻き集めた人間の転生者、及びそれに準ずる力を持つ者達。


 その数およそ3000。


 更に、リベリオンのバックアップをしている者達や、リベリオンと志を同じくする勢力、およそ5000。



 これら合計8000名の各種処理を、午前中に終わらせた。



 全員に黒鎧騎兵団と同程度の情報群を送信し、8000名の基礎戦闘力を底上げした他、3000名には黒鎧騎兵団よりワンランク上の装備を支給し、5000名には同格の装備を支給した。


 更に、リベリオンの精鋭を蘇生するついでで、8000名の体を改造しておいた。


 リベリオンの精鋭達は、頭こそ綺麗なままだが、体は其々バキバキだったりぐちゃぐちゃだったり穴だらけだったりしたので、折角だから強く作り直してしまおうと思ったのが事の発端である。


 先ず、彼等の肉体に魔物同様の特殊器官、魔石を植え付けた。


 本来魔石と言うのは、魂魄の代わりに不可能を可能にする為の器官だ。

 種族固有の能力なんかは魔石による補助を受けて発動可能になっている場合が殆どである。


 埋め込んだ魔石は精々ビー玉くらいの大きさしか無いが、ゴブリン等の魔石が小指の爪くらいなので、本来魔石器官が不要なただの人間には十分過ぎる強化装置なのだ。

 能力は、魔力タンクと身体強化(フィジカルブースト)系の肉体性能上昇、致死級の怪我を負った場合の緊急回復など。


 最後に、ダメ押しで神血(イコル)をちょこちょこ投入した。


 流石の僕でも覚醒処理(レヴナイズ)だけは、消耗が激しいので、皆頑張って働いてMC(マナクレジット)を稼いで欲しい。


 なに、転生者なら適当にパーティーを組んで迷宮攻略してくれれば、100万なんて直ぐ貯まるさ。

 ……まぁ、彼等が肉体の調整を終える頃には、大陸南部にはもう帝国にしか迷宮が残っていないだろうが。



 彼等の軍団は、やがて全員が『神代転生者(エインヘリヤル)』になる事を願い、『英霊の集い(ヴァルハラ・ナイツ)』とでも呼ぶ事にする。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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