第168話 捕まったら最後……
第五位階上位
《【伝説クエスト】『槍道仙』をクリアしました》
《【伝説クエスト】『弓道仙』をクリアしました》
《【帝国クエスト】『帝国三大公:悪魔竜』をクリアしました》
様々な諸業務をこなし、どうにか昼食に間に合わせる事が出来た。
『黒鎧騎兵団』含むいくつかの兵団は隷国を侵略中なので、本日の昼食は人数少なめである。
クエストクリアで入手した物は、スキルポイント9P。神子結晶9個。『仙槍・勇気』『仙弓・矜持』『悪魔の群』。
喰われたリベリオンの魂は、全て無事回収する事が出来た。
完全で安全を意識しての施術だったので、ベルゴの魂はズタズタになったが、一応死んではいない。
システムの判定上では死亡扱いだが、その魂魄の深奥、魂の根源たる核の部分は無事なので、蘇生したら大きく弱体化するだけで済むだろう。
同調するのが面倒だが、記憶の選別をしなければならないので蘇生は後日とする。
また、リベリオンのメンバーも同じく判定の上では一度死亡した事になる。
この事から、ゲームクリアにはリベリオンは不要であると判断する。
流石にユウイチやティアーネ含む選抜メンバーが死んでいてもクリア可能とかは無いだろう。
帝国の転覆か邪神の討伐。或いはその両方と考えて行動する事としよう。
新たに確保した生物資源の方は、優先教育を施した賢者の直弟子達の教育を完了している。
カーナシア・フィエルテは、負の侵食が比較的少なく、帝国に与していた理由も何かしらの野望と言う訳では無かったので、教育は簡単に済んだ。
彼女はマハーカの事を愛していたのだ。
対するマハーカ・クラージュは、同じく負の侵食はそう多くない。帝国に与していた理由は、人手を確保し魔境に向かう事。
そう、彼はアニスの事を愛していたのだ。
ついでに言うと、基本的にアニスは戦闘にしか興味が無く、同じくアジェも暴れ回るのが好きで他者の心の機微には疎い。そしてナーヤも何だかんだ言って朴念仁だ。グルガスは気付いてるが興味は殆ど無い様である。
まぁ、そこら辺は放っておいて問題なかろう。
続いて、バーチス君。
彼は合成獣の研究者であり、何かと地下に何かあるルベリオン王国の合成獣研究施設に関わっているのは間違いない。
彼が合成獣を研究するのは、幼き日の憧れ、己が手で最強生物を作ると言う目標を達する為であり、それをなすが為に凡ゆる悪事に手を染めるのも厭わない。
まぁ、負の侵食を受けているからと言う部分もあるが。
性質的にはグラシアの研究者達に近い。
プリエール姉妹は、小さい方の安定化を図った。
ヤカルナ・プリエールが禁忌の魔女と呼ばれたのは、妹が死んでしまったからだ。
どうにかしてそれを蘇生する為に、ヤカルナは魂の研究をしていた。
ヤルルカの方で魂が絡まっているのは、ヤカルナが蘇生を失敗したが故である。
と言う訳で、ヤルルカの魂を安定化させる事にした。
やった事はそう難しい物でも無い。
魂が絡み合う以前の記憶を共有させ、ヤルルカと章にある蟠りの何もかもが溶けて消えるまで対話をさせて敢えてシンクロ率を高める事で、魂魄に生じている拒否反応を最低限に抑えた。
その後『擬似加護』と僕の『魔覚』を用いて、2人の魂の絡み合った部分を綺麗に融合させたのである。
要は、めーたんと同じにした訳である。
後は、2人の魂の歪みが元に戻るまで待って、回復したら切り離せば良い。
しばらくは歪みが原因で疲れやすい為、2人は日に2〜3回入れ替わる必要があるだろうが、急死したりする事はまず無いだろう。
ヤルルカと章を救った際、副次効果としてヤカルナが生涯の忠誠を誓って来たが、そんな物は僕の配下となった時点で備わっている機能なので特に意味は無い。
と言うか、死んで逃れられると思うならそれは大いなる間違いである。
次に、比較的優先な調査教育対象であった、青葉このみとミルクリス。
此方は、予定通りミルクリスに最低限の教育だけを施し、このみは強者なのでしっかりと教育を行った。
若干陰があるのは過去が過去だけに仕方ない。
能力柄2人は一心同体なので、離して運用する事は出来ない。
後は……ミルクリスちゃんがちょっと強めに拘束されるのが好きな以外は特に問題無い。
帝国十傑は、入念な教育と浄化が必要なハルソンとムンディスを後回しにして、アーシアの教育を完了した。
アーシアこと鳳凰院結鶴瑠は、前世は6つの頃に死亡し、今生は帝国の歪んだ教育も何のそのと優しく育った。
惜しむらくは視野が狭い事と頭が弱い事か、転生してからは最低限の学びの場しか与えられなかった為か、彼女の刻が6歳で止まってしまったかの様に容姿も心も幼いままだった。
まぁ、僕の配下になったからには、彼女もすくすく成長する事だろう。
最優先の教育と調律が終わった後は、精霊帝達を幼児化して早期回復を図った。
この後は昼食である。
他のメンバーが出払っている為、幼児率が極端に高くなった昼食会である。




