第119話 運命的な事もままある
※630万PV達成
第五位階下位
捕獲した帝国兵から話を収集する必要があるので、リベリオンがモンデシウル共和国へ向かうのは明日の朝とする。
残念ながら、ビアジーヌ・アンビシオンことアジェは良くも悪くも豪放磊落とした性格をしており、殆どの活動が負の化身にそうと分からない様に操られての事だった為、大した情報を持っていない。
同じく、帝国の三大公に数えられていたツァーリムことリムも、部下には程々に強い執着を持っているもののその他の事には興味を殆ど持っていないらしく、帝国の情報収集は芳しくない。
両者はきっちり汚染を取り除き、曲がった性根を記憶ごとこねくり回して適当に整えておいた。
◇
《【伝説クエスト】『盾道仙』をクリアしました》
【伝説クエスト】
『盾道仙』
参加条件
・グルガス・タンドレスを味方にする
達成条件
・グルガス・タンドレスを味方にする
失敗条件
・無し
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント2P
・道具『遊楽の神子結晶』×2
参加者貢献度ランダム報酬
貢献度100%
・武器『仙盾・慈愛』
《【運命クエスト】『三巨像』をクリアしました》
【運命クエスト】
『三巨像』
参加条件
・?
達成条件
・?
失敗条件
・?
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント1P
・道具『遊楽の神子結晶』
エルデホート港公国の王城地下牢獄、そこに4人の強者が投獄されていた。
1人は盾道仙『グルガス・タンドレス』。
後の3人は……『ハーチェス』『レオニール』『ベイラーダ』という名の青年達。
新しくクリアしたクエスト名からもしやと思って魂を解析したら……三巨像さん達と性質がほぼ一致した。
まぁ、こんな事もあるのだろう。
彼等の罪状は、不敬罪。
洗脳されていた王族に謂れのない罪を被せられて捕まっていたのだ。
グルガス氏は至って温厚な性格のお爺さんで、それ故に簡単に牢へ入ったのだろう。
万一そのまま処刑となったとしても、流石は盾の仙と言うだけあり肉体強度が桁違いに高いので、ギロチンの刃では殺せない。
彼等含む新しい戦力の教育は全て黒霧に任せ、その他の確認と整備を続けよう。
◇
『機械理論』の研究をしたい気持ちを抑え、クランゼル王国の完全平定を推し進めた。
王家や2つある公家、他の貴族に有力な豪商や各村の村長など、権力を持つ者を中心に併合し、その他の料理人や芸術家、冒険者などの一芸に秀でる者も回収した。
孤児院や養成学校などの若手が集まる施設の支援体制を整えたり、その他諸々の諸業務をこなして、後は全て黒霧にお任せである。
主な営業方針は、国民全体のレベリングと若手の職業訓練、街や砦の整備及び強化、新たな需要の作成と職業の斡旋などなど。
次に行ったのは、西方未開拓領域の開拓。
既に複数のドールやゴーレムを送り込み、クランゼル国内及び西方未開拓領域の迷宮をほぼ制覇したので、後は施設の設置のみ。
最西端の海辺には迷宮核を中心とした港を設置し、魚介類を養殖、と言うか増殖させて海産資源の生産を行わせる。
港の維持管理防衛には、迷宮核の他に黒霧の人型端末も配置し、更なる設備の増強と、一応人が住める様にも整えて貰う。
張子の虎的戦力として、見た目を綺麗に整えたプラントゴーレムを相当数徘徊させているので、並大抵の生き物なら手出しはしないだろう。
そんなこんなで夕食の時間だ。
◇
今回のメンバーは、寂しがり屋の白夜とそれに付き合う紅花、白夜の事が大好きなクラウにそれの護衛のロニカ、セロ、リーン。
それから睡蓮と茉莉花の母娘にルメール、テリー。
以上のメンバーで、採れたての魚介類をお好きな調理法で頂く。
海鮮丼にお寿司、カルパッチョなどの刺身。
貝類はそのまま焼いたり酒蒸しに。
煮付けやブイヤベース、フライなどもあり、中々に好評であった。
やっぱり子供は揚げ物が好きなんだよね。
栄養を気にせず好きな物を食べれる体は便利だ。
そんなこんなで夕食を摂り終え、次は……エルデホート港公国の整理と各種情報整理に公国内の迷宮探索。
まぁ、初動だけ弄れば後は黒霧に任せられるし、もう少しの辛抱だ。




