第101話 戦力把握 二
第四位階上位
先ずは人形およびゴーレム。
一番強いのは、プチジェムゴーレムズ。
レベル的には然程強くは無いが、大精霊級の金属をふんだんに使用して作られた魔導鎧を装備する彼らはその実物凄く強い。
唯一残念なのは、魔導核が魔結晶な点だ。
勿論魔結晶も膨大なエネルギーを秘めているが、それにしたって数値にしてレベル200程。
純大精霊金属の魔導鎧は全力活動で300〜400程の出力を発揮出来るので、魔結晶では少し力不足なのだ。
まぁ、数を増やして対応しているので何とかなっているが。
もう少し錬金術のレベルを上げたら、実験がてら魔結晶を上位変換してみよう。
うまくいけば宝珠の様な物が作れるかもしれないからね。
次に、オートマタ。
クラウ。ロニカ。セロ。リーンの4人に加え、新たにオートマタに引っ張られてオートマタへと進化した個体が数名。
家事ドールさんが進化した侍女のオルメル。
精鋭組から進化した、黒騎士ナヴァット。炎騎士ラダー。突撃騎士ケイロン。魔剣士アナイス。呪剣士スーリャ。
強力な装備を与えて進化した、双剣士デューク。猛毒機士ゾルダ。蟷螂機士マーセス。
合計13名のオートマタは、優先的に専用装備を整える予定だ。
続いて3体のゴーレムズ。
ロボティクス・ゴーレムズは、各節毎に魔結晶を仕込み、全身を魔賢鋼へとランクアップさせた。
フォートレスシルダー・ゴーレムズは、同じく魔結晶を仕込んで体を魔賢鋼へとチェンジした。
スワンプ・ゴーレムズに関しては、鋭い針や魔法の板を仕込んだままである。
同3体は現在人形魔女の家から西側、未開拓領域の深部へと移動中であり、特にスワンプゴーレムは森の全面を覆う様に進む事で迷宮を探索し、発見し次第マーカーを設置している。
最深部である海辺へと到達したら、其処に仮拠点を作る予定だ。
30体のゴーレムと129体のドール達は、3体のゴーレムズが発見した迷宮を攻略中となっており、新たに作成した合計500体のドールが、一部は村や町の防衛を行い、その大多数がロアの群れと共に帝国軍を監視している。
ルメール配下のプラントゴーレムとポイズンスライム達は、クランゼル国内の魔割山脈の麓から森までを探索中で、此方も迷宮を見つけ次第攻略している。
各迷宮は深部まで到達した後、転移のマーカーを黒霧の端末が飛び回り、迷宮核を次々と隷属支配させている。
最早全自動クエストクリアで少しずつスキルポイントが貯まっている状態である。
一方人の最強は、ナーヤ。
人と言えるか今一なのが、クラディとゼーレ。
この3名は戦闘は兎も角政治的な価値があるので、慎重に運用しなければならない。
その他の人間達は、主に子供を戦力として鍛え、大人は戦いを生業とする者以外は商売に利用する。
大々的にスノーブラックが店舗を出店させるのは、迷宮が産出する資源の量的な問題でまだもう少し先になる。
それまでに大人と一部の子供達にはある程度の護身術やスノーブラックの店員として恥ずかしくない立ち居振る舞いを覚えてもらう。
そして最後、戦力的には優秀でもどうしても動かし辛い戦力。悪魔一行。
現状予測される敵対勢力が悪魔の軍勢なので、ここは妙な警戒をされない為にも悪魔達は迷宮に引き篭もらせるべきだろう。
大将のテリオヌス・グラシアは、流石はルカナの親戚と言う事もあり、中々に優れた頭脳を持っている。
その他の大悪魔2体と上級悪魔10体、悪魔100体の軍勢は、一応は強いので来るべき戦いに備えて訓練をさせておく。
……そして、最後は死魂結晶に残されていた一つの魂。
無数の力弱き魂から力を搾取い取り、負の化身に触れて死した種精霊達の力をも喰らい尽くし、大きく変質した悪魔の魂だ。
死魂結晶に設定されている魂から力を引き出す機能で半ば壊れているその魂は、記憶が大きく損傷しているが潜在能力はかなりの物、上手い具合に記憶も削れているので、良い配下に仕上げよう。




