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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第?章 Another Chronicle 第一節 叛逆の追憶記

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556/1539

第54話 謎多き時代

※500万PV達成



第四位階上位

 



ロア LV18



バトルモンキー LV21



プラントゴーレム LV35



クレヴィドラグ LV55



 地下迷宮にはこの4種に加えてドールとゴーレム達を配備し、狩りを行って貰う。


 プラントゴーレムは、スキル『光合成』があるので、主に地上、虫や植物型魔物が多い樹海と、動物型魔物が多い森エリアを担当して貰う。


 ロアという名の大鹿達は、迷宮とディヴァロアの配下なので、餌やりの必要性が無い。

 適度に休みを挟みながら、小動物魔物が多い草原と、同じく小動物や鳥型の魔物が多い山エリアを担当する。


 クレヴィドラグは、例によって沼地エリアを任せ、生きたまま敵を食らったりして狩りをして貰う。


 最後、バトルモンキーとドール、ゴーレム達は、広い地下迷宮エリアで狩りをして貰う。



 地下迷宮と沼地エリアはゴブリンキングやカーリガンの様な強い魔物が出現する仕様なので、万が一という事があり得る。

 十分気を付けて狩りをして欲しい。





 久し振りに地上に出た。



「ここが……真の大地……!」

「……あんまり、変わらない?」

「……いや、変わるし。行き止まりなんて無いんだからな!」



 白夜と紅花は外の森や空を見上げて、約一名が興奮し。

 オートマタの4体と天殻樹(スカラフ)は、庭の端にあるお墓に黙祷を捧げていた。



「私の友達、オルメス。貴方に貰った名の下に、貴方の残した大切な物を守りましょう。ルメールの名にかけて」

「ぜんますた。げんますたはやさしい。あんしんして」

「……世話になった。何も出来なくてすまない」

「……仇討ちはなりました。命をお救い頂いた御恩、精一杯生きる事でお返しします」

「……どうか安らかに」



 祈りを捧げる5人を遠目から見ていると、ふと隣に極薄い気配が現れた。



『……迷惑掛けたね、小娘。後は頼んだよ』



 隣に視線を向けると、既に其処には何も無く、ただ仄かな魔力の乱れと小さな光の粒子が空に立ち昇っていた。



「ふむ……万事任せてくれて良い。僕は天才だからね」



 何となくそう口に出すと、何やら面白そうに笑う声の後に、『ありがとう』と言う言葉が聞こえた気がした。



「……」



 おそらく、僕にマスター権限を譲ったのは人形の魔女本人だったのだろう。


 遊技神がやったのかと思っていたが、そうじゃないのなら別に文句も無い。



「……ゆ、ゆゆゆユキ……」

「ん?」



 振り返ると、其処には白い顔を引きつらせ、目を見開いている白夜の姿が。



「い、いいい今、半透明なお婆さん——」

「——気の所為だよ」

「……そ、そっか。き、気の所為かっ! うん、気の所為気の所為キノセイキノセイ」



 白夜がプルプル震えて自分に言い聞かせている横で、紅花は空に昇って行く粒子を見上げているのだった。





 金貨46枚。



 これが僕が地下にいる間にドール達が稼いだ金額である。


 どうやら、10日の内に一度か二度くらいの頻度で直ぐ近くの村から人がやって来て、取引をしているらしい。

 内訳は、30枚が初級ポーション100本分。10枚が村の護衛料。6枚が村で使う常備薬やちょっとした食料や子供に言う事を聞かせる為のおやつなどだそうだ。



 ルベリオン王国語に良く似た文字で書かれた納品の明細書に目を通し、とても気が効く家事ドールさんが淹れてくれた紅茶を啜る。



「……熱い(あひゅい)



 おかしい。強くなった筈なのに熱い。


 治癒能力で直ぐに回復する舌は兎も角として、家事ドールさんに金庫から全てのお金を持ってくる様に告げ、僕は僕で文字の解析を続ける。

 まぁ、ルベリオン王国言語と殆ど違いは無いので、前より時間は掛からないだろう。



 他のメンバーには方針が纏まるまで裏庭で訓練をしている様に指示してあるので、手早く情報を調べ上げる必要がある。

 その点、インベントリと画像スキルの相性は良い。

 インベントリに仕舞った本を画像で表示して、情報を取捨選択する。



 午前中には今後の活動方針が決まるだろう。





 家事ドールさんが持ってきた収納袋(マジックバック)から金貨を一割程金庫に戻し、インベントリに仕舞った。

 長い間取引を続けていた様で、金庫には大量の金貨が収められていたのである。


 その総額は、真銀貨10枚は下らないだろう。


 これで今後の活動資金は得られた事になる。



 先ずは現状確認。



 ——ここは滅びたベルツ大陸で間違いない。



 大陸の北側には魔境が、南側には人の領域があるそうだ。

 この家は場所的には人間の領域の最西端とも言える位置であり、ここより西には人が住んでいない。


 位置も魔境とほぼ接する場所で、北の然程厳しくもない山を越えて直ぐにS級魔境『灼海』が存在している。

 『灼海』と言えば、ザイエ曰く、精霊蟹の生息領域である危険地帯だ。


 人間の領域はここから南東に向かった先にあり、南や南西にはほぼ未開拓の森と山がある。



 そして、大国の名前はルベリオン王国では無く、ルベリオン帝国ですら無い。



 ——ルステリア帝国。



 更に衝撃の情報は続く。


 先ず、この家の元主。名をオルメス。



 ——賢神グリエルの弟子である。



 賢神グリエルは今の時代存命中であり、情報が確かなら今はアルバ大陸にいる様だ。



 次に、ベルツ大陸東の端。其処には魔王と呼ばれる存在がおり、魔王配下の強力な魔獣が人間の開拓を拒んでいる。

 別に人間を殺している訳ではなく、普通に拒んでいるだけらしい。



 そんな魔王領の魔王が——



 ——魔皇ルヘーテである。



 更に更に、大陸南西、此処からずっと南に進んだ所、ほぼ未開拓領域で森と山があるその場所には、女神が住んでいるとされる山がある。


 その女神は純白の8枚翼を持ち、頭上に輝く光輪を持っている。


 その女神の名は——



 ——アシュリア。



 ……うむ。


 賢神グリエル、魔皇ルヘーテ、熾天使アシュリアの存命。


 国の名前がルベリオンではなく、公爵家の名前であるルステリアとなっている事。


 おまけに天殻樹(スカラフ)の名前がルメール。



 ベルツ大陸が滅びた際に、殆どの書物や人が闇に呑み込まれてしまったので、それ以前の歴史が定かでは無い。

 是非全て調べたい所である。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
― 新着の感想 ―
あぁぁぁ!!どんなんか忘れたぁぁ
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