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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第?章 Another Chronicle 第一節 叛逆の追憶記

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第52話 次なる戦いに備えて

第四位階上位

 



 差し当たって午前中に新アイテムの配布と強化を行い、午後に迷宮の整備、地上周辺の探索は明日行うとしよう。


 取り敢えずは入手アイテムの再確認から。



 先ずはヒドラの宝物箱。


 七頭の黒蛇が巻き付いているデザインの大きな宝箱に入っていたのは、『蛇剣』『浄毒のペンダント』『死毒の宝珠デッドリーポイズンオーブ』。

 蛇剣がダブってしまったが、合成して強化するので問題ない。


 宝珠(オーブ)が手に入ったのはラッキーだった。



 続いて天殻樹(スカラフ)の宝物箱。


 大樹とそれに寄りかかる美女が彫刻された大きな宝箱には、『天空扇・スカリファ』『天壁盾・セルノフ』『天崩杖・ジエラ』『天殻樹の精霊装』『植物魔法のスキル結晶』。


 三種の武具はどれも程々に強い性能で、誰に装備させるかは悩みどころだ。



 次は2鬼の財宝箱。


 白夜の箱は、白に青の装飾が施された綺麗な箱で、スタイルの良い白夜っぽい顔付きの美女が彫刻されている。

 紅花の箱は、赤に黒の装飾が施された禍々しい箱で、体型が白夜に近いが紅花っぽい顔付きの美少女が彫刻されていた。


 まるでお互いの願望が反映された様なデザインだ。

 白夜は言わずもがなだし、紅花は白夜の事が大好きだからね。


 唯一疑問なのは、これらの品を誰が用意しているかだが……遊技神ならもっと面倒くさい感じになる筈だし、遊技神とは別の神類が関与しているのだろうか?


 宝箱の中身は、白が『涙の鬼面』『偽りの白』『虚勢の黒』。赤が『嗤う鬼面』『無尽の癒布』『狂封の手套』。

 それぞれ、鬼面はそのまま鬼の面。

 白と黒は高い魔法耐性を持つフリフリのドレス。

 癒布は包帯、悠久の包帯の下位互換。

 手套は狂戦士状態を強化だけ維持して狂うのを無効化する手袋。何故か右腕分しかない。


 肌見せNGの僕には丁度いい装備なので、纏めて使わせて貰おう。



 最後、鹿二頭の財宝箱。


 二頭の角をモチーフにしたデザインの宝箱には、『天翔靴』『猛進のブレスレット』『重力の指輪』『反重力の指輪』が入っていた。

 まぁまぁ使える装備だ。……無くても全く困らないが。



 どの装備も格としてはレベル100〜300と言った所で、配下達には丁度良い装備と言えよう。

 とは言え半分以上は僕が使う予定だ。


 大きな力を持つ存在と言うのは往々にして危険視される物。

 人間に会った際に装備の能力だと言い訳する余地を作る為、装備品の殆どは僕が使う事にした。





 味方のドール達は、装備の金属を属性金属から精霊金属に昇華した。


 進化したおかげか昨日の疲労感が嘘の様に無くなり、レベルが上がったおかげで精霊金属を錬成しやすくなったので、想定していた程の疲労感も無く強化を終えられた。

 迷宮の整備が終わり次第ゴーレム達も竣工させて行こう。


 と言う訳で、昼食の用意が出来たから食べる連中は食べてしまおう。



「ユキ」

「気の所為だよ」

「いや、それもう良いしっ! 私だって直ぐに大きくなるからなっ!」

「……ますた」



 クラウは僕に声を掛けると、静かに首を左右に振った。



「むきぃーーっ!! 文句あるなら言えしっ。何も言わないのが一番ムカつくぅっ!!」



 何だかんだ言ってクラウは白夜の事が好きなんだろう。

 白夜は身内の中ではクリアに近い、普通の人間っぽさが滲み出ている所が僕も好きだ。



「——で、どうしたの?」

「うぅ…………さっきまで何やってたのか聞きたかっただけなのさ」

「ふむ……金属加工?」



 何をやっていたかと問われれば、そんな所だろう。



「それは見てれば分かるさね。どうやってやってたのかって事さ」

「……簡潔に纏めると、属性変換した高密度魔力で金属を包み込み、金属自体に宿る属性魔力の密度と質を押し上げて定着させるだけだよ」



 原理的には進化と何も変わらない。


 白夜は全く分かっていない表情でコクコクと頷いた。



「フムフムナルホド。それは私にも出来たりなどは……」

「今の白夜なら魔力感知能力や操作能力を鍛えて行けば出来るだろうね」



 並大抵の生物では無理だが、魔法型の進化を遂げた白夜になら出来ない事も無いだろう。



「それじゃあ気力、じゃなかった、魔力を上手く操作出来る様になればユキみたいな事も出来るって事か」

「理論上はね」

「よしっ」



 大きな声で気合いを入れた白夜は、早速とばかりにオドコントロールをし始めた。



「……ますた、びゃくやはおひるごはんいらないみたい」

「そう——」

「——いただきまーす!」

「だね、片付けようか」

「いや、食べてる!? 食べてるからっ!」



 冗談だよ。





 迷宮の改造は直ぐに終わった。


 そもそも迷宮を支配したとは言え、ダンジョンマスターのスキルが無ければDPの総量も確認出来ないし、無限生成可能な魔物の種類も分からない。

 言うなれば迷宮と言う存在を隷下においただけの状態なのだ。


 魔法使いを奴隷にしても主人が魔法を使える様になった訳では無いのと同じ事である。



 やった事と言えば、地下迷宮エリアのボスとその取り巻きやその他一部の魔物を永遠に抹消した事と、素材効率の悪い敵を出ない様にして他の敵を出やすくしたくらいの物だ。

 後は、全エリアに設置された鉱脈を全て草原に移して採掘をやりやすくしたり、設置型の銀と金の宝箱を草原に移して回収しやすくした。


 設置型の宝箱は日に一度お宝が補給される便利なアイテムなので、それが苦労なく回収出来るのはありがたい。



 一時間も掛からずに迷宮の改造が終わったので、次はスキルの取得を行おう。



 現在のスキルポイントは95P。


 先ずは錬金術、23Pで偽造生命(フェイクライフ)を取得。

 続いて従魔術、16Pで接続(コネクト)を取得。

 更に、インベントリからの派生で26Pで自動回収(オートコレクト)を取得。


 必要スキルポイントが微妙に少なくなっている理由は、おそらくスキル多用によりスキル自体が成長していたからだろう。

 或いは、その能力そのものに理解が及んでいればスキルが成長し易くなるのかもしれない。


 新しい能力を取得したおかげで 次の能力が解放されたが、生命創造(クリエイトライフ)配下操作(コントロール)も必要スキルポイントが多いので取得出来ない。

 合計で100Pも必要とか……他の迷宮もガンガン攻略しないとね。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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