第12話 最後の確認
第七位階中位
興奮しつつしょんぼりする面倒なルカナをナデナデスリスリしてから次の確認に移る。
今ルカナは鬱陶しげにパフィ子達と戯れている。
先ずは合成獣達。
キマイラは、獅子の頭が炎のブレス、蛇の頭が猛毒のブレスを吐き、山羊の頭が様々な最上級魔法を使う。
特筆すべき点は『捕食再現』と言うスキルだろう。
このスキルは、捕食した生物の能力を再現すると言う、謂わばリッドの下位互換的な能力だ。
どこまで再現出来るのかは要検証である。
グリフォンは、鷲君同様風の魔法を使う魔物である。
鷲君と違う点は、耐久力の高さや『王威』スキル、『金剛』や『剛力』などの肉体強化系スキルが多くある事だ。
スピンクスは、土や水の魔法を使う他、『王威』は当然の事『身体強化』や『高速再生』、『回復魔法』等、兎に角持久力が高い。
マンティコアは、闇属性や毒属性の魔法を使える他、『再生』や『身体強化』を使う。
速度上昇系のスキルが多数あり、主に毒殺が主軸のスキル構成である。
アメミットは、例によって魂喰みの力が特筆すべき点。
その他に土や闇の魔法を行使可能で、高速再生や身体強化も使える。
タラスクは、肉体強化系のスキルが多く、『金剛力』を取得している。
『高速再生』などの再生スキルがある為、その力量は、単純に強い。
硬くて早くて力強く、少しでも放置すれば即座に回復してしまう。
図体もかなり巨大なので、討伐は困難を極めるだろう。
続いて妖精。
小人や妖精の民達には経験値を分配していないので、そこら辺に関しては追い追い、インヴェルノに迷宮を設置する事で解決しよう。
確認すべきは、進化したリェニだ。
能力は単純上位互換。
彼女は植物などから妖精を生み出す生産系スキル『妖精誕生』を持っている。
続いて獅子親子、姉妹は確認不要。
パフィ子達は現在進行形で進化中。
星珠のシュフォールやキットは特に成長せず、キット配下のラプレーヌやその指揮下にあるぬいぐるみと鎧にも変化なし。
その他、聖域化が進行中の地下墓地にいる骨ゴーレムや天兵も変わらず。
エイジュやエルミェージ、インヴェルノのエルフ達も変わりなく。
配下の確認はここまでである。
◇
リスティアをざっと見た所、現在の攻略者達の進行状況はステージ4まで。
どうやら全体的に逃げ惑う構成だったのが影響してここまで時間が掛かったらしい。
特に時間が掛かっているのは海鮮ステージ。
時間が掛かった理由はそれらだけでなく、大剣士はレベリングエリアが解放される度に一度集合し、50人全員でボス戦をしている。
万全を期してボスに挑むのは良いのだが、あまり苦戦していないのは頂けない。
今日はステージ5までクリアしてから、一度撤退する様なので、明日の朝はステージ5以降を作成するとしよう。
最後に、鍛錬島での本日の成果。
宿屋は全て満室。
1人部屋が1000マナで150部屋。
4人部屋が3000マナで30部屋。
カプセルホテルの様な小部屋が300マナで570部屋。
合計41万マナ貨幣。
料理屋は、500マナ均一で食べられる下位料理が殆どだった。
1000マナ均一の料理は、大体3時間発動する下位バフが3つ付く料理で、これも少し出た。
合計155万マナ貨幣。
薬は、ポーションが、初級、下級、中級が販売した物全て出て、上級が少し売れ、合計150万マナ。
ポーションに類似する塗布剤と言う魔法薬は、初級、下級、中級が全て出て、合計127万マナ。
マナポーションは、初級、下級、中級が全てと上級が少しで、合計312万マナ。
その他、毒薬や解毒薬がちょこちょこ売れて5万マナ。
総計594万マナ貨幣。
魔法雑貨は、魔法石が最下級、下級、中級全て出て、93万マナ。
魔法符も同じく最下級、下級、中級全て出て、108万マナ。
使い易い様に加工した光源の指輪が全て出て、30万マナ。
その他様々な雑貨が売れて、総計261万マナ貨幣。
武具は、魔鋼製の武具がお高いからか売れず、合計492万。
全て合計すると、1543万マナ貨幣になる。
鍛錬島にやって来たプレイヤーは3000人前後なのでこんな物だろう。
配下の皆を迷宮に派遣し、今日はもう終わり。




