第10話 配下の確認・アニマルズ
第七位階中位
アニマルズ最初は、鷲君。
巨大化の道を行く鷲君は、正しく非常に巨大である。
今は小型化しているが、そもそもその小型化の能力はアイやリッドに影響を受けて取得された物だと推測出来る。
本来の大型魔物は小型化の力が無い筈なのだ。
鷲君は小型化の能力に加え、風属性魔法の上位互換、疾風魔法と嵐魔法を取得している。
嵐の力を翼に宿して羽ばたけば、それだけで大きな災害が発生するのは間違い無いだろう。
次は四熊。
ジェノサイドベアーは『王威』と言う威圧の上位らしきスキルを持ち、更に上の『覇王威』と言うスキルを持っている。
これは実はメロットも持っているスキルなのだ。
効果は、どうやら敵を威圧しつつ身体能力を向上する物の様で、見た目にはオーラを纏っている様に見える。
再現は可能だが……オーラとは詰まる所制御仕切れないエネルギーが外に漏れ出してしまう物の事。
要するに、オーラ=無駄である。
魔法を肉体に当たる直前に防ぐ、などの効果もあるが、オーラを完璧に統率出来るなら直撃しても防ぎきれる筈なので、ジェノサイドベアー君には魔力操作の修行をして貰うとしよう。
尚、メロットはそこら辺自由自在に操作している。
だらけている様にしか見えないのに底知れない子だよね。
鬼獄熊大王は、小型化が進んでいる。
しかし、小さくなった分密度が向上しており、その身体能力はレーベ氏の下位互換と言った所だろう。
能力は『魂喰み』と同じく魂魄に直接作用する凶悪なスキル、『魂葬』を持つ。
どうやら、毒を持って毒を制するのが鬼獄の真髄らしい。
魂葬は、闇属性の力を用いて不浄、または負の化身と戦う為の力なのだ。
それに付随する効果として、魂魄に直接ダメージを与える様な力が備わっているのだろう。
レガリアベアーは、クラウンベアーの単純上位互換であり、結晶の密度が向上している。
秘める魔力を一息に解放すれば、数十秒くらいはレーベ氏を圧倒する事が出来るかもしれない。
だがまぁ、彼の魔力操作スキルはそれを行えるだけの力が無いので、僕が介在する必要があるだろう。
一応は『結晶解放』と言うスキルを持っているが、『王威』と同じ様にオーラが漏れ出してしまうので、しっかりと魔力操作の訓練を施さなければならない。
最後、グランドベアーは、土属性魔法の上位互換、地魔法。大地魔法を取得している。
巨体と『高速再生』のコンボは凶悪の一言。
次、六鹿。
大仙鹿は、白くて長い毛を持つ大きな鹿で、強力な仙術を使うのは言わずもがな。
グラビティディアー・ロードは特に変化なし。
天閃鹿は超高速で空を駆ける事が可能で、顕雷鹿は新たに雷属性魔法と雷鳴魔法を取得している。
ペリュドン・ロードは、より多くのペリュドンを魔導生成出来る様になった。
リゼルコルン・ロードは相変わらずメルヘン鹿。
体から生える草花は、後で採取しておこう。
次、七猪。
グランドボア、大仙猪は、熊や鹿と同じ様な能力構成。
ドラグボアは、どうやら所謂竜変種と言う物らしく、竜の鱗と牙を持つ猪になった。
鋭い針毛は健在で、竜鱗をも貫く竜殺しの猪だ。
アダマスボアは、ルーレンとアッセリアを殺し、ザイエに撃退されたアダマスボアの事だろう。
何百年も前の話なので、アダマスボアが今もまだ生きているのならば、敗北を糧に更なる進化をしている可能性は高い。
天災猪は、大地震を引き起こす大猪。
噂のアダマスボアと同格なだけあり、単独で王都を壊滅させる事が出来るのは間違い無い。
空間を揺らすと言う性質柄、くらえば物質体領域の生物は大体即死するだろう。
スリーズルグタンニとヒルディスヴィーニは、空を駆ける金と銀の大猪で、破壊力重視と速度重視の二種である。
次、五蛇。
ザッハーク・ロードは、左右二つの首が装備品の『竜王の吐息』と『腐竜王の吐息』を取り込んだので、表記されないだけで種族的には亜種である。
取り込めた理由は、おそらく装備品の性質が似通っており、尚且つその格を追い抜いたからだろう。
彼自身は寡黙な所がありその実力は未だ判明していないが、ミルちゃんには劣ると思う。
風天蛇は、結晶状の角が生えて来たので、後は手足が生えれば龍種と言えるだろう。
角には風の力が凝縮されており、高密度な風精結晶の亜種になっている。
グランド級の二匹は、例に習って強力な肉体を持ち強力な魔法スキルを持つ。
エキドナのニュイゼは、メロットと似た様なスキルが幾つも追加されており、コンセプトが似通っているのだと分かるスキル構成であった。
即ち、異種族を誘引して従わせ、無数の子を成し軍団を率いる魔王である。
次、三狐は、進化していないので確認不要。
続いて六狼。
二種のフローズヴィトニルが、『王威』や『覇王威』を持つかなり強い狼夫婦。
森仙狼は配下の生成能力などが強化され、ナイトメアウルフ・ロードは変化なし。
ルーベルとミュリアは、それぞれ『限界突破』や『断罪の鉄槌』が使える化け物である。
見た目には特に変化無しだ。
次はゴーレム達やアルナン、白雪一行。




