第9話 配下の確認・地底湖〜アンデット
第七位階中位
次は地底湖で仲間になった子達。
先ずはラース。
古参組では唯一レベル限界になってしまった子だ。
完全な人型種族で、肉体強化系のスキルを多数会得している。
特筆すべき点は、やはり『限界突破』。
ルーベルもそうだが、これを使うと戦闘力が格段に向上する。
その分時間制限が短いのだが、それでも十分だろう。
同レベル間では、如何に限界突破を凌ぎきるかが勝負の分水嶺と言えよう。
次はクリカ。
進化していないので特に確認は不要だが、レベル上昇に伴って少し体が大きくなっているらしい。
サンディアは帝王級の吸血鬼へ進化し、『操血』『操影』の二種に加え、僕が所有する『水属性』『闇属性』『森属性』の三種の魔法を取得している。
僕の影響を受けて銀の因子を取得した子達は、僕の影響を受けて僕が取得しているスキルの下位互換らしき物を取得している様だ。
まぁ、サンディアは相変わらず楽しげに剣を振るっていて、魔法を使う様には見えないのだけどね。
続いてモルド。
属性進化せずに汎用的な進化を遂げたモルドは、エルダー級の亜竜だ。
今までの進化の軌跡から見て、竜種の進化の段階は、レッサー。通常。グレーター。ロード。エルダー。と続く様だ。
次、蜘蛛さん。
進化していないので確認は不要である。
力量から考えると次の進化でアルネアと並ぶ物と考えられるが、経験の差を考慮すると、蜘蛛さんはもうじきレベル限界が訪れるだろう。
進化するのが先か、レベル限界に到達するのが先かは僕には分からない。
いずれ丁度良い強者を見繕って戦わせる必要がある。
地底湖参入組の最後は、レイエル。
属性進化では無く魔術師型に進化したレイエルは、基本の水属性魔法に加え、その上と思われる水流魔法と激流魔法を取得している。
どうやら、段階的に属性魔力の質が向上している様で、起きる現象が似た物でも威力が大きく異なっている。
……ただ、魔法は基本の属性魔法があれば簡単に魔力を属性変換出来る様になるので、魔力の濃度を自力で上げられる僕にはそれ以上のスキルはほぼ不要だ。
まぁ、精神力を消費せずに濃度を上げられると考えると無駄ではないが。
次は、アンデット戦の時期に仲間になった子達。
先ずはわんわん軍団。
ネロは、ヘル・ケルベロスに進化し、能力はケルベロスの上位互換。
ここまで来ると魔力保持容量もかなり強大で、並大抵の魔法攻撃では小揺るぎもしない魔法防御を持つ。
七匹の犬魔王は更に属性に特化した進化を遂げ、各種属性耐性が向上した。
魔法で犬型魔物を生成出来る様にもなり、軍勢を率いる姿は正に魔王。
ライラプスと大聖天狗は、同じく其々の上位互換だ。
ライラプスはより魔力保持容量が増え、『神鳴り』の威力が向上。
大聖天狗は『聖なる光』の上位『神聖なる光』を使える様になった。
以前天使が放った『断罪の鉄槌』は、聖なる光系の魔法を束ねた物の事を言う様だ。
あの天使が実際に放ったのは神聖なる光なのだろう。
ミュリアは単独で断罪の鉄槌を放てる様なので、実はかなり凄い子なのだ。
次、三巨像さんは、大聖天銀になった。
大聖天、或いは大聖というのは、神ないし神の尖兵の事を言うのだろう。
また、大聖天銀は大聖精金属と呼ばれる金属の一種であり、格としては大精霊金属だ。
三巨像さんくらいの大きさの大精霊金属は、今の僕だとギリギリで作成可能だと思われる。
次はミルちゃん。
彼女は、能力の格としてはモルドと同格の竜だ。
経験から見るとモルドはかなり劣るが、裏を返せばモルドもしっかり修行すればミルちゃん並みの戦力として期待出来ると言う事である。
ミルちゃんは自力で人化出来るので、モルドもやがては人化出来る様になるだろう。
最後に、アンデット組。
ヘルロードナイト・亜種のアッセリアと、エンシェントワイズマンリッチ・亜種のルーレンは、既に生前の姿を取り戻している。
しかし、残念な事にその配下の人達は己を取り戻す事は出来なかったらしい。
一応彼女等の配下である事はしっかりと認識している様なので、僕の手で詳しく調べれば元に戻る可能性は高い。
これはなるべく早めに手を付けた方が良い案件だ。
多少精神力を消費する事にはなるだろうが、レベル300後半でカウントストップしているアンデット達のレベル制限を解除する事が出来る筈なので、手早くやっておきたい。
次はアニマルズだ。




