ユキの手記 魔法理論
現在判明している魔法の使用方法
・詠唱
・魔法文字
・魔法陣
・魔法紋
・舞踊
・思考
・スキル
・詠唱
言語による魔法。
使う言語に制限が無い事から、詠唱の目的は現象をイメージさせる事だと推測出来る。
ただし、言葉のイメージ強化だけで魔法を発動出来るとは思えないので、個人の力以外で何かしらの力が存在している可能性は高い。
・魔法文字
力ある文字を用いた魔法。
僕が調べた範囲ではその起源は分からなかった。
おそらく魔法文字には、神の加護、或いは文字その物への強い信仰が宿っているのだと推測出来る。
詠唱にはこれと同様の原理、所謂『言霊』の様な力が備わっているのだろう。
※信仰
・魔法陣
魔法文字や文字、文様を組み合わせた魔法。
力ある存在の名前を描いたり、魔法紋に類似した文様を描いたりと、発動される魔法が同じでも魔法陣が同じとは限らない。
複雑な魔法発動には、魔法陣と詠唱の二つを重ねるのが一般的。
・魔法紋
精霊を利用した魔法。
精霊の言葉が現象であるとしたら、魔法紋は精霊文字とも言える代物だ。
精霊自体が力の塊なので、非常に強力な魔法を行使可能。
・舞踊
体の動作による魔法。
別名舞魔法とも言われる物で、その魔法効果は基本的に複数対象。
その他に、手に魔力を通して特殊な型を形成する事で魔法を発動する方法もある。
・思考
所謂仙術の類。
鋭く鍛え上げられた精神力で魔力を変質させる事。
精神力を消耗して一段上の力を行使する秘術。
仮定:精神力とは単純な精神の力という訳ではなく、魔力に近い何らかのエネルギーだと推測。
要情報収集。
・スキル
魂魄へ魔法発動に必要な術式を刻み、それを通して魔法を発動させる方法。
僕の場合だと、錬金術の『合成』や、従魔術の『下位契約』『聖なる光』などが該当する。
この方法のメリットは、発動の意思のみで魔法を発動させる事が出来る事。
デメリットは、魂魄の余白をその魔法のみで埋めてしまう事だろう。
これに類似する方法として、武器や防具の魂魄に魔法を刻むやり方がある。
魔法を刻んだ武器や防具に魔力を通し、発動を念じれば魔法が発動するのだ。
◇
・信仰
負の心が負の力を生む様に、正の心は正の力を生み出す。
それはつまり、生物がそれを思考するだけで、極微量の概念魔力が生み出されていると考える事が出来る。
その事から、仮に神が実在しない宗教でも、永きに渡って信仰が集まる事により、神が産まれる可能性は高い。
言語に対する信仰と言う名の概念魔力が、積もり積もってやがて大きな力となり、今その力が魔法を発動させる為の助けになっている。のかもしれない。
◇
結論
魔法は究極的には精神力のみで発動可能だと思われる。
……これに関してはいずれ、信仰云々と合わせて良く検証する必要があるだろう。




