第10話 錬金術の検証
第三位階上位
取り敢えず、錬金術を鑑定して行く。
『錬金術LV9』
・下位変換
・上位変換
・合成《魔導》
・錬成《魔導》
・分解《魔導》
下位変換
一種のものを下位に変換する。
同種の道具を単体から変換可能。
上位変換
一種のものを上位に変換する。
同種の道具が複数必要。
合成《魔導》
一種のものを一つに合成する。
錬成《魔導》
複数のものを一つに錬成する。
分解《魔導》
一つのものを複数に分解する。
やはり、鑑定しただけでは分からない様だ。ならばやるしかあるまい。
先ずは合成だ。
インベントリから取り出したのは、山の様にある小指の爪程の魔石。
所謂、屑魔石と言う物だ。
コックローチエッグの魔石 品質F レア度1 耐久力D
備考:コックローチエッグの魔石。魔石《極小》魔力含有量が非常に少ない。
これを2個合成してみる。一応爺様にもらった錬金布を敷いておこう。
「『合成』」
ピカッと光りが輝いて、後に残ったのは一つの魔石と一つの石。
石《極小》 品質C レア度1 耐久力D
備考:元魔石の石。
コックローチエッグの魔石 品質E レア度1 耐久力D
備考:コックローチエッグの魔石。魔石《極小》魔力含有量が少ない。
品質が上がっている。
見てもわかるが、表記にある通り、魔力含有量が少し上がっていた。
大量のコックローチエッグの魔石を取り出し、合成。
コックローチエッグの魔石 品質B レア度2 耐久力C
備考:コックローチエッグの魔石。魔石《極小》魔力含有量が多い。
元々の魔力量が少ないせいか大量に合成しても品質がB。されどBである。このまま合成すればAにもなるだろう。
レア度も一つ上がり、耐久力も上がっている。量より質と言う訳だ。
コックローチエッグの魔石 品質A レア度2 耐久力C
備考:コックローチエッグの魔石。魔石《極小》魔力を多分に含んでいる。
品質Aのコックローチエッグの魔石を10個用意した。これと合成していない物とを上位変換してみよう。
魔石《大》 品質F レア度2 耐久力D
備考:元コックローチエッグの魔石。魔力含有量が非常に少ない。
魔石《大》 品質A レア度3 耐久力C
備考:元コックローチエッグの魔石。魔力を多分に含んでいる。
この差である。コックローチエッグの魔石の在庫処分の為に品質Aの魔石を量産し、変換する。
出来たのがこれだ。
魔水晶 品質A レア度4 耐久力B
備考:魔力を多分に含んでいる。
使用済みスキル結晶と同じ物。鑑定のレベルが上がったお陰か、分からなかった所が分かる様になっている。
魔石だけだと情報としては不十分なので、コックローチの甲殻も合成する。
ビッグコックローチの甲殻 品質A レア度2 耐久力B
備考:ビッグコックローチの甲殻。高品質な一品。
黒光りする甲殻がキラキラと輝いて…………。
◇
次は錬成だ、と言っても何をするのか分からないので取り敢えず出来そうな、折れた剣と剣先を錬成する。
鉄剣 品質C レア度2 耐久力C
備考:純度の低い鉄で作られた剣。傷が多い。
上手いこと出来たので、今度は直した鉄剣を纏めて合成してみた。
鉄剣 品質A レア度2 耐久力C
備考:純度の高い鉄で作られた剣。
鉄のインゴット《特大》 品質A レア度2 耐久力C
備考:純度の高い鉄のインゴット。
謎の金属塊《特大》 品質C レア度2 耐久力B
備考:複数の金属を含有している金属塊。
石《特大》 品質C レア度2 耐久力C
備考:大きな石。
他にも、石を複数取り出して、石の塊をイメージして錬成すると大きな石が。
石の板をイメージして錬成すると石版が出来た。
錬成の自由度は相当に高そうだ。おそらく合成も分解も似た様な感じで出来るのだろう。
錬金術が不遇な点は多分、必要スキルポイントが多く。必要な素材の数が多いのが理由ではないだろうか。
◇
次は分解だ。
分解するのは鉄の矢。
「『分解』」
光が輝き、現れたのは。
木の棒 品質C レア度2 耐久力F
備考:真っ直ぐな木の棒。
鉄の鏃 品質E レア度2 耐久力D
備考:純度の低い鉄で作られた鏃。
ワイルドホークの羽 品質C レア度2 耐久力D
備考:ワイルドホークの羽。矢羽として整備されている。
そしてこれを錬成すると鉄の矢が出来るのだろう。
その上、これらを合成してから錬成すると、高品質な鉄の矢が出来る。
勿論威力も命中力も上がるだろうし、おそらく矢に込められる魔力量も多くなるのではなかろうか?
錬金術の能力を纏めると。合成は品質を上げる。錬成は色々と自由度が高い。分解はうまく使えば良い物が得られる。
うむ、こんなところ……ん? 錬金術のレベルが上がってる、むむ?
『錬金術LV10』
・下位変換
・上位変換
・合成《魔導》
・錬成《魔導》
・分解《魔導》
・即席生命 15P
これは……爺様の能力の下位互換かな?




